雀影さんのレビュー一覧

千の花 コミック

依田沙江美 

大人の選択

昇は大人なので、寝技も使えば、セクハラもかわす。
狡いところも、臆病なところも。
勇気も、そんな昇を、閉じこめておきたいと思い、
重くなりすぎてもと遠慮したりも。

この本、何度読んでも、好きすぎて、泣いてしまって、
なかなか感想がまとめられない。

昇にザクロの実を食べさせたいと思っている勇気。

70になったら、籍でもいれよっか

そっちも雨、降ってる?

いっしょ…

3

月も星もない 小説

久我有加  金ひかる 

漫才師シリーズです

お笑い界を舞台にした作品です。
「なんでやねん!」の「バンデージ」の二人は34歳、売れっ子漫才師の地位を確立しています。
この作品の主人公・城坂は、そんなバンデージに憧れている24歳。
高校時代からの相方・棚瀬にいきなりコンビ解消、というか、漫才をやめると一方的に告げられて…というところから、物語は始まります。
表題作は、コンビ解消を告げられ傷心の城坂と、同じように相方と別れたばかりの秀永…

1

何でやねん!(2) 小説

久我有加  山田ユギ 

大人編

1で漫才を職業としてずっと続けていく決意をした二人。
この2巻は、そんな二人のその後編。
高校卒業して、鳴かず飛ばずの3年を経て、TVドラマをきっかけに全国区へと徐々にステップを登りかけている9年目。
ようやくゴールデンに冠番組を持つチャンスが巡ってきたのだが、、、
ここでまた、相川のトラウマが、、、

相方と恋人
相川は土屋にとって良い相方であろうとするあまり、自分を見失っていきま…

1

何でやねん!(1) 小説

久我有加  山田ユギ 

大阪弁だからこそ

幼稚園の頃から、将来の夢はただ一つ
「夫婦漫才!」
の土屋と、
そんな土屋に、なぜか一目惚れされてしまった、笑い嫌い相川。
お話は、この二人が、それぞれ過去のトラウマを乗り越えて、
漫才の相方として、
恋愛の対象として、
結びつく。
そんな直球青春ストーリー。

この第1巻に書かれているは、高校入学して二人が出会い、漫才の相方となり、そして、進路として、はっきり漫才を職業に思い…

0

禁忌を抱く双つの手 小説

藍生有   

徹頭徹尾エロ

これだけ最初から最後までエロまみれな本読んだの、久しぶりかもしれない。
多希がなんにもされていないページを探す方が難しいくらい。

母の再婚で弟になった一卵性の双子、理と覚。
父と自分の転勤が重なったのをきっかけに、久々に実家に戻ってみると、そこにいたのは見違える程成長した二人。
ある日、多希が満員電車の中で痴漢に遭っているのを、理に見つかって、、、

この導入で、「血が繋がらない弟…

2
非BL作品

青春♂ソバット(3) コミック

黒娜さかき 

確かに意外な拡張講座

バックバージンとは、確かに意外な展開でした。
当然もう、縦長的なアレだとばっかり、、、、(意味のわからないお嬢ちゃまは、深く追求しないように)

それにしても、連載開始当初から、ずいぶん絵の雰囲気が変わったような?
もちろん、圧倒的にお上手のは変わらないんですが、
なんだか有田がずいぶん痩せたなぁ
まるで、馬の付かない方の三浦くんみたいだ。

影の薄かった星野くんもお話に絡んで来て…

0

人でなしの恋 小説

かわい有美子  金ひかる 

40年と40年代

昭和初期の時代背景を活かした、ちょっとレトロな言葉遣いが、耽美小説を髣髴とさせるこの本。
ストーリーは、猟奇な推理小説のスパイスをちょっと加えた、
ひどくまじめな青春小説でした。

お話は、仁科視点と花房視点で語られる部分が入り交じっています。
それぞれの思いは、フラットで、並列的に描かれている感じ。
そのため、読んでいても、作品世界に深く入り込むというよりは、複雑なのに平面的な、こっ…

2

チョコレート・キス 3 コミック

依田沙江美 

時は移り

学園物には、大きく分けて
一つのカップルの、成長や変遷をじっくり追っていく、時と共に話が進むタイプ

同じ場所を舞台にしながら、次々と変わりゆく世代を見つめていく、時が進んでいくタイプの話
等がありますが、このシリーズは、五葉庵生徒会シリーズとも呼べる、生徒会を舞台に、世代の移り変わりを描いています。

この3巻では、シリーズ1巻の怜一郎と伸哉の次の世代、吹原・幹太編と、
「五葉庵…

0

恋愛依存症 小説

金丸マキ  山田ユギ 

当たりなクリスタル

多分、初読みの作者さん。
クリスタル文庫で、表紙絵の山田靫(現:ユギ)さんってだけで買ってきたけど、この本も「当たり」だった。

生徒と教師という垣根の向こうには、
ある日から心の成長を止めてしまった、寂しがり屋の子どものままの大和が蹲っていて、
その垣根を、璃一は、愛されて育った無垢な心で、辛抱強く、半ば強引にこじ開けて、
行き着いた先はいっそ中毒、共依存といえる程の、、、

っ…

1

午後の音楽室 小説

榊花月  依田沙江美 

幻想の普通

昔、たしか「幻想の普通少女」っていうマンガがあったなあ、、、

普通って、何?

家庭環境が「普通じゃない」為、普通に人と接触できない望生。
教室の喧噪から逃れて、向かった先の旧校舎の音楽室で、日夏と出会います。
1年の時から気になる男で、今は同じクラスなので、出会ったというのはちょっと違うか。
初めて、言葉を交わします。
音楽室での僅かな時間の交流の中、二人の間にはいつしか…

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