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阿部あかね
雀影
非常に楽しめるであろう阿部作品。 今回も、いろいろ残念なキャラクターがいっぱいです。 表題作は、 非常に残念な才能しかないのに、残念な小説を書くことにのみ青春のすべてを捧げてしまって、まわりの世界には全く無関心という残念な男・章平と そんな章平を高校生の頃からひたすら一途に思い続けて、甲斐甲斐しく尽くし続けているのに全く気付いて貰えず、それでも傍にいられれば幸せって言う、これまた残念な…
七海
ゲイポルノのスーパースターを落とすには。 偶然見たゲイビの中の彼に一目惚れしたノンケの大学院生・マサヤ。 そんなとき、偶然にも街でゲイビのスカウトに声をかけられます。 もしかしたら、彼に近づけるかもと、そのスカウトに応じたのですが…。 この、ゲイポルノという舞台設定、 男同士だからこそのTOP争い(両方の意味で)のストーリー展開、 そして、美麗でセクシーな絵、 なんというか、…
愁堂れな 陸裕千景子
罪シリーズ開始10周年記念短編集。 愁堂先生は多作につき、つい、追い切れなくなったままだった罪シリーズ。 久しぶりに手に取ってみたら、おなじみのキャラ達の身の回りにも、ちょこちょこ変化はあったようです。 そんな彼らの、「そして今は」と、「あの頃は」のサイドストーリー集。 主人公に事件が降りかかったりはしませんが、ちょっとコミカルで、ちょっとしみじみな、シリーズのファンには楽しい内容です…
山藍紫姫子 本仁戻
女性向け男性同性愛の小説が、「BL」っていう物になるその遥か昔、 洋館の美少年に象牙の張り方の少年愛よりはちょっと後、 学園物になっちゃう前の、男同士を扱った作品はこんな感じだったなぁって、 なんか、しみじみ懐かしい感じ。 表題作の、「愛欲の泥沼に引きずり込まれて抜け出せないまま終わる」感とか、 他の2作の、攻め視点で最後までザックザク行っちゃう感じとか、 表題作は、ドラマCDでだ…
高月ゆっけ 館野とお子
イカツイ外見に似合わない優柔不断男と、 カワイイ外見に似合わないがさつな男の子。 この二人が、それぞれの妹と姉がルームシェアしていた部屋で同居生活することになって、、、。 ノンケだったはずが、いっしょに暮らすうちに恋に落ちる、甘~~いお話。 うじうじと女々しい攻めに、実はバリネコ体質だった受け。 元々は女同士でルームシェアしていたラブリーなアパートの部屋。 そして二人はまだ学生…
水原とほる 彩
ネタバレ
注意 SMなプレイが出てきます。 主人公の相手は一人ではありません。 でも輪姦や3Pはなし。 主人公は、横浜の野毛で整体院をやっている恭。 そこに患者として通っている県警の刑事・九鬼と、 近所のバーのオーナー、実は地元ヤクザ組織の跡取り・陽介。 恭は、この二人から口説かれながらも、その誘いをかわしつつ、かといって、突き放しもせずに、もう恋愛は二度どしないと思い定めながらも、微妙な…
剛しいら 葛西リカコ
時代物の良さがある。 時代物、実はけっこう好きなの。 盗賊の一味の親方に、色子として金持ちの所へ潜入させるため、ある意味大事に育てられてきた環。 その第一段階として、陰間茶屋に売られるその直前に、親方は狙いを、金持ち寺院の坊主から、茶屋で豪遊していた材木商へと変えることにします。 そして、環を材木商の深川の元へ連れて行くと、思いの外あっさりと深川は環を引き取って…。 剛しいら作品…
できれば、ちょっと休憩をいれてから聞いた方がいいかな。 じゃないと、いきなり、ビックリしちゃうかも。 たっつんの、うって変わった、爆裂ハイテンションに。 お話の本編は、いい感じにしっとりしたBGMと、甘く切ない結末で、結構気持ちよくうるうる。 本編CDの最終トラックに収録のトークも、その雰囲気を壊さないような、かなり落ち着いた、真面目な感じ。 で、 このオマケCD、まず、初っ端…
久我有加 北別府ニカ
前向きで真面目なところが好き。 今回の芸人さんシリーズは、まだ養成所に通っている芸人の卵くんと、彼のバイト先のオーナーのお話。 漫才の相方同士や、裏方同士といった、同じお笑い界でくっつくお話じゃない所がミソ。 主人公の穣太郎は極端な上がり症。 養成所内で知り合ってコンビを組んだ相方の川那部は、そんな穣太郎の真の才能に気付いていて、お互いに芸を磨こうと真摯に努力しています。 何事に…
砧菜々
絵も華やかできれいだし、初心者さんにも読みやすい、入門BLって感じかな。 どの作品も、 好きなんだけど、ちょっとしたすれ違いで、片思いかと思ってちょっとウロウロして、 でも、最終的に両思いでハッピ-エンド。 成就エチはほどほどの露出で、それなりにしっかりページは割いているけど、基本はあくまで甘くロマンティック。 爽やかな読後感で、深く印象に残ることはないけど、いやな印象も残らない。 …