初恋のあとさき

hatsukoi no atosaki

初恋のあとさき
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神194
  • 萌×286
  • 萌45
  • 中立5
  • しゅみじゃない4

291

レビュー数
42
得点
1454
評価数
334
平均
4.4 / 5
神率
58.1%
著者
日高ショーコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
価格
¥657(税抜)  
ISBN
9784832287938

あらすじ

仁科が打ち合わせに訪れたカフェは、学生時代の親友・美山がオーナーを務める店だった。 10年振りの再会を懐かしむ仁科とは対照的に、美山は自分を覚えていないかのように素っ気ない。確かに存在した“友情以上”の関係。切ない「初恋」だったあの頃にはもう戻れないのか──? 大幅加筆&描き下ろしを加えた待望の最新刊「嵐のあと」後日談『double line』も収録!

(出版社より)

表題作初恋のあとさき

美山洸平,高校時代の親友で現カフェオーナー
仁科透,10年ぶりに再会したバツイチ会社員

同時収録作品good morning

美山洸平、カフェオーナー
仁科透、会社員

同時収録作品double line

榊正彦(32)インテリア会社オーナー
岡田一樹(34)大手不動産会社勤務

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数42

初恋の10年先に

シグナル、嵐のあと、初恋のあとさき…の順で主役交代型のシリーズです。
中森さん結婚おめでとう!笑

仁科(メガネ)がとても人間らしいです。すごく卑怯に見えるかもしれないですが、その嫌なところをしっかり描くところがいい。一つの物事に対しても一言では表せない色んな感情が混ざる、人間的なところが伝わる。
美山のセフレの安東いい男だったな…

終盤の美山の「おまえって仕事好きね」のセリフが、序盤の仁科の葛藤をさり気なく拾っていて、この漫画好きだなぁと思います。

後半50ページに「嵐のあと」の続編が収録されています。「嵐のあと」のレビューに2人は長続きしなさそうって書いたのですが、そのままの2人なら長続きしなかったとしても、人は変わりますよね。

0

あの「気持ち悪い」と言われた美山くんww

メインは元同級生コンビですが、思わぬところで「嵐のあと」コンビの続編を読めましたwラッキーw
好きですw「嵐のあと」
今回の続編も大変素晴らしかったです。
でも2人の顔がなんだか変わりましたね。
そしてメインの2人も素晴らしかったです。

私はグジグジ鬱々暗い話は好きではないのですが、日高さんはそういうの本当に得意ですよね。
嫌いなジャンルなのに日高さんのだけは素晴らしい!と思えてしまう。
多分グジグジ悩んでるけどキャラクター自体が強いというか芯が通っているからだと思う。

それと読んでいて「美山」ってどーーーーーーーーーーーーーーーも名前に憶えがあるよなぁ…と思いながら読み続け、考えて考えて昔読んだ「嵐のあと」を読み返したら、、あぁ、あの青年でしたか!
やっぱり顔が違うwww
あの人間不信の美山くんにも幸せが訪れてよかったです。

0

日高先生の巧みな心理描写

ずっと読みたかった日高先生の3部作。
レビュー読んで予習してちゃんと順番おってシグナル→嵐のあと→初恋のあとさき、と読みました。本作が一番心に刺さった。

嵐…で何処か達観しちゃって冷めきった美山がどうしてそうなってしまったのかがよくわかる。
過去も現在も美山が可愛い、愛おし過ぎる。
DK時代は文句なしに可愛いワンコだし、仁科のせいで捻くれちゃった今も初恋に囚われて拗らせてモダモダして可愛いヤツ。
仁科は…嫌いだけど。嫌いなんだけどすごーくわかる。最もリアルな感じがする。10代のノンケなんてそんなもんだよね、性欲に負けて勢いやっちゃってもずっと先まで男同士で付き合っていく覚悟なんか微塵もないんだろうなと凄くリアルに腑に落ちるというか。
たとえ異性間の恋愛だろうと10代でその時の相手と結婚だの出産だの考える子がいかほど居るか、と思ったらクズってほどクズじゃないんだろうよ。
ただあの別れ方はねーだろ、て思うよ。馬鹿正直すぎて。嘘でももっとマシな事言ってたら美山をあそこまで卑屈にさせなかったのにね…

美山への贖罪の気持ちもあるならお前今度は絶対裏切るなよ、と仁科に殺意に近い感情が湧いたけどgood morning の美山の表情見たら美山が惚れてるなら仕方ないか〜と思った。
美山にあんな顔させられるのは悔しいけれど仁科だけなんだろうしな…

日高先生の作品は巧みな心理描写で話が薄っぺらくない!何回も読み返してかみしめたくなります。

1

失われた時を求めて。

あとがきによると、「嵐のあと」の2年後が同時収録の「 double line 」で、さらにその2年後が表題作の「初恋のあとさき」と、なっているらしい。ということは、美山が榊のセフレを辞めてから、4年が経過している。美山にとって、特別で大切だった「初恋」の相手、仁科に手酷く振られてから、まともに恋人と呼べる関係を築くことが出来なかったのだ。仁科は思春期に男と関係を持った事が恐ろしく、卒業したら大学を出て、企業に勤め、見合いで結婚している。…それが、まともで「普通」の事だったからだ。しかし、物語の冒頭で、嫁に男が出来て、離婚されている。嫁は「透くんに愛されてると感じた事が無かった。」と言っていて、それは事実だったと仁科も感じてはいる。
10年ぶりに再会した美山は、最初、仁科に気付かないふりをしている。ここ、後に仁科目線と美山目線で描かれているところがニクいです。仁科は、自分も忘れていたのに、忘れられていた事に少なからずショックを受け、美山は仁科が忘れたふりをして、去って行ってもいいと、仕方なく思っている。…が、あまりにも仁科がやって来るので、とうとう自分から言ってしまう。「味覚って昔と変わらないんだな。」手も指の形も。言われた言葉全て。一言一句、忘れられなかった美山。美山がずっと仁科に未練たらたらで、狂おしい程切なく想っている事が分かります。
不思議なのは、高校の頃の回想録にて。クラスでの人気者で華やかな美山が、周りから見ても一方的に仁科にベタベタ触っているのに、クラスの女子が仁科だけを「キモい」などと言ってること。周りの目を気にしているのは仁科の方だけなのだ。元々地味で友達の少なかった仁科は人気者の美山が自分に夢中になっている事に優越感を抱いていたのに。美山が無邪気に好きだと言うのが怖くなって、酷い事を言って傷つけてまで、別れてしまう。幸せだった筈なのに、苦い記憶だけしかそこには無い。
美山の現在のセフレ、安東さんが大人でいい男で良かった。安東さんがいなければ、話は全然進まなかったと思う。彼もまた付き合い方がルーズな男だが、美山を友人として(⁈)不憫に思ったか、見兼ねて仁科に会いに行ってしまうのだ。彼が大人過ぎるのが不思議だ。セフレというものはそこまで割り切れるものだろうか。「まぁ、そりゃお互いにアレだから、アレな時はアレしてるけど。」と、サラリと言ってのける。
そうして、初恋をやりなおす事になる二人。お互いを確かめ合った朝、さっさと起きて、メジャーでガラスを測っている仁科が美山に「おまえって仕事好きね。」と言われて、「えっ」って驚くところがいい。仁科は、駄目になった結婚も、仕事も、熱意を持ってしていないと感じていたから。これはやりたかった仕事じゃない、と思い続けていたから。自分でも気付かないうちに、今の仕事をきっと好きになっていると思うのだ。変われなかった仁科もちゃんと成長しているという事が分かって、私は嬉しい。
描き下ろしの「 good morning 」は、その後の二人。美山は両方イケるので、抱いてばかりいた仁科を挿れてみたりもしていて。それが気持ち良さそうで。溶けそうなあまあまになっています。美山の、たった一コマですが、嬉しそうに照れてるのがいい。可愛い。やっと手に入れた本物の恋人。まだ、仁科の事を完全に信じているわけでも、赦しているわけでも無いし、仁科もそれを分かっている。それでも、二人で進んでいこうとしているんだな、って分かる。ホッとさせてくれます。

同時収録の「 double line 」では、「嵐のあと」でもあったように、やはり榊はゲイとノンケの間に線引きをしていて。その事にイラついて、別れるとまで言い出す始末。線引き、されている事にもどかしく感じているのはこっちなのにな、と思う岡田。これはこの後の「 After 」でも触れられていて。でもいつも、岡田が男前らしく歩み寄っているのがいい。『一緒にいたいとか、楽しいとか。抱き合った時にすごく安心するとか。そういう仔細で大切なことすべて。』「俺が正しいと思うことを間違いだったなんて、絶対に言われたくない。」この男前の岡田が色っぽく抱かれる方(声もデカいみたいだしー!)なんだよなーって、また惚れ惚れしちゃいます。

3

等身大な恋愛物語。

高校生時代に最悪な別れ方をした二人が10年後に大人になって再び恋をする。
リアルに考えると、相手のことをそのまま受け入れられる包容力なんて高校生男子に求められるはずもなく、初めての恋愛に舞い上がって猪突猛進してしまうのも仕方ないし、相手の愛情や熱量が重くて怖くなったりするのもよくある仕方のないこと。
基本、まだまだ思慮が浅くて自己中心的な恋愛が当たり前の年代。
残酷な仕打ちもさほど良心の呵責なしでできてしまうのも若さゆえなのかもしれません。
とはいえ、仁科の剥き出しで躊躇ない拒絶の言葉が美山の心を深く抉り傷つけたシーンは読み手の私もひどく心が痛みました。
たとえ諍いをしても、言ってはいけない言葉や越えてはいけない一線というものがあると思うのですが・・・。
そこを踏み越えてしまった仁科もまた、追い詰められ逃げ出すしか手がなかったのだろうな、と。
10年後に再会した二人がお互い少しずつ心の距離を埋めていこうとする姿はとてもリアルでした。

個人的にこれまで読んできたBLのなかで読了後「もし、いずれ別れる時がきたら、よい別れ方ができますように」と初めて願ったカップルです。
大抵の場合は、末長く隣で並んで人生を送れますように!とひたすら幸せを願うことが殆どなのですが、そんな風に思うのは日高さんの描き方が夢物語で終わらない苦味をきちんと描写してくれているからだと思います。


大人の苦味のある恋愛、そしてリバ。
何度読み返しても魅力的なお話に神評価です。

3

初恋は実るか!?

『嵐のあと』に出てきた美山は、軽薄な感じで好きになれなかったのですが、今作品で美山の過去を知り、今の美山ができあがったのだと納得しました。初恋で男同士で。この人になら自分自身をさらけ出せると信じた相手に、「利用しただけ」なんて言われたら、怖くて本気の恋ができなくなったのもわかります。
一方の傷つけた方の仁科は仁科で、高校生の頃、美山からまっすぐに向けられる好意が怖くなって逃げたことを、ずっと後悔してたようです。
そんな二人が再会して、不器用だった高校生の頃の恋をやり直していくお話。
これまでリバに萌える趣味はありませんでしたが、仁科を抱いて抱かれる美山は、仁科への好意を全身で表していた高校生の頃の美山そのもので、初恋の後先が今に繋がっているんだなと改めて思いました。

1

切ない

これは、本当に切ない作品です。「嵐のあと」で美山が出てきてて、本気の恋愛をしないのが主義という歪んだ心の持ち主だったので、気になっていたのですが、今回、美山の過去を知って、そんな風になっちゃうのも仕方がないなと思いました。
美山と仁科の、自分のことで精一杯で相手の気持ちを考えることができなかった若さゆえのすれ違いが、10年という時を経て、やっと少し解消されるという恋愛の難しさを感じました。
本当に素敵な作品にめぐりあえました。

2

日高ショーコ先生らしい

いつも日高ショーコ先生の作品はキャラクターの骨格がしっかり描かれているなーっと思います。

こんな経験ゆえにこういう思考パターンを持っている、
性格がこういう風なのでこんな行動をする、等々…
ちゃんと読者に理解できる形で提示されています。

これって、BL一般問わず、結構稀有なことかと思っています。

この「初恋のあとさき」も、
仁科の周囲の評価を気にしがちで優柔不断な性格と、
美山の真っ直ぐさ、トラウマから他人を信じることができない性格がちゃんと描かれています。
なので、一度はこじれた二人がお互いを理解して認め合うというストーリーがすごく自然に感じられます。

カフェオーナーとガラスメーカーのサラリーマンという組み合わせや、美しいイラストも相まって、BL的な萌えというより、いい意味で頭で考えて楽しむ漫画でした。

2

キングオブ日高先生の単行本

相変わらず素晴らしすぎる絵です。
気持ちの動きが丁寧に表現されています。
つじつまも完全に合ってると言えるんじゃないでしょうか。
本当に素晴らしい1冊です。
日高先生作品のなかでNO.1なだけでなく、BL作品のなかでNO.1だと私は思っています。

「初恋のあとさき」
昔の仁科がひどくて美山がかわいそう過ぎる。
今の仁科も美山に気軽に近づいて来てる感じがしてちょっと腹が立った。
でも、結局仁科が発端の今の美山だから仁科と関わることが一番の解決法だったんだと思いました。

「double line」
榊が疑心暗鬼(苦笑)
荷物が片付いてなくて怒ったのは、出て行かれそうで怖かったから!?
確かに、岡田の言うとおり男男だから榊が疑心暗鬼になってる面もあると思います。
でも、結局は相手が岡田だからなのでは?
性格の不一致ってやつ!?
でも岡田は榊といて楽しいみたい…だから榊が岡田といることを楽しめばいいだけでは?
岡田だけに変わることを要求してる感じになってて…。

それにしても、この2人はかっこ良すぎ!

登場人物たちの気持ちがまだグルグルしてるんだから、この作品はまだまだ続けて欲しい!!

3

記念すべき作品

私がBLというジャンルの扉を初めて開けてから、一番最初に心に突き刺さった作品がこれでした。
まだBL漫画家さんのこともほとんど知らず、そもそもの男同士の恋愛についても不慣れだった状態でこの作品を読みました。
まだ萌えというのがどういうものかすらわかってない初心者丸出しだった私の心に、美山の一途で切ない気持ちの矢が刺さった感覚でした。
以前から漫画や小説は好きだったのでたくさん読んでいたのですが、心が撃ち抜かれるような感覚になったのは初めてでした。
そして読み終わった時に、美山よかったね。と声をかけている自分にびっくりでした(笑)
最後の「今夜も泊まるから」からの「うん」の美山の表情を何回見たかわかりません。

今ではたくさんの素晴らしい作品を読ませていただいてますが、日高ショーコ先生は私にとって一番特別で大好きな先生で、初恋のあとさきも大切な大切な作品です。

5

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