かつては美少年、その後はポルノスター。

新宿ラッキーホール

shinjuku lucky hole

新宿ラッキーホール
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神239
  • 萌×287
  • 萌47
  • 中立25
  • しゅみじゃない29

--

レビュー数
69
得点
1709
評価数
427
平均
4.1 / 5
神率
56%
著者
雲田はるこ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784396783211

あらすじ

数日もすると苦味は、逃げようともしなくなった。

ゲイビデオに売られるため、
仕込みヤクザ・サクマと同居し同性とのセックスを
覚えさせられた桧山苦味。
やがてポルノスターとなった苦味は
サクマをヤクザ生活から抜け出させたいと思うようになるがーーー?

大人のままならない十数年間を描いた連作ラブストーリー、
後日談「Lucky Boy」を17P描き下ろし!

表題作新宿ラッキーホール

元ポルノスターAV会社社長 桧山苦味・33歳
元シコミヤクザAV会社の副社長 サクマ・40歳

同時収録作品唇は苦い味

元ポルノスターAV会社社長 桧山苦味・33歳
カタギリ(ゲイビにスカウトされた青年)

同時収録作品約束は一度だけ

佐久間 元ヤクザ ゲイビのスカウト
竜(目白組・組長の息子、高校生)

同時収録作品ハートに火をつけて

レニ ゲイビ男優
斎木 ゲイビ製作会社社員

その他の収録作品

  • 陽当たりの悪い部屋 前・後編
  • 描き下ろし Lucky boy
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数69

新宿の片隅で生きる男達の愛憎劇

本当に、私の語彙力では語れないのが悔しい名作。

誰しもを受け入れてくれる街、新宿の片隅で生きる
「まっとうな世界」から外れてしまった男達の現在、過去、未来。

昭和ノスタルジーという言葉がぴったりな哀愁漂う空気感で語られる、
主人公は小さな事務所を構えるゲイ向けAV制作会社「ラッキーホール」社長の苦味と、ラッキーホールのスカウトマンで元ヤクザのサクマ。

苦味と、サクマにスカウトされ面接に来たと言うヘタレリーマンの小話からはじまり、サクマと、昔からサクマに憧れていたヤクザの組長の息子、そしてラッキーホールで働く男優レニくんと苦味に恋心を抱くスタッフ斉木くんのお話へ。

各話を通して、それぞれのキャラクターと暮らしを理解し、
読者としても2人の関係性がどんなものなのか、気になってきたところで
一気に「陽当たりの悪い部屋」で二人の過去をどっぷり堪能する。

可愛い絵柄だけれど、しっかりとヤクザな部分は描き、
それでいて重くなりすぎないところは、さすが雲田先生。

熱烈な甘い言葉なんかは口に出したりしない、
お互いが、お互いしかいない、依存のような愛。

命を、人生をかけて愛するとはこう言うことか・・と胸に刺さる物語。

全てを知った後、戻った現在の日常へ戻ると、また違った視点から二人を見れて胸踊らせられ、これまた憎いところで物語は終わる・・。

なんて素晴らしい作品、なんという完成度!
これほどの濃厚なお話を、よく1冊によくまとめたなあと関心します。

私は最初に読んだ時の衝撃を忘れられず
今も心の大聖堂にそっと飾っている作品です。

0

リバあり

任侠もの大好きなので楽しく読めました

健気受が好きなので苦味が受のターンがあると幸せでした
この2人は長い年月をかけて深い愛を築いてしまったんだなと思いました

お互いがお互いを他者より理解している描写がとても良かったです

掘らせろと言われたら掘らせてしまう苦味さん可愛いです
受攻逆転したり、色々なキャラが色々なキャラと絡んでセックスするので1つはお気に入りの組み合わせが見つかるのではないでしょうか

とにかくくみちゃんすきです!

0

新宿の人間模様

〖DMM電子書籍〗
修正:白抜き?トーン?上手い具合に隠されている
カバー折り返し:なし
カバー下:なし
帯:なし
裏表紙:なし
備考:

〖紙媒体〗
未読

0

地獄のあとの静かな居場所。それが新宿ラッキーホール

(2)はレビューしたけど、こちらは書いてなかったので。
読み返してみれば、こちらも随分とシリアスだった…
苦味とサクマさんの出会いと愛の始まりを描く「陽当たりの悪い部屋」は、昭和の文芸映画でも見てるような感覚を覚える。
親に売られて。
ヤクザにカラダを仕込まれて。
ゲイAVに強要。
だが2人きりの時間の中で情がうつっていく…
何より「苦味」って名前がすごい。逆キラキラネーム。地獄ネームだよ…

…というのは全部読み終わってから感じることで、まず冒頭に収録されているお話は軽妙なのです。
何も知らない真面目リーマンが事務所に来ちゃって〜…というお話。
酸いも甘いも知り尽くした男・苦味の優しさ!
そして、次の話で竜が登場します。
泣いて助けを求めてたのに、サクマさんに抱かれた後は覚悟の決まる竜。顔つきががらっと変わる様にぞくっとすんね。
あと、事務所のスタッフ・レニくんと斎木くんの話。この2人かわいいんだよなぁ〜!
サクマさんが斎木くんが苦味に恋する事を許さないところが深いのです。
単に嫉妬とかと違って、色恋が絡むと痛い目を見る…サクマさんはそこが本当によくわかってる。
サクマさんの凄みが出ていると思いました。
2巻は、この1巻の6年後設定です。本作が出た当時は、続編が出るとは思わずにここでしっかり完結してたな、と思ってたけど、2巻が出てより深い物語になったと感じます。

あ、ラストはリバあり。リバ好きとしてこれ最高。

0

これは大人のカタルシス。あるいは、大人であらねばならなかった人たちの。

満を持して、2巻が刊行したというので、再読しています。
この1巻と2巻との間には6年もの歳月が流れているというのだが、私が本作に出会ったのは、ほんの数ヶ月前なので、「お?タイムリーなことに、2巻が出るんだ⁈ びっくり〜。」みたいなもので、熱烈なファンの方々とは温度感が違うかもしれない。「名作」と謳われていたのは知っていたので、何気なく手に取っただけだった。発行年ですら気にしてはいなかった。
なので、最初に読んだ時はビックリしたものだ。古いんだか新しいんだか、私には分からない。
ただ、驚いていた。

最初のストーリーが、今となってはとても好きだ。この物語の世界観を形作る導入部である、ショートストーリー「唇は苦い味」。迷い込んだ、といっていい程のサラリーマンと、かつてのポルノスター、苦味さんとのつかの間の邂逅。世間知らずのカタギリ君は、もう二度と出てくることは無いが、彼のいるべき「フツー」の世界に戻してやった、言わば、天使の様な苦味さんのことを、一生忘れないんじゃないかと思うのだ。
その次の、「約束は一度だけ」もいい。ヤクザの息子のリュウが10代でもう、跡目を継ぐ覚悟をしていること。そんなの、間違ってるとか正しくない、とかでは無くて。哀れに思ったサクマは、一度だけ。たった一度だけ、リュウの願いを聞き入れて、抱いてやるのだ。
ここで、「苦味ィー、お前ちょっとは妬けよ。」とサクマが言うので。二人の関係は何だろうな?と、我々は少しずつ何かを感じ取っていく。そして、次の「ハートに火をつけて」で、ようやく確信する。苦味に憧れて、ゲイビの製作会社に入って編集を担当していた斎木が、予定していたモデルが来ないというので、急遽、憧れの苦味さんとの濡れ場を撮影することに⁈ 我を忘れて、苦味さんに甘える様子を見たサクマは、初めて嫉妬らしい嫉妬を見せる。
そして、失恋確定の斎木を慰める男優のレニ。レニもちょっと変わった男で。彼は、苦味さんを好きだという斎木をそのまま丸ごと愛しているのだ。
…そしていよいよ「陽当たりの悪い部屋」で、サクマと苦味さんのひとかたならぬ因縁の物語が明らかになる。
ゲイビ製作会社を軸に、色んな人間模様を一話完結で繋いでいくオムニバスだと思っていたら、度肝をぬかれる展開です。死んだ父親の借金の為にヤクザに捕まり、ゲイビに売られる為に仕込まれる高校生の苦味。こんな仕事に情を持ち込みたくないと思っていたヤクザのサクマ。
二人の出会いと、彼等の恋という言葉では片付けられない程の、運命共同体といっていいのかな、生きざま。人生の中での辛酸を舐めつくして来た彼等だからこそ、そこに家族とはまた違った愛情のカタチがあるのだと分かるのです。それを分かった上で、また最初から読み直すと、二人の間に流れる空気感が違ったものになって見えて来る。これは大人のカタルシス。

そしてまぁ、皆さま書かれているところですが、ポルノスターの苦味さんよりも。サクマさんのただならぬ色気にはヤラレます。その細腰。常に不機嫌そうな上目遣い。ひん曲げた薄い唇。
リバもやむなし‼︎ ですね。あと、オールバックで決めてるのもいいですが、髪を下ろしてる様子もいい。とにかくいい!
次巻もこの色気ダダ漏れのサクマさんが見れることを期待して、読みたい。

3

すべての組み合わせに萌えて楽しめる

 一応メインとなる攻め受けは苦味(表紙)とサクマの2人なのですが、その2人で絡む他に、それぞれが他の人物と絡む話もあり、同じ登場人物を使いながらの短編集という感じでした。この作品の最も素晴らしい点は、苦味とサクマが恋人同士でありながら、相手が他の人間とセックスすることについては完全に割り切って考えていて(そこに情がないと分かっているからこそ)、でも行き過ぎればきちんと牽制するという信頼し合った大人の関係を築いていることに尽きると思います。それでいて、2人のセックスだけが魅力なのではなく、2人が別の誰と絡んでも、毎回違った萌えを感じられる。普通だったら誰と誰の絡みしか見たくない!となりそうなのに、全短編それぞれの絡みに良さがあるんです。

◆陽当たりの悪い部屋
 原点となる苦味とサクマの馴れ初め編。苦味が借金返済のためゲイビ出演を強要されヤクザに売られるのはベタな展開ですが、サクマは組を抜け出したいと考えていて、そのために苦味も行動力を見せます。サクマの苦味に対して情が湧いていく過程や、苦味がサクマに惚れ込んでいく過程が色っぽくて、ちょっぴり切なくてとても引き込まれました。サクマが悪態を吐いてばかりなのに、ちゃんと苦味を愛しているのが伝わってくるのが最高です。この2人ならリバも大歓迎。

◆唇は苦い味
 苦味×ゲイビに出るか否かを決めかねている若い気弱な男性。受けの男性が善良過ぎて心配になるほどですが、苦味が優しくリードしてあげていて、受けも眼鏡を取ると整った顔立ちで可愛くて萌えました。最後に受けの借金が帳消しにできるものだと分かり、こっちの世界にハマりかけた受けを、苦味がキスを餞別にしてちゃんと真っ当な世界に返したところも良かったです。

◆約束は一度だけ
 サクマ×サクマが在籍していた組の息子。これは、ヤクザの息子に生まれた受けの竜の運命が切なく、それでもサクマに抱かれる時は幸せそうで萌え、さらになかなか聞けないサクマの苦味への愛も改めて感じられて、一度で二度美味しい話でした。

◆ハートに火をつけて
 苦味とゲイビ男優のレニ×苦味の会社で働く制作スタッフの斎木。斎木は苦味への想いを拗らせて入社したようですが、苦味はあくまでサクマのもの。それを気取られてサクマにクビにされてしまいます。そんな彼を慰めてくれるのがハーフの男優のレニ。苦味への想いがなくなったわけではなくても、自分を愛してくれる近くにいる人間に気付いた彼がこれから幸せになれるよう願います。甘酸っぱく可愛い話でした。

3

苦しいどん底からの人生

久しぶりの読み返しです。見事に男性しか出て来ませんね。

現在の苦味から佐久間の過去、二人の出会い。もう苦しくて辛くてでもほっこりもあって。

佐久間と苦味の出会いと仕込みの一月とその後苦味を生かす佐久間と佐久間を組から抜けさせようとする苦味と。
どん底から体を仕込まれ恋愛感情とごちゃ混ぜになって死のうとして。苦味が辛くて見てられません。
佐久間も組長に散々弄ばれて手酷く捨てられて利用されてたんですね。
二人はセックスレスになるのですが苦味が攻める一回があります。

本当に盛りだくさんで佐久間と苦味だけでも奴隷から保護者から夫婦から仕事道具のような不思議な関係を辿ります。最後のホテルでは久しぶりにするのかな?苦味を好きな人は仕事をさせないのは嫉妬も少しはあるんですよね?そう信じたい。

この二人だけでも延々と語れるほどの内容だったのですが、レニ君と斎木も可愛いカップルでしたね。一服の清涼剤的な二人でした。

組長の息子が佐久間に心底惚れてるのが皮肉ですね。一度でいいから大好きな人に抱いて欲しい。その後は組長の言いなりの結婚をして組を継ぐ。泣かせます。

佐久間と苦味は共に歳を重ねて半生を過ごしてますよね。簡単には説明できない関係だと思えます。でもこんなやり方でも苦味を生かしてくれた佐久間に感謝と一生かかって恩返しというプロポーズみたいな言葉。どんな形でも一緒にいてほしいですね。

2

サクマと苦味の話だけなら神評価

すごく面白かったです。話の運びが自然でうまいというか、読みやすかったです。
最初の1話と2話見て「ん?これって……もしかしてこの二人……???」と思わせておいてからの二人の過去話。その展開にしびれました。
いいですね~しかもリバ。
最初はサクマ×苦味でしたが、ある一件で下剋上して苦味×サクマになります。
受け側はだいぶご無沙汰だったようで、気持ちよさそうにしてるサクマさんがエロかったです。「もう入れてくれ」ってあのプライド高そうなサクマさんがおねだりするシーン最高でした。
ヒゲ剃った若い苦味もカッコイイし、可愛いです。(童顔なのかな?)
サクマさん、多分惚れた男にしか抱かれたくないんだろうな~と勝手に思ったり。
自分のところの組長(当時若頭)と身体の関係にあったサクマさんはそれがちょっとトラウマになってあんまり受け側したくないんじゃないのかな。でも苦味と出会って徐々にその思いも消えていって…みたいな。

サクマと苦味の話だけなら文句なしの神評価です。めちゃくちゃ好き。
個人的に「約束は一度だけ」の竜が無理だったのでこの評価で。(しかもよりによって相手サクマさんかよ~~~)
まあサクマと苦味はお互い違う相手ともヤれちゃうオープンで大人な関係なのかもしれませんが、やっぱ私はこの二人は固定が良かった。他の人とのえっち見たくなかったな~と、最後の話を見て思いました。

2

毎日に力を与えてくれる作品

雲田はるこさんの作品はそのシンプルな絵に始まり、あくまでリアルな生活に密着したものが多い。
登場人物がリバになるところなどは、少し抵抗はあるものの、男同士だからこそ出来ることであり、その日の気分によって攻受が変わることは現実の世界では普通のことなのだろうと思った。私が普段固定カプに執着にしてしまうことに喝を入れるようでハッとした。
とはいえ、そもそも任侠ものにしなければならない時点でBLはフィクションである。それを感じさせない力がこの作品にはあると思う。先生の作品を拝読するたびに世界の見方が変わる。

1

このときめきをどうすればよいんでしょうかっ!?雲田先生

同じ雲田はるこ先生の作品”落語心中”をBLだと思って読んだ私は、「これはBLじゃなかった。芸術作品だった……」と自らのよこしまな感情を反省したのですが、先生のセンスにはまりました。
そして、遂に見られた雲田先生のBL。ありがたやーー。人間関係の複雑さ、ストーリーの奥深さに感動しました。第一話のリーマンがとてもかわいかったので、もう少し見たかったです。しかし、苦味ちゃんは固定カプがいいというジレンマに陥りました。現在雲田先生が続編を執筆中だということなので、どうなるのか期待しています。
苦手なリバ作品ですが、結構するする読めました。特に現攻めの受けだった過去編が最高でした。打ち捨てられた時の表情のコマを食い入るように見つめてしまいました。落語心中の八雲とビジュアルが似ていて落語心中では自分的に不完全燃焼だったところを重ね合わせて満足させてしまいました……。(腐女子の悲しい性よ……。)
今タグ付けを見て驚いたのですが、この世には仕込みヤクザという職業があるのですね……。初めて知りました。

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