雀影さんのレビュー一覧

不埒なスペクトル 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

真面目なら真面目なほどウケるのは、お笑いの基本

「不埒な~」CDでの、杉田氏のトークにインスパイアされて書かれたという本作品。
杉田さん当て書きだけあって、直隆お兄ちゃんが、えらく真面目おもしろい人になっていて、最高!
リストラされても、縛られて逆レイプされても、2度目は無茶な展開で自分もノリノリになっちゃっても、きわめて冷静に自己分析。
お兄ちゃん本人は、いたって真面目に、理路整然といろいろ考えているのだが、人の気持ちをおもんぱかるとか…

2

月に笑う 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

ハッピーエンドが待っている

東京に出てきた信二が、いよいよ惣一の元につくようになるところから下巻は始まります。
上巻のラストの方で、惣一の冷酷さを目の当たりにしていたはずの信二ですが、惣一の下で働くうちにだんだん傾倒していくようになるのですが、、、
ここで、惣一を、BL的お約束な、完璧でカッコイイ頭脳派ヤクザにしないところがコノハラ流。
惣一は、全く人の心がわからない性格と、なかなか痛い性癖の持ち主。
偶然惣一の仕事…

9

最果ての空 小説

英田サキ  奈良千春 

義兄さんは、最後の砦

エス、デコイと続いたシリーズの最後の砦、篠塚メインの本。

よかったよ~~
篠塚が転ばず踏みとどまってくれて、
ほんっと~に、よかった。

BL的には、結局江波にほだされて、一発くらい食っちゃう展開になったっておかしくない
でも、篠塚だけは、そんなBL的なお約束や、エロや濡れ場とは別の次元にいて欲しいと強く願っていたので、思いが通じて、ほんっとうに、うれしい。
さすがに『英田サキ』…

4

春を抱いていた(8) CD

待っただけの事はあった

諸事情で、発売が凍結されていた本作品。
ようやく発売になったが、待っただけのことはある、文句なしのできばえ。

Disk1がコミックス9巻に相当する本編ストーリー。
冬蝉のロケが京都で始まって、、、
岩城は、仕事より華藤に気をとられてしまい、そんな岩城に華藤は、、、
岩城と香藤の関係が、新たにステージに移る大事な局面を描いています。

Disk2はオリジナル脚本で、祇園祭の宵宵宵山…

1

恋ひめやも 小説

英田サキ  小山田あみ 

英田さん史上、断トツに

地味なっていうか、普通の設定の話。

7年ぶりのクラス会であった元担任。
話してみるとなんだか落ち着く、それにちょっと可愛く見えたりして,どきっ?
自分には、結婚を考えている可愛い恋人がいて、
自分も先生も男で、
それなのに恋は!

小説家、究極の命題、
「恋に落ちたら」

そんな命題に、ヤクザだの麻薬だのって言う、派手な舞台なしで、
普通のサラリーマンと、さえなかった元担…

7

今宵、天使と杯を 小説

英田サキ  ヤマダサクラコ 

もっとこんな作品が読みたい

目覚めたら、自分は裸、
隣にいたのは裸の男で、そしてその背中には、見事な彫り物がありました。

と、ドタバタ始まるストーリー。
ダメだめ男・柚木に、ヤクザ・四方は、2週間だけ恋人になる約束だと、迫るのだが、酔っていた柚木にはなんの記憶もない。
そしてなぜ2週間で、なぜ柚木なのかを、読者は柚木と一緒にやきもきするのだが、、、

ヤクザ物でも、「エス」とか「夜は~」と違った、ライトな路線…

2

バチ☆バチ コミック

鬼嶋兵伍 

ガチムチマッチョ、実は繊細で美しい絵

鬼嶋さんの絵って、ガチムチマッチョがズズーン!
かと思いきや、実はとっても繊細で美しいタッチの絵
この絶妙なバランスが、何とも言えず好きです。

この本も、その絶妙なバランスが充分生かされています。
表題作のあ~らびっくり体育会系3Pあり、(チータ最高!)
ガテン系オヤジと美容師青年の普通BLあり、(普通にオヤジ攻め)
格闘系ショタ風味あり、(切れ長の目が色っぽい)
ケモ耳あり(し…

2

花扇 -座布団(2) 初助編- CD

銀さんは、黒田さん以外考えられないよね

「座布団」の続編、初助師匠の過去話。
原作本「花扇」には、もう1作品「子別れ」という、要と寒也の話が入っているのですが、CDはそちらの話はすっぱり飛ばして、初助師匠の過去を描いた「花扇」だけを収録。

大正解でした。

色っぽい初助師匠が満開です。
お相手を務める銀さんの黒田さんも、ヤクザっていうより「任侠」って感じで、惚れ惚れする。

粋で、色っぽくて『泣ける』CDです。

3

作品ナンバー20 コミック

えすとえむ 

西洋人の裸だ!!

この本、カバー絵からして素晴らしい
この、ダビデ像のような美青年!!
画力も圧倒的だけど、コマ構成も実に美しい!!

この本には4つのお話が入っているけど、やっぱり表題作が一番!!
えすとえむさんの描く「The 西洋人の裸」!
これがたっぷり堪能できる。
「ラスゲアード」のダンサーの裸も、如何にも「ダンサー」で素晴らしい!

他の2作は味わいの違う、軽いほのぼの話。
これはこれ…

1

春を抱いていた(14) コミック

新田祐克 

とうとう最終巻

よ~~やっと出た、
出てしまった、
春抱き最終巻。
1年かけてじっくり醸されただけの事はあるような、書き下ろし「ライフライン」
最終巻にふさわしく、BLに首都圏大地震級のとんでもドラマチックを持ち込むなんて!!
岩城さんと香藤の二人だからこそ許される力業!!
こんな、炎上しそうな設定でくるなんて、凄い!!!

「スタンドオン・ベッセル」連載時、雑誌の方は買っていなかったので、問題の…

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