雀影さんのレビュー一覧

制服。 コミック

木下けい子 

かわいい高校生でした

木下さんは、あまり同人活動されているイメージがなかったのですが、この冬コミには珍しく新刊の、それもオリジナル作品を出されていました。

内容は、卒業する部活の先輩にコクって振られてしまった男の子と、その先輩の心の内、みたいな、ごくごく淡くて甘酸っぱい物でした。

この本、表紙もモノクロの、ほぼコピー本レベルの本でしたが、B5の大きいサイズの絵の中の男の子達は繊細でかわいい表情で、オリジナル…

1

王子と小鳥 コミック

山中ヒコ 

アラブは夢の中の国

借金のかたに売られ、売られて、アラブの奴隷市場に売りに出された鈴木。
デブで嫌な感じの皇太子に二束三文で買われてしまいそうになったところを、美形の第2王子・ハーリドに買われます。
言葉は通じないながらもハーリドに惹かれていく鈴木。
と、ここまでは、お約束通りに進むアラブの恋。

でも、この、アラブの恋が、紛れもなく「いわゆるアラブ」な設定なのに、実に切なく、涙を誘うお話になっている。

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BL裏話 Vol.9 特典

坪井さん「欲望の犬」が初受けだったなんて

「欲望の犬」のおまけフリートークに相当するトークCDです。
本編収録直後にそのまま録ったのではなく、後日、日を改めて収録したようで、三宅さんは作品になった物を聞いた上で収録に望んでいた様子。
坪井さんは「欲望の犬」のキャラとはうって変わって、結構ざっくばらんな、よく喋るお兄さんで、対する三宅さんは、やはり作品のキャラとはうって変わって、こちらは恥ずかしがりな、どちらかと言えば口べたな感じの年下…

1

欲望の犬 CD

わん

こんな「わん」をベッドの中でいわれたら…。
三宅さんの「わん」もいいけど、
それより、なにより、
いやぁ…
坪井さん、最高…。

のっけから、けっこうがっつりで、なんだか、すっごい、エロたっぷりだった。

坪井さんの声がまた、クールで、乾いた感じの声で、エチシーンでも、息遣いのみの引き喘ぎって感じなんだけど、これが、メチャメチャエロい。
いかにも、クールなエリートが普段の顔からは…

2

あまい食卓 コミック

北別府ニカ 

疑似家族の

子供が成長して、ずっと世話をしてくれていた、親的な大人をぱっくり食っちゃう話。

親的な役割はずっとしていたけど、全く血縁がないって所が、安心して楽しめたポイント。

私、実は近親相姦が意外と鬼門だったりするので、「全く血縁がない」っていうのはポイント高い。
そう言うことなら、有希の方から方から仕掛けて、甘えて、乗っかっちゃっても全然問題ない。

他にも、実と旬の夫婦が剛のいる家の中…

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永遠のボーイフレンド コミック

吉池マスコ 

物語の力

吉池さんの絵は、耽美とは反対で、ちっとも、きれいでも、かっこよくもない。
それでも、他のコミックスだと、登場キャラ達は、それなりに、かわいかったり、かっこよかったりもする。
でも、この本は、そんな外見の、きれいや、かっこいいを、すっ飛ばして、主人公のみちるさんは、ゴリ顔の、いかつい、中年のオネエだ。
泣けば、涙だけじゃなく、鼻水や、よだれで、顔面決壊しちゃって、見られたもんじゃない。

3

ここでは密やかに CD

まさかの吸血鬼

原作未読です。

何だか、今になっての、まさかの吸血鬼。
そんな感じの、耽美なフェロモン満載の、永遠の時を旅する吸血鬼ですよ!

ギャグ要素一切無し。
ガチで耽美。
子安さんが、貴方の耳元で、終始クールに囁きます。

武内さんと遊佐さんが高校生。
セリフの量は、多分武内さんが一番多いかな。
アカツキに溺れる淫蕩な密から、殊更に普通の高校生らしく装う明るい密までを、繊細に。

1

饒舌な数学者とAmaretti 小説

遠野春日 

全く独立した作品です

それ程厚い本ではありませんが、2段組なのでかなり読み応えがあります。
普通に雑誌の1話分位ある感じ。

自分はノンケだと全く疑っていない普通の大学生・千坂が、片思いしている女の子目当てで取った、他学部の、それも大嫌いな数学のセミナー。
担当教官の芦屋準教授に、なぜか気に入られ?てしまった千坂は、学食などで芦屋と出会うたびに、芦屋が蕩々と語る数学談義を一方的に聞かされるハメになってしまい…。…

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同棲時代 2 コミック

鳥人ヒロミ 

岩の生い立ち

「彩おとこ」のその後話、岩吾と丁子のシリーズの続きです。

退院してきて石川家に居候することになった岩吾。
今まで知らなかった(あまり興味もなかった)丁子の事を知りたくて、家族やカヨちゃんにアレコレ聞いては、丁子に鬱陶しがられています。

丁子もやはり、岩吾の生い立ちについては、今まで興味はあっても聞くのを憚っていたのですが、寝間でくつろいで甘えてくる岩吾が、自分から生い立ちを丁子に語り…

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ラブリートーク コミック

雲之助 

ジャージがかわいい

表題作、展開に微妙に戸惑ったのですが、続きの「ラブリーウェイ」で二人が高校生だとわかったら、俄然、萌えた。
「ああー、そーかー、お子達のじゃれ合うような恋だっだのかー
ならば、こんな風になっちゃうのも、しょーがないかー」
って。
体育館で最後までやっちゃうのは、ちょっと考えなさすぎで引くわー、ってツッコミたい気もするけど、暴走する10代の性だし、フィクションだし、かわいいから許しておこう。…

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