雀影さんのレビュー一覧

FLOWERS コミック

宮本佳野 

乱れてる?

この1冊で独立した、同じアパート内の三角関係もの。

ぼろアパートに引っ越してきた大学生・亮
管理人をのぞいて、ほかに入居者は2人
画家のモデルをしている、本業造形作家・長い黒髪が雰囲気のある誠さん(ゲイ)
その誠さんと関係を持っているらしい、働きながら大学に通っている南野
自分がゲイかどうか思い悩んでいる亮は、ある日誠さんに誘われるままにセックスしてしまい、、
誠と誠のパトロンの画…

2

眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

ちっとも古くない

95年に雑誌で発表された、ご本人後書きに曰く「多分デビュー作」
確かに、最初の出会いがゲイ雑誌の「お友達募集欄」を通じての手紙だったり、携帯電話がなく、家の電話でしか連絡が取れなかったり、待ち合わせが喫茶店だったりと、風俗的には今とはいささか異なる。
でも、その辺の不自由さが、もどかしくっていい。
もどかしくって、懐かしい。
そして、とっても真面目。

興味本位の嘘の手紙で出会った二人…

5

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

ドラマCD とってもオススメです

皆様、お書きのとおり、傲慢で生意気な俺様男・北嶋が、本気の恋に落ちて、超乙女に変身してしまう
「BLでも、これはアリかよっ!」
みたいなお話ですが、
文章のテンポもあって、いつの間にかうっかり泣かされちゃったりして
「えぇーいっ、くやしぃーっ」
みたいなお話ですが、
これのドラマCD、とってもいいです。
北嶋:鈴木達央(たっつん)
牧田:安元洋貴
たっつんの北嶋は、最初の傲慢男の…

4

DOG DAYS コミック

宮本佳野 

表紙のブンがきれい

宮本作品の同人で始まった長いシリーズものは、サイドストーリーをいろいろ同人誌で出していたりします。
書籍化されたり、コミックスの新装版が出たりする度に、その一部は収録されるのですが、必ず全部入るとは限らないわけで、、

宮本作品に飢えると、避けて通れない同人誌
ブンのセミヌードも美しいこの本には
「DOG DAYS」
コミックス「NOT/LOVE」収録「LOTTA LOVIN’」に続く…

2

恋の記憶 小説

杉原理生  山田ユギ 

じれったさの試金石

杉原作品の基本
自分の心の中にある「恋心」の存在に、気づいて、受け入れるまで、延々と悩む主人公
のお話

今回の主人公、お相手は、親戚。
同い年の従兄弟。
このハードルの高さは、親友だと思っていた同級生や、幼なじみどころじゃない、
告白されても、周りのことばかり考えてしまう。
それでも、何となく、キスして、手で触れあって、でも、繋がり合うところまでは踏み出せなくて、それでも、離れ…

4

待ちて千夜の恋を抱く 小説

西野花  南国ばなな 

濃密エロの王道ラブロマンス

BLに限らず、恋愛小説は、結局「すれ違い」に尽きるわけで

すれ違ったまま、進めなくてグルグル、ジリジリするのを楽しむ作品もあれば、すれ違ったまま体だけが暴走していくのを楽しむ作品もある
これは後者の典型

大学卒業を控えて、サークル仲間だった九条に、長年の思いを告げた加賀。
九条は親友としての関係を壊したくないばかりに、加賀の告白を拒絶してしまう。
そしてそのまま疎遠になって、3年…

2

RULES 2 コミック

宮本佳野 

交錯点

トオルとアトリの出会い編
ヒカルさんと付き合うようになったユキ。
アトリは男同士の恋愛がどんなものか考え始める。
興味本位で、ユキとセックスのまねごとをして、ますます混乱したアトリは、ヒカルさんに相談する。
そこで、トオルを紹介されて、、、
2巻目では、ユキとヒカルさんは恋人同士として落ち着いて、トオルとアトリの物語が始まります。
最初は興味本位の体の関係だけで始まった二人ですが、だん…

3

RULES 3 コミック

宮本佳野 

ルールズ、最終巻

ハイドラ→ラバーズ・ソウルズ→ルールズと続いた長いシリーズも、一応これが最終巻
長いこと、絡み合ってきた糸も、それぞれの道へと広がっていく。
特に、「ラバーズ・ソウルズ」であんなことになっていたトオルが、アトリと前向きに生きていくラストににホッとする。
そして、ヒカルさんサイドからの、ユキとの出会い話でこの3冊分のお話の輪が閉じる。

0

NOT/LOVE コミック

宮本佳野 

ホルモンの奴隷

宮本作品は同じ登場人物のお話が、いろいろ展開するところがすき。
特にこの便利屋ブンのシリーズは、ブンの楽天的な性格もあって、ユルい感じで話が進むから、読みやすい。
この本の前半は、ラブ風味、ブンと大介の出会い編・再会編
後半がミステリ風味の便利屋稼業編
新装版にするにあたって、いろいろな本をまとめたので、前半と後半では味付けがかなり違う。
でも、「エンジェリック」とこの本が出たことで、ブ…

1

37℃ 小説

杉原理生  北畠あけ乃 

珍しく、最初からいっぱいしてます。

杉原作品は
長い年月をかけて、自分の心の中にある恋愛感情の存在を認めて、分かちがたい伴侶として共に生きていく道を選ぶ。
という、ジリジリ物のお手本のような作品が多い。
それが同級生だったり、幼なじみだったりすると、友達のポジションから、恋人になるまでの、何年にもわたる危うい心の揺れをジリジリと描き続けて、最後の最後でようやく結ばれたりする。
そんな中で、この作品は珍しく、最初にセックスだけ…

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