雀影さんのレビュー一覧

臆病者にアイラブユー コミック

佐倉リコ 

誰でも怖いのよ

人が人を好きになること、
好きになって、深く関わることは、ちゃんと真面目に考えちゃったら、それは、怖くなって、臆病になっちゃうのは当然。
でも、本当にその人を好きで、もっと一緒にいたいと思うなら、
勇気を持って、もう一歩
踏み出してみよう。

コミックス一冊をまるまるたっぷり使って、いろいろ悩みながらも、恋に踏み出す、若い二人。
年齢設定が絶妙。
高校生じゃ子ども過ぎ。
社会人な…

3

恋とセンチメンタリズム(表題作 ほしあらし) コミック

橋本あおい 

今にして思うと

この本が出た頃は、まだ修正がかなり薄めだったのね。
で、近作ほどにはエロ方面にガッツリクッキリ濃厚ではないけれど、修正の薄い分、なかなかに、アレやコレやの細部がしっかり。
まあ、ついそっちにばかり目がいってしまうけど、実はエロ無し作品も含まれた、設定的いろいろなバラエティ豊かな短編集。
全体のレベルが高いです。
カフェとか社長や専務さんが多めなのは(カバー下でご本人も書いてる)、もうこの頃…

1

山田くんと田中課長 コミック

夏水りつ 

リカちゃんサイズ

1冊のコミックスにまとまるのに6年ですか、
花音は雑誌の本誌はほとんど買わないから、田中課長とはほぼ初対面。
ある日いきなり、人間がリカちゃんサイズになってしまうファンタジーコメディ。
元来の田中課長の人柄からか、小さくなった課長にみんなが夢中。
そんな中で、一番クールな部下の山田君が、なぜかお世話係に任命されて、二人の同居生活が始まります。

ずっと読み進めていくと、どうやら田中課長…

3

ビッチな猫は好奇心に勝てない コミック

天王寺ミオ 

純愛?

このタイトルと帯から、もっとエロエロメインかと思いきや、、、
第1話の最初こそ、いきなりスタジオの隅でガッツリ挿入までいっちゃったんで、このままどうなるのかと思ったのですが、思いの外、ストーリーがちゃんと、といったら失礼だけど、しっかり進んで、予想以上におもしろかったです。
なんと言っても、主人公の京介が、負けず嫌いで、枕営業なんてなんて事ないって嘯きながらも、心がきれいで気持ちに濁りがない。…

3

くぐもったドラム 小説

英田サキ  えすとえむ 

とってもハーレクイン

ハーレクインの海外作品超訳シリーズ。
いよいよ英田先生登場。

今回はちょっと昔のヨーロッパを舞台にした、軍隊の上官と下士官の秘めた恋。
英田先生って、DEADLOCKシリーズのように海外を舞台にした翻訳物っぽい文体の作品もあるので、こんな風な時代がかったハーレクイン展開とも相性ばっちり。
むしろ、記憶喪失だのすれ違いだのっていう王道メロドラマ展開を、振り切って繰り広げられるのは、ハーレ…

5

くわせ者と恋 コミック

坂崎春 

黒髪攻め

初商業コミックスということで、
今までオリジナル商業のコミックスは出されていなかったなんて、なんだか意外。
手堅いストーリーにきれいな絵。
エロはほとんど寸止め朝チュンレベルだけれど、恋の駆け引きで充分キュン萌。
むしろ、この絵柄とこのストーリー展開なら、いきなり怒濤の濃厚エロとか、修正ばかりが目立つガッツリ描写があるよりは、この位の描写の方がすんなり読める。
表題作は、居酒屋バイト君と…

3

PET契約 コミック

座裏屋蘭丸 

お買い得

とにかく、絵がよかった。
ZARIAさんの同人誌は、何かの二次で買ったことがあったのを思い出した。
その時も絵に感心してたけど、あらためて商業コミックスのサイズの紙の本で見ても、やっぱり絵が凄く良い。
白くくり抜く式の修正は、思わず笑っちゃう違和感有りまくりだけど、そこは脳内補完するとして、
このクオリティの、これだけの作品数を、薄い本で揃える事を考えたら、この本、なんてお買い得なんでしょ…

3

月光坂の花屋敷 秋 コミック

木下けい子 

僕の心

クラフトさんの、大洋図書さんのコミックスは、紙が良いから好き。
カラー口絵の発色もきれいだし、木下作品の、この白っぽい絵には、このつるっとした白い紙がほんとに良く合う。

お話は三角関係、実は死者も含んでの四角関係のグルグル物。
幸哉と小鳥遊と結人の3人が暮らすの家の中で、ぐずぐずとしているようで唐突に進むなんだかわかりにくい展開は、幸哉の、自分の心さえままならないのに、どうやって、どうし…

1

不器用なキオク コミック

CJ Michalski 

画力でしょう

借金の担保に金貸しに売られたおぼっちゃまと、非道な金貸しの密室生活。
外部との接触をいっさい断った超高層マンションの密室で、薬を盛られて連れてこられた主人公は、いいように犯されてしまいます。
翌朝、言い争いの際に思わず金貸しの黒崎を突き飛ばすと、頭を打った黒崎は意識を失い、ようやく気づくと…。
記憶障害ネタは小説でもよく目にしますが、この作品のポイントは、「大人の体に13歳の純な少年の心」が…

4

俺のカナリア コミック

木村あや 

カバーで少し損しているかも

表題作はバンド物。
憧れのヴォーカリストのお世話を頼まれた主人公が、つかみ所のない彼に振り回されるお話。
カバーのあらすじからは窺えませんが、襲い受けのヘタレ攻めです。
いろいろなことに自由なキャラクターとバンドマン設定は、昔からの定番ですが、この作品はバンド物としては珍しいくらいに、カラッとして病み感がないところが特徴かな。
さらっとさっぱりした絵も、ストーリーに合っていていいです。

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