雀影さんのレビュー一覧

春へ 小説

朝丘戻  小椋ムク 

・・・

あーーーー

読んでいる最中も、読後感も、
頭の中をこだまするフレーズは

・・・・・・・・ああ・・・朝丘戻。

モノローグで語られる、十希の想い。

文章的にはとっても切なきれいで、
文章からきれいな映像イメージがキラキラサラサラあふれ出てくる。
テーマが絵画だし、この絵画的な世界は、それはそれで素晴らしい。

で、そんな映像世界に酔っている分にはいいんだけども、ふと、…

4

夜明けのブルース コミック

羽生山へび子 

貴重だ

この、青年誌っぽい懐かしいタッチの絵が素敵。
お話も、金髪リーゼントのヤンキー(それも博多っこ)と、都会(気分は京浜)の場末のバーの三十路マスター。
あー、これは映画で見たいなぁ。
昔の日本映画の空気感だなぁ。
ワケアリ物件だと自覚しているマスターが、若いカッチーの圧力に迷いつつ、迷いつつ、
持っているのは若さの熱情しかないカッチーが、大人達の事情に打ちひしがれつつ、
お互いに少しずつ…

2

だってまおうさまは彼が嫌い CD

まおう様は、平凡に暮らしたい

原作既読です。

久しぶりに森川さん攻めのドラマCD買った。
最近、興津さんって、結構いろいろな作品にお出になっているけど、なかなか興津さんのお声が覚えられない。
一度聞けば、すぐわかるようなお声の特徴がないのは、いいことなのか、よくないことか、はっきりどちらとも言えないけれど、
でも、この作品では、「この現代社会では、平和に穏便に暮らしていきたい魔王の末裔」ってキャラクターに、その、声…

6

息をするよりキスがしたい コミック

櫛野ゆい  みよしあやと 

乙女だ、

小説のコミカライズ、原作未読です。
うーむ、
コミカライズって、小説のストーリーを追うのにかなり駆け足になりがちで、この作品も1冊にまとめるには、コミックにしてはちょっと展開が早めかなって気がしないでもないけど、まあ許容範囲かな。

ホストクラブでの、ナンバー2,3位を争っているホスト同士が、意識しあいすぎてなんだかギクシャク。
実はそれって、恋、だった?
みたいなお話。
それにして…

1

ポルノスーパースター CD

朝岡龍一23歳です

山下君、山下君、
君さぁ、ほんとにそれでいいのか?
「この人に会うために産まれてきた」
って。
恋は盲目って言ってもなぁ、
それが本物の恋なんて。
朝岡は「この人に出会えて本当によかった」って思えるようなヤツかぁ?
この原作本が記憶の彼方(というか、記憶から抹消)なのに納得がいくようなストーリーだったけど、
だけど、ドラマCDとしては、声優さんのキャスティングも演技もとてもはまって…

3

あいのはなし 小説

凪良ゆう  小椋ムク 

よかった

ちょっとレビューに出遅れちゃったけど、、、

ああ、よかった。

ファンタジーじゃなくてリアルなオチが付いて。

って

「よかった」が掛かるのはそこかよ!
なんですが、、、

歯切れが悪くて申し訳ありません。
私自身がスランプなのかなぁ、

椢 が子どもの頃からの、刷り込みのような思いを貫いて、波瑠の身も心も手に入れるって言うストーリーの本筋はいいのですが、、、
こ…

5

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

セックスはめんどくさい

冒頭すごく読んだ感あると思ったら、web で読んでいたのか。
初回を読んで、それっきり忘れてた。

間違いメールがきっかけで、誰にも言えずにいた、ぶっちゃけ過ぎな恋愛相談?しちゃたら、その相手は、微妙に親しい、会社の同期で、、、

この、二人の関係の設定が絶妙。
同じ会社でも部署がちがうから、毎日必ず顔を会わすことはないけど、同期だからそれなりに面識があって、会話する時も微妙なみなし…

7

素直じゃないひと 小説

栗城偲  陵クミコ 

好きな子にいじわるって

そんなガキ臭いこと、いい大人がしないで欲しいなぁ。

現役大学生占い師の嘉純は、子どもの頃からお得意様のところへ祖父に連れられていっていたが、その中で、あるお菓子メーカーの社長の秘書は、顔は凄く好みなのに、なんだか嫌われているようで、、、

この嘉純君、子どもの頃から大人達に囲まれていたせいか、なかなか健気で、ちょっとしたセクハラにも家業を意識して耐えちゃう。
でも、それちっとも偉くない…

2

言葉がなくても 小説

火崎勇  朝南かつみ 

言葉がなくては

言葉がなくっちゃ、やっぱりダメだろ。

「甘くなくても」の続編。
前作は珍しく引き当てちゃった、しゅみじゃない判定の地雷作品。
で、もうこうなったら毒喰らわば皿までじゃ!と、勢いに任せて一気に読了。

こちらの方が、ちょっとは冷静に読めました。
多分それは、当て馬の迎の造形によるところが大きい。
迎はバリタチのマジゲイ設定だけど、それは城に対する思慕の深さの裏返しで、
外川のトラ…

2

甘くなくても 小説

火崎勇  朝南かつみ 

体育会は嫌い

スポーツメーカーに勤務している文系出身主人公が、脳筋男達のつまらない誤解や嫉妬で、いわれない陵辱を受けて、それでもなんとか前向きに頑張ろうとする話。

あああああぁ
やっちゃったなぁ~
こうゆうタイプの強姦陵辱系のお話って読むのが苦痛。

外川は真面目に前向きに頑張っているのに、なんでこいつらは、って、外川に感情移入して、脳筋体育会男たちの思考回路にどうしても許すまじと思って読んでいる…

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