雀影さんのレビュー一覧

1限めはやる気の民法 1 コミック

よしながふみ 

今読んでもちっとも古くない

今は亡きビブロス版
ビブロスが倒産してリブレになって、過去の本を次々新装版、再版している。
作品によっては、再編集したり、過去の本をそのまま再発売したりといろいろだ。

この本に関しては、多分どこも弄らず再発行
もう10年以上前の作品で、舞台は現代の大学だというのに、古びた所が見あたらない。
それだけ、普遍的なお話で、作品としてよくできているって事だ。

1

虜囚 プリズナー 小説

華藤えれな  あじみね朔生 

BLって「虜囚」ってつくタイトル多いよね

で、この本の「虜囚」は、監禁調教系の肉体的虜囚じゃなくて、
いろいろな思いに囚われる「虜囚」だった。
自分の中の思いに囚われすぎて傷つけ合ってしまう。
そんな人間の緊迫した愛憎劇
テーマは「危険で切ない再会愛」だそうだ(後書きより)

シリアスで、ミステリー風の展開だが、謎的なところは、読めば簡単にわかるので、ここは、けなげ美人の受けちゃん・琉加を、素直に応援しつつ読んだ。


2

アパルトマン2-時計- 小説

華藤えれな 

これでもう、柊一様には会えないの?

スレイヴァーズシリーズ中心の2008年の冬コミ新刊。
収録されているのは3編、収録順に
冥愛の鎖「犬と餌」
フリージングアイ「黒猫との邂逅」

そして、メインが
スレイヴァーズ長編「時計」
26歳の誕生日を前にした柊一と冴木のその後の物語。
15歳の時、冴木が渡せなかったあの時計を
夏に出した、同人誌アパルトマン と、全サのスレイヴァーズ完結記念本に入れられなかったエピソード。

3

HYDRA 11 コミック

宮本佳野 

10年かかったHYDEA完結編

10年の長い月日をかけて、ようやく完結したHYDRA 
伊東が竜を襲ったのをきっかけに、とうとう人見と竜は結ばれます。
しかし、その後、そのまま合うことなく竜は人見の前から姿を消してしまいます。
そして6年が過ぎ、
この6年後の世界がルールズにつながります。

同時収録「海の鳥籠/空のドア」
竜が人見達の学校に転校してくる前、初めての男・ステファンとの出会いと別れのお話。

{M…

2

恋姫(新装版) コミック

門地かおり 

思いは通じているのにね

最近立て続けに新装版が出ている、門地先生
表題作は14年前に雑誌に発表された作品

「恋姫」
歌舞伎の人気女形・優紀と座付き作者・秋川の長くもじれったい恋のお話。
BLの王道設定の一つ「寝てみて気が付くノンケ」もの。
「蚊帳の外」
書き下ろし。「恋姫」の続編

「2元中継でお送りします」
書き下ろし
野球部の監督と選手、このカップルの選手の方を好きだったチームメイトとそのルー…

1

ナイト・ウォーク コミック

宮本佳野 

一人超常現象

ちょっとホラー?

ルポライター・司の所にいつの間にか、いついてしまった、野良猫のような敦史、
敦史には危険を予知する能力があって、司に何かありそうだと、「耳鳴りのようなサイレン」が聞こえる。

1話「踊る猫たちの夜」
幽霊屋敷のルポのために、ある空き家に二人して泊まり込んだら、、、

2話「エイリアン・レポート」
家出少年は、エイリアンに攫われて来たと言い張って、、
唯さん登…

1

キネイン! コミック

えすとえむ 

えすとえむ風少女マンガ

今までのコミックス、外国舞台の話と、上手すぎる絵とで、確かにちょっと敷居の高かった「えすとえむ」
この本は、一応日本が舞台、それも表題作は「高校生」で「お隣」の「幼なじみ」
まさに、王道な古典的設定
それを「えすとえむ風」に調理したら、こうなった。

とにかく絵が上手いよね。
ちゃんと生身のモデルさんで訓練してないと描けない絵
顔の造作の描き分けもしっかりしている。

この絵を使…

1

男の花道 小説

木原音瀬 

「オタクもオカマもそんなに変わらない」ってそんな大雑把な

「ドント・ウォーリー・ママ」「脱がない男」に登場したゲイバー、ベルザウド・Sのママ、友晴のお話。
友晴は、友達の結婚式の帰り、偶然立ち寄った書店で万引きの濡れ衣を着せられて困っていたオタク青年を助けます。
その青年・松尾が、たまたま東山や甲斐谷と同じカ-ヴィの社員だったことから付き合いが始まります。
男の格好の友晴に松尾は素直に憧れて

友晴の普段のオネエでタチの顔と、松尾に見せる普通の…

0

吸血鬼と愉快な仲間たち 4 小説

木原音瀬  下村富美 

今度はハイジャック

吸血鬼シリーズ、第4巻
前回、リチャードを襲った犯人を追いかけていったアルが、逆にめちゃめちゃにされちゃったところで終わっていたが、今回はそれはあっさり(開始6Pで)片づけた。
シカゴでの仕事を終え、アルと暁、キエフ、マーサの4人は、シカゴからロスへ向かうがその飛行機がハイジャックにあってしまう。
人質となった暁、コウモリから人間に戻ってしまったアル、二人はいったい、、、

といっても、…

1

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

ここでの評判に納得

ちるちるさんで、やたら評判のいい本作
読んでみて、納得しました。
かわいらしい幼なじみもので、じんわりと涙腺を刺激する。
確かに、ここで評判になるような作品でした。

内容に関しては、もう皆さんがいろいろお書きになっているので、そちらを見ていただいて

これを読んでいて思ったのは、世代が一つ変わったのだなぁって事でした。
題材として同じ、幼なじみや、同級生を扱うにしても、例えば、杉…

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