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Soie
雀影
パリ(作品中では明らかに特定されていない)で出会ったフランス人と日本人が恋に落ちるお話。 作者さんはオリジナル初コミックスとのことですが、ストーリーの構成や展開がいいです。 まず、二人の出会う場所が向き合う窓のお隣さん、 手が届きそうな位の近くに見えても、簡単には越えられない。 この距離感の設定。 二人のどちらもゲイではないのに恋に落ちてしまう異邦マジックも、なんだかすんなり納得でき…
高野弓
作者さん、初BLコミックスだそうで、 初出も2012年から2013年の再近作。 多分、この絵が、最新流行っていうのかな、 フルデジっぽい繊細で軽やかで均質な描線とか、 結構ガッツリエチシーンを描いているようでも、形そのものを単純化してボカシを最小限にしているところとかがね。 ストーリーそのものは、腹違い兄弟のすれ違い愛物。 本妻の子の兄の方が言葉足りないばかりに、 愛人の子の弟が…
J.L.ラングレー 麻々原絵里依
アメリカじゃあ、人狼ってポピュラーなのかな? 狼の存在自体がそれだけ身近ってことなのかな。 人狼が、普通に人間にまじって生活しつつ、人狼のコミュニティもちゃんとあったり、 人狼の血で人間を人狼に出来たり、 伴侶は抗えない本能って言うか運命みたいに惹かれあって決まるとか、 そういうのって、アメリカじゃあ基本教養みたいな、お約束的な物があるのかなぁ。 それはさておき、 お話自体は、ラブス…
栗城偲 北沢きょう
幼なじみの従兄同士、 意地悪されて嫌われていると思いこんでいたら、 実は、 好きな子ほどいじめいたい的な、 好きすぎて意識しすぎて自然に仲良くすることが出来なくなっちゃった的な、 で、 それがばれたら、途端に大暴走。 みたいな。 なんというか、BLらしいBL. 攻めが華道の次期家元候補って言うセレブ感も適度だし、 受けの主人公の方は、花は好きだけど家元とか流派とかからは距離をお…
華藤えれな 松尾マアタ
ネタバレ
それなりにページ数のあるノベルスですが、結構サクサク読んじゃいました。 ざっくりまとめると、子どもの頃に誘拐されて死にかけていたところを助けてくれた軍隊の男と、成長後再会するお話。 大使の息子の主人公が、外国人部隊の傭兵で今はマフィアになっている男カミーユと、身分というか、社会階級を超えて愛し合うようになるってだけでもドラマチックですが、この作品では更にもうひと段階、主人公がそんなにしてまでカ…
ヒマワリソウヤ(日輪早夜)
この本、ネット注文で送料無料にする金額合わせと、たまにはJUNETのなんかエロいヤツ読みたかったので購入。 なので、届いて初めて文庫サイズだと知った。 過去のコミックス「あてどもなく」にちょっと足して文庫化新装版。 収録作品には、本のタイトルになっている「慰みもの」という作品はない。 残念。 そう、残念なの。 「慰みもの」なんてタイトルだし、ジュネットだし、もっと鬼畜な感じのエロエ…
楢崎ねねこ
この作品、前に読んでいると思いこんでいて、続編の「やっぱりダメな大人ですが」を読んでみたのだけど、、、 あれ? 読んだことなかった? と言うわけで、入手して読んでみた。 こちらは、とっても楽しめた。 特に、豊川主任が! 仕事に厳しく辛辣な口調とクールな眼鏡の超ドSな外見なのに、実はドMな肉奴隷志願だなんて! 実にお茶目で、すごくツボ! 絵も、「やっぱり~」に比べると、顔アップやバス…
大人の男でタレ目なのは、基本、好物なので、主人公の三神のお顔とか、けして嫌いじゃない方だし、お相手の長谷川が黒髪のくせっ毛に設定されているのもカップルバランス的には好きな感じの方だけど、、、、 どうもなぁ、 攻め攻めの攻防戦っていうストーリーそのものは、テンポもセリフもよくて、充分おもしろいけど、三上の寂しがり屋の八方美人な所とか、長谷川の子どもっぽい拗ね方とか、私の萌ツボからはちょっとはずれ…
そもそも、このペーパーが付いてきた本体の、元の本のカバーイラストが、BLコミックスには有り得ないような、遠景の、夜の街の風景だけっていうもので、 普通だったら主人公が表紙にいないなんて許されないだろうけど、 でも、よくよく見ればこの中に矢代も百目鬼もちゃんといて、 で、この状況に至るストーリーが展開されているのが、この両面刷りのペーパー。 ワンコ傘を買いに行くの巻。 ペーパーだけど、ちょ…
ヨネダコウ
こんな話をマンガで書くのって凄いなあ! それほどセリフは多くないし、状況や心情の説明も、そんなに文字にされて書き込まれているわけでもないのに、この本読んでいると、マンガというより、ガッツリ小説でも読んだ後みたいな気分。 いい小説って言うか、のめり込める小説って、頭の中に絵が立ち拡がってくる感じがあるけど、その脳内で展開されるイメージが、そのまま絵になって目の前にあるの。 ちょっと前にドラ…