雀影さんのレビュー一覧

男の花道 Don't Worry mamaシリーズ 小説

木原音瀬  志水ゆき 

「オタクもオカマもそんなに変わらない」ってそんな大雑把な

同人誌で既読だった「男の花道」
同人誌の方では、友晴がオネエだと松尾にバレるところで終わりで、
え~~っ、このあと二人はどうなるの?
って思っていたのですが、、、

商業誌化されるにあたって、二人の関係はちゃんと最後までしっかり描かれました。
友晴のオネエ言葉でのハイテンションなモノローグ。

笑えます。


で、結局の所の二人の関係は、

「オタクもオカマもそんなに変わ…

5

onBLUE vol.6 コミック

くもはる

雲田はるこ「新宿ラッキーホール」出版記念的大特集号。

オンブルーは1号1作家特集をウリにした本ですが、今回は雲田先生。
ロングインタビューで、雲田さんのマンガ読書歴が明かされているのですが、なかなかお年に似合わないセレクションで、むしろ私の読書歴とかなりかぶっていて、だから雲田さんの作品が好きなんだって非常に納得。
それを踏まえての新作読み切り「ばらの森にいた頃」(このタイトルの「ばら」…

2

新宿ラッキーホール コミック

雲田はるこ 

だからリバが好き

on BLUE掲載時には「唇は苦い味」と「ハートに火をつけて」しか読んだ事がなかったので、この後に、こんな二人の過去話があるとは!
ほのぼのエロい、軽いお話だと思っていたので、びっくり。

そして、感動。

苦味もサクマも、それなりの齢を重ねた男なら、それなりの山もあり、谷があるだけでなく、そこへヤクザだった過去とかもあるわけだから、とてつもない山があったり、谷に落ちたり。
サクマにし…

5

鈍色の空、ひかりさす青 小説

崎谷はるひ  冬乃郁也 

出版社さんに拍手

よくぞこれを、商業で出版したなぁ。

っていうのが、第一印象。

サイトや同人誌の作品なら、いくら痛かろうが苦かろうがなんでも有りだけど、
いくら人気作家さんで、売れる数が見込めるからって、この作品を商業出版物として出した出版社さんの太っ腹さにビックリだ。
さすがに手練れの作者様が、商業出版物として出してきただけの事はあって、ドキドキハラハラのクオリティは高いよね。
お話を盛り上げる…

1

帰る場所 小説

椎崎夕  竹美家らら 

子供は、泣けるよね

姉が残した娘・桃子と二人、
姉が残した喫茶店を守って生きている怜一。
ある日、店の前で一人の男が行き倒れていて、
それは、7年前にいなくなった桃子の父との最初の出会いを・・・。

なんというか、いろんな要素満載。
思いっきり頑なな主人公に、謎の男。
肉親のように親身になってくれる死んだ姉の親友。
元気なバイトの女の子。
地上げ屋とその手先。
離島のお婆さん。
そして、姉が残し…

1

恋のつま先 コミック

青山十三 

靴って耽美

高級洋靴店を舞台にしたシリーズ物。

一つ目のカップルは、接客のポリシーを頑なに守ろうとする主任・品川と、元ホストで奔放な接客をする新人・新宿のお話。
過去の不倫の影を引きずっている美人上司(眼鏡)に、年下ワンコが夢中になって、あたり構わずさかりまくり、ついには上司の元カレと直接対決して、完全に自分の物にするまで。
この品川、クールな外見とは裏腹に、隠微なエロフェロモンをまき散らしているの…

3

妄想エレキテル(3)フィフスアベニュー通販特典トークCD 特典

いい感じに仲よし

フィフスアベニュー直販特典のトークCD。
葉神役の川原さんの仕切りで、安元さんと前野さんのお三方での仲良しトーク。
役柄上は幼馴染みだったり、先輩後輩だったりするけど、実際にはお三方のお年がばらけているので、いい感じに仲良し感がありつつも、馴れ馴れしすぎたり,くだけすぎたりもせず、割と真面目な感じでトークが展開。

内容は、まず、この作品を演じるに当たって、前日はどうしてたかとか、
他に…

0

妄想エレキテル(3) CD

ふみ、ほんとに、いいのか?

きゃ~~~ぁ~~。

まいど、思うけど、
安元さんの高校生、
超、破壊力あるなぁ、
で、
おまけに、今回は、
ふみが、にゃんこに・・とか言っちゃうし
更に、葉神がふみにせまったりするから・・・・
春平とのラブラブシーンは、あまあま、フワフワ。
学校に押しかけてきた、元カノまゆちゃんに切れたり、
泣きながら走り去ってみたり、
仲直りエチはエロエロだし、

こんなに多彩な安…

1

課長はカッコいい コミック

七海 

倦怠期編が読みたい

表題作は、
容姿はカッコいいけど、性格はヘタレで往生際の悪い、非常にカッコ悪い課長と
チビで容姿はそれなりだけど、性格は潔く男前の部下くんのお話。
お互い、愛し合ってはいるけど、どちらも自分が攻める気満々。
受け攻めの攻防ですったもんだする二人をコミカルに描いた作品ですが、
コミカルでありながら、絵がギャグ絵に流れていないところがいいですね。
課長の榊の外見は、白目を剥いていようが、ヘ…

0

耳たぶに愛 小説

名倉和希  佐々木久美子 

オヤジとはいっても

年齢が40代だから、自他共にオヤジオヤジ言っているだけで、友彦の実態は恋愛経験値の低い、ウブで純情なかわいいネガティブネコちゃん。
年上は趣味じゃないっていっていた脩一も、友彦を一度抱いただけで、自分が食わず嫌いでいただけなのを思い知る位のかわいらしさ。
これも、ある意味、魔性の年下殺し?

まわりのキャラもおもしろい・
すぐにグルグルしちゃうヘタレな友彦の恋を応援する、中学生の友彦の息…

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