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真名子
雀影
恋をして、 なんとなく、うろうろと じたばたと ぐるぐると ストーリーはどの作品も、思いが通じ合って、恋人としてのお付き合いが始まるまでの、そんな心のアタフタをすくい取ったようなおはなし。 絵は適度にさっぱりで、でも、表情のかわいいところはかわいいし、全身の小さい絵ひとつとっても、ザックリ書いているようでもプロポーションの破綻がないから、かなりお上手だと思う。 このサックリした絵が…
安曇ひかる 水貴はすの
親友だと思っていたのに、高校卒業目前に交流の途絶えてしまった弦。 あの日から10年。 長い間自分を育ててくれた祖母の葬儀の日、二人は葬儀社の管理職と争議の喪主の息子として再会します。 勤めていた会社が倒産になって職探しをしている泰知に、弦は自分の葬儀社で働くように誘います。 葬儀社というお仕事の特殊性に加え、当て馬麻倉や、枕営業を迫る病院の事務長、加えて弦の祖父と泰知の祖母との因縁など、盛…
小嶋ララ子
今回は耳付シリーズ 表題作、交通事故で死んでしまった飼い猫が、耳付の人型になって帰ってくる話。 設定はすごくファンタジーなんだけど、ネコだったどらすけの性格とか、造形がすごくよくて、幸春と一緒に、すんなりどらすけの存在を受け入れて読めた。 また、この繊細でふんわりとした絵だから、こんなファンタジーな設定がすんなり受け入れられるのかな。 他にも短編が2本、大学生同士のお話と、バイ…
鈴木ツタ
このシリーズの、前の巻を読んだのが2年以上前。 本そのものは前の巻から1年ちょっとで出ていたのに、続きが出ていたのを気付かなかっただけなんだけど。 というわけで、紡とクラヨリ様のことはすっかり忘れていた私。 で、ここでも、かわいい、じいさまの、天然受け。 クラヨリ様、見た目はキレーな和風のイケメンお兄さんで、中身は自称60のじいさま、でもなんとなく子どもっぽくてという、なんだか最強…
崎谷はるひ 蓮川愛
そこはもう、元の場所じゃない。 慈英の記憶さえ戻れば、元通りの生活に戻れると思っていた臣。 ところが、事はそんなに単純ではなくて、臣の記憶だけを失っていた間の事を、臣は、そして何より慈英はしっかり覚えています。 そのことに加え、慈英にはアメリカのエージェントとの問題も持ち上がり、二人の間には微妙な距離とすれ違いが生まれてしまいます。 そんな微妙な緊張感のただ中に、三島がある人物を預かっ…
ありいめめこ
本当にオレのことが好きなのかー? って帯の通りに、見た目偉そうなのに実に子どもっぽいいじめっ子愛情表現しかできない攻め君(年下現役大学生)と、見た目通りの幼稚でちょっと残念な思考回路の保父さん(あまりお仕事はできない)の、意地の張り合いラブもの。 男同士、無駄に意地張り合って、見栄張り合って、すったもんだはBLのお約束だけど、目つき悪い言葉足りない子どもと、キャンキャンうるさい考え足り…
ARUKU
ARUKUさんの作品、前作でも思ったけど、この作品も、物語として、とってもおもしろい。 舞台は、地球を遠く離れた植民星なんだけど、植民星だからこそ描ける、自然と一体になった農村の生活であり、童話的な世界であり、この辺の舞台設定の仕方がとってもうまい。 すごく上質なSF小説かファンタジーを読んだ気分。 もう、むしろ小説で読みたい。 正直言って、絵は、動きに乏しいし、華やかさもないけど…
一穂ミチ 金ひかる
この、「アロー」というタイトル。 日本語で「矢」。 カタカナで「アロー」だからまだ何とか格好付いているけど、実に素っ気ない。 主人公の葛西草は「来るもの拒まず去る者追わず」誰とも距離を置いて、時間に取り残されたような通りの裏のバー「底」を切り盛りしている。 そんな草の店にある日、同じ通りで古着屋をやっている中学の同級生だった金子が、やはり中学の同級生だった湯浅麦を連れてきます。 行く…
夏乃穂足 北沢きょう
古い洋館の、壁に掛かった鏡を介した時空越えファンタジー。 時空を越えた所で愛した人と、同じ姿で現れた望。 要は望を愛しいと思いますが、望は、要が見ているのは、昔愛した清巳であって、今ここにいる自分ではないのではと思い悩みます。 この手のファンタジーは、幼い頃から血肉にしみこんでいるようなものなので、大人になれば、こんな設定で、エロありでもいいよねって、過去編の方は、なかなかお耽美でい…
ゆくえ萌葱
作者さん曰く、 BL(ボーイズラブ)じゃなくて、BG(ボーイズギャグ)になっていないか反省 だそうで、、、 この本、メインは「冗談めかして一直線」4回連載の中編。 そのスピンアウト短編が表題作の「見栄張りあって~」 どちらの作品も、片思いの相手に、何とかしてラブに気付いてもらいたくてドタバタする話で、辛うじて思いが通じたのかな?って所で終わっている。 主人公達は、いい年したサラ…