雀影さんのレビュー一覧

ホームドラマ 小説

剛しいら  本間アキラ 

演じるうちに本気になって

某国の殺し屋だの、与党の大物政治家だの、外務省だの公安だのっていう、途方もない国家レベルの渦中に放り込まれてしまった真面目な外務省職員が、ひょんな偶然から転がり込んだ町医者で、ささやかでしあわせな家族を手に入れてしまうお話。

この極端に振り幅の大きい設定を、えいやって納得させちゃう剛先生の腕っ節がすごいです。

4

スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

17歳は成長中

この作品のレビュー、皆さんいつもにましていっぱい語ってらっしゃいますね。
ホントに確かに、いっぱい、いっぱい、語りたくなるくらい、モエだのエチだのそれ以上に,家族とは、愛とは、生とは、死とはの、奥深いテーマが、ドキドキはらはらの展開の中にてんこ盛り。
これだけの中身を、この疾走感でぐいぐい読ませてくれて、その上、登場キャラ達の基底にあるのは、愛を信じて、自ら成長しようとする前向きさ。
さらに…

4

メリーチェッカ コミック

鈴木ツタ 

無表情なのに丸わかり

「3軒隣の~」のスピンオフとのことですが、このスピン元、結構前に出た作品なので、私、内容まるっきり忘れています。
でも、問題ない、っていうか、関係ない。

ツタさんのリーマン物のおもしろさって、この無表情な捕らえ所のない得体の知れないキャラが、燃えているんだかいないんだかよくわからない、温度のないっていうかむしろ零下みたいな情熱で、彼なりに恋にトチ狂っている、その捻くれ具合だと思っているので…

9

ロマンスの黙秘権 CD

ストーリーをじっくり

CD2枚分、若い二人の弁護士が、弁護士という仕事に対する考えの違いから、時には衝突したりしながらも、最終的な目標である弁護人の幸せのために、協力していく。
その、ストーリーそのものがおもしろかった。
本当に、ストーリーをじっくり楽しめる作品でした。

それでも、一応この作品はBLなので、仕事に対する考えがこんなにも違う二人が、なぜ一緒に働こう、働きたいと思うのか?って所の根幹が恋愛感情であ…

4

1円の男 コミック

モンデンアキコ 

キャリアはダテじゃない

画力が半端ないです。

男性の骨格や目線の色気も、素晴らしいですが、それより、なにより、
私、この唇、好き。
2.5次元のイケメン君達も、アヒル口系の、上唇のラインがしっかりしている子が好きなの。
ストーリーがテンプレ?
いやいや、王道ストーリーでもこれだけしっかり描いて頂いけるなら、テンプレっていうより、むしろ、お手本。
過不足なくすっきりした画面構成に、美しい肉体。
眼福です。…

5

情人 コミック

琥狗ハヤテ 

栗は…っ、

栗は嫌って、なんだ?
なんでいきなり栗?
栗ってなんかの隠語?

最近頓に記憶力が低下して、読んでる最中にキャラの名前を覚えていられないことが間々ありまして、、、

冗談はさておいて、琥狗ハヤテさん、初読みでしたが、とっても画力のある劇画の方でした。
メインフィールド水滸伝、伝奇ファンタジー系のお出自らしく、大人の男性がめっさかっこいい。
展開的に、裸の栗原の背中が、結構な頻度で画…

3

哀しくて、愛しい 小説

愁堂れな  小山田あみ 

家族愛

なんだか、れなさん読んだの久しぶり。

愁堂さんの本は、BL読み始めの頃一時集中的に読んでいたけど、あまりにもアイテム数多いし、シリーズ物はどれ読んでももう区別付かないし、それより何より、他の作家さんを次々開拓するしで、ちゃんと新刊を買って読んだのは久しぶりかも知れない。

久しぶりに読んだこの本は、なんだか作風違って、坦々とした「ちょっといい話」でした。

全体の分量に対して、ガッツ…

14

恋するバラ色店長 コミック

モチメ子 

草食な見かけに

まんまとダマされるところだった、、、、

お花屋さんを舞台に、幼児を育てるシングルパパと花屋の店長さん、そして店長さんに心酔して、以前の会社を辞めてまで着いてきてしまった押しかけ店員。
この4人の織りなす、ほのぼのラブが、草食系の、ほっそりさっぱりな絵で展開。
かなり後半までは、ラブい展開はないまま。
上杉店長も、シングルパパ・藁科君も、「エチなんかしませ~ん」な気配だったのに、両思いに…

2

欲望の犬 CD

わん

こんな「わん」をベッドの中でいわれたら…。
三宅さんの「わん」もいいけど、
それより、なにより、
いやぁ…
坪井さん、最高…。

のっけから、けっこうがっつりで、なんだか、すっごい、エロたっぷりだった。

坪井さんの声がまた、クールで、乾いた感じの声で、エチシーンでも、息遣いのみの引き喘ぎって感じなんだけど、これが、メチャメチャエロい。
いかにも、クールなエリートが普段の顔からは…

2

永遠のボーイフレンド コミック

吉池マスコ 

物語の力

吉池さんの絵は、耽美とは反対で、ちっとも、きれいでも、かっこよくもない。
それでも、他のコミックスだと、登場キャラ達は、それなりに、かわいかったり、かっこよかったりもする。
でも、この本は、そんな外見の、きれいや、かっこいいを、すっ飛ばして、主人公のみちるさんは、ゴリ顔の、いかつい、中年のオネエだ。
泣けば、涙だけじゃなく、鼻水や、よだれで、顔面決壊しちゃって、見られたもんじゃない。

3
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