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村上キャンプ
雀影
ボンヤリ系男子×ナルシスト君の『20年愛』。ってことで、 若い頃のあれそれより、年齢を重ねてからのこれそれがメインの、BL的にはちょっと珍しい感じの作品。 村上先生の絵は、どちらかといえば、素晴らしくセクシーでリアルな肉体美でガッツリエロエロってタイプとは対極の作風ではあるけれど、この作品の場合は逆にそれがエロい。 三角の、自分のかわいさに酔っていた10代20代も、実はもう…って気付く29歳…
波真田かもめ
シリーズ終了後の、幸せに続いている二人の生活を描いた短編集。 仲良しだけど、ときどきケンカして。 キスもたくさんして。 たくさん、たっくさん、キスして。 ごはんを食べて。 そして、 一緒に眠る。 そんな幸せが、これからもずっとずっと続くといいなと思う。 二人、それぞれの成長や、変わらないいちゃいちゃッぷりを、こうやって眺めてしみじみするのは楽しい。 だけど、反面、こんな幸…
久我有加 志水ゆき
上方芸人シリーズに連なる作品。 落語編の3冊目は、舞台が現代になりました。 シリーズ物とはいえ、落語の一門の名前や芸能事務所などの設定が前作を踏まえている位の繋がりなので、この1作だけ読んでも全然大丈夫です。 TVのバラエティもそつなくこなすと二世落語家のハイスペックボーイと、現代生活とは全く無縁にひたすら古典落語の道を究めようとしている無自覚地味ボーイ、この二人の若手落語家が、お互いに…
座裏屋蘭丸
新刊発行時に読んで、そのまま保管箱に入ってしまったのを発掘。 表題作プラス短編が4本入ってます。 元々の掲載誌がR18だったので、エロ描写はしっかりたっぷり。 修正も輪郭線を消して白抜き、または網掛けトーンのまま輪郭線だけ消すなど、繊細に処理されているので、読んでいてあまり違和感は感じません。 っていうか、全体に描線の多い絵なので、輪郭線を消したことで、逆に生々しいかも。 表情や肉体の描…
中村明日美子
今更ですが、映画「同級生」の原画展を見に行ったら、シリーズ全部読み返したくなりました。 この本は、まだ未レビューだった。 「永遠の当て馬」原先生をめぐる男達のお話。 同級生の二人が卒業して、入れ替わりに入ってきたソラノ。 「生徒には絶対に手を出さない」ハラセンにグイグイと迫っていくソラノ。 そして、高校生だった原の、全ての始まりだった有坂先生のお話や、原のゲイ友コマちゃんのお話などが…
ネタバレ
この手の小冊子からも徐々に撤退しようかと思っているのですが、今回は「ダブルバインド」「毎日晴天」「パブリックスクール」などの番外編が収録されているので、やはりはずせなかった。 なかでも、パブリックスクールの後日譚「王と小鳥の休暇」は本編シリーズを読み終えて間がないので、一番感慨深かった。 忙しいイギリスでの日々、たまたまできた休日に、二人でかつての母校と、その街に出かける話です。 エドがどれ…
岩本薫 高崎ぼすこ
これまで小出しにされていた、高校時代の響の暴走の原因と神蔵兄弟にまつわる因縁が、シンゴの妹ヒカルが事件に巻き込まれることで一気に進展する第4巻。 シンゴの妹は、この兄あっての妹というか、やっぱりトラブルメーカー、トラブル飛び込み体質でした。 響の死の危機に直面して、シンゴは響を失いたくない、かけがえのない者だと深く再認識します。 その後の、お互いにちゃんと愛を告げあってのエチシーンは、本…
小林典雅 松本花
小林典雅さんが描く無口無表情な堅物藩士。 典雅さんというと饒舌すぎる変態な攻めって言うイメージが強くて、 武家物で堅物藩士? どんなやねん と、興味深く読み出したのですが、、、 確かに主人公は過去の曰くもあってか、鉄壁の無表情、このまま人生を独り身で貫くのもよしとする、謹厳実直なお武家様ですが、とにかく地の文が饒舌。 主人公のセリフが極端に限られている分、情景、状況、心情が、やたら…
樋口美沙緒 yoco
オーランドに誘われて、舞台美術を手伝うようになったレイ。 レイの世界が広がることで、エドワードとの関係も変化していくのですが…。 相変わらずエドワードが不憫です。 レイを真綿の檻に閉じこめて、隠すことばかり考えていた反動で、一度たがが外れると制御不能になってしまってます。 そして、どんなに身体を繋げても、決定的な言葉もキスも無いので、二人の気持ちはすれ違ったまま。 レイをこんな風…
このカバーイラストが全てを物語る第3巻。 二人はようやく「Borderline」を越える。 それは友人としての関係から、セックス込みの恋愛関係へ踏みだしたことももちろんだけど、 シンゴがもう、ただ閉じこめられて後ろに守られるだけの幼い庇護者ではなく、一緒に並んで、時には前に立って、共に闘う対等な大人だと自分を主張して、響が引いた守護の柵を力業で打ち破る。 いろんな意味での「 Borderl…