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結城瑛朱 小山田あみ
雀影
また巡り会う物語。 若い時の、奔流のような恋に怖じ気づいて、一度は離れてしまった二人が、 大人になり、いろいろ経験を積んで ようやく、最初の恋を受け入れるお話。 って、このフレーズ、2~3日前にも書いたな。 今週は「若さ故の激情に怖じけづき、一度離れて、くっつく話」週間のようです。 ノベルスの2段組、分量はかなりな物ですが、加納サイドの話になってからは、ひたすら加納が西野を追い…
館野とお子
父親が連れてきた部下(けしてイケメンではない)に、うっかりときめいちゃった高校生くんと、子供に振り回されているようで実は臆病な大人のお話。 女装が可愛いのって、高校生男子のお約束っていうか、特権だよね。 大人の男と高校生男子、 余計な物はきれいにそぎ落としたさっぱりした絵だけど、 顔の輪郭から身体の厚み、体格の差がしっかりわかる。 ちょっとした座り姿や立ち姿にも、年齢の差っていう…
鳩村衣杏 祭河ななを
随分助けられているかな。 積ん読ダンボールから発掘。 あらすじから、なんとなーく、 「倍ほども年の違う年上のおじさまに、アナル調教するドSの若者お話。」 と思いこんでいて、 その割にはカバーイラストはエロ前面じゃないなぁって思ったのだけど。 イラストの雰囲気の方が正解だった。 このおじさんが、まがりなりにも社員数ふた桁のデザイン事務所の社長だけあって、無自覚天然フェロモン系の設定…
日高ショーコ
また巡り会う物語。 表題作は、 高校生時代の、奔流のような恋に怖じ気づいて、一度は離れてしまった二人が、 大人になり、いろいろ経験を積んで ようやく、最初の恋を受け入れるお話。 日高さんの作品って、なんとなく後回しにしていたけど、久しぶりに読んでみると、やっぱりいい。 絵はきれいだし、お話もきれいにまとまっているし、さすがだと思う。 ただ、あまりにもそつなくきれいすぎて、つい…
ヨネダコウ
一応、続き物というか、連作なんだけど、連載分の一話、一話、それぞれに、メインの視点となるキャラが少しづつ移動していく構成になっている。 そして、そのそれぞれのストーリーの内容が濃くて、同人誌なら、これ、それぞれ一話一冊か2冊のレベル。 それを1冊のコミックスに詰め込んであるなんて、 なんて、もったいない。 どこかですれ違ったまま、捻れ合って続いている矢代と影山の関係を軸に描かれていく矢…
桜田桃太
もっと手を抜いたらいいのに。 短編集で、お話のひとつひとつは、ストーリー展開に無理がなくて、読みやすくて可愛かった。 人物も、アップの表情とか「おっ」と思うくらい色気があるし、細くて骨っぽい指とか、好み。 惜しむらくは、人物のデッサンが、時々不安定な感じがしちゃうのと、 ここからは、全くの私の好みの問題なんだけど、 背景がうるさい、っていうか、無駄。 実のところ、デッサンがどうとか…
元ハルヒラ
虎のお顔とか表情とか、すごく素敵。 虎は、 虎は、かっこいい。 見た目すごく虎なのに、優しい性格の日向さん。 設定は悪くないよね。 アカルのアホっぽいっていうか、寧ろ、アホそのものの所も、かわいいっちゃかわいい。 なかなか不思議な雰囲気で、 絵もきれいだし 評判高いのは頷ける。 でも、 だからどうって、、、。 強いていえば、日向の上司の鳴賀さんは、ちょっと…
雲田はるこ
もう、最初のカラーページの、二人の出会いからウルウル。 高校生みいくんの不安定な美しさにもメロメロ。 大学生けいちゃんの男らしさにドキドキ。 いったい、どうしてくれよう。 猫っ毛は、巻を追うごとに好きになっていく。 多分、この二人の物語が深さを増していっているのは、キャラクターの力っていうより、雲田さんの成長が大きいのだと思う。 私にとって雲田先生は、よしなが先生のあと…
蛇龍どくろ
結局の所、蛇龍さんってどうゆう作風だったのか、既に不明になってしまっていたけれど、 これは、結構好きかも。 表題作の、ファンタジーともサイコホラーとも言えるような、ロマンティックなハッピーエンドのその後のお話。 この、ストーリー展開が好き。 この、極端に背景の書き込みの少ない画面構成もすき。 エンドロールのその続きは、二人での物語の始まりで、 このお話は、その始まりの物語。 そし…
ひのもとうみ 金ひかる
芸術家だからこそ。 仁科はいろいろめんどくさい性格で、 だからこそきれいな詩を書いて、 初めての恋に肉欲ごと溺れて、詩の書き方も見失う。 広尾は仁科の詩の才能を愛していて、 でも肉欲に抗えず仁科を抱いてしまったけれど、 自分への恋に没頭して、詩を忘れてしまった仁科に危機感をいだく。 二人とも大学生という、もう子供ではないけど、でも、大人にもなりきれていない。 だからこそ、お…