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恋煩シビト
雀影
ネタバレ
愛の前に、神の正義は本当に正しいのかを問いかけるお話。 落ちこぼれ天使のルイが、かつて兄のように慕った優秀な先輩天使マルコとユーゴ。 マルコは堕天して黒髪の姿で人間界に生き、ユーゴは天使として邪悪な愛を排除する仕事に邁進している。 ルイは、邪悪な存在を排除するよう人間界に派遣された時、マルコと再会し…。 邪悪なもの(人外)と人間の交わりとか、ルカ、マルコ、ユーゴの関係性とか、萌要素満載なお…
綾ちはる yoco
薄幸な受けが魔法の力を借りて、最終的には幸せを得る話。 タイトルの「サンドリヨン」は「シンデレラ」の別名ではあるけれど、この作品はシンデレラ物語が下敷きになっているというより、「サンドリヨンの指輪」という魔法アイテムが登場するちょっとファンタジーがかったお話でした。 分量的にはたっぷり読みごたえがあってよかったのだけど、読み終わってみると、フワッとしたつかみどころのないお話で、中途半端なファン…
波真田かもめ
幼馴染物です。 小さい時からずっと一緒に過ごしすぎたので、相手に対しての自分の気持ちに気づいていないお人好しな大学生と、最初からずっと好きでいた働き者の幼馴染。 そんな二人が、子どもの興味本位の触りっこから、なし崩し的にセックスするようになって、そして、ほんとの恋人になるまでを描いたお話。 この二人って、二人一緒にいるのが家族から見ても当然すぎちゃって、特にカミングアウトとかもなくそのうち平…
「MODS」と「NIGHTS BEFORE NIGHT」の間をつなぐお話。 短いですがシロの成長と、シロ(空)と信虎の、その後の関係の深まりが伝わってくる、ほっこりといいお話です。もちろん、エロもしっかり修正薄めで。 この小冊子を、春の物語である「NIGHTS BEFORE NIGHT」と一緒に読むことで、より一層、春の悲しみや苦しみが伝わるというか、春の救済が喜べるというか、 ただでさえ厚…
ナツメカズキ
夏のヤクザ祭り! こう暑いと、モノトーンの殺伐としたお話が読みたくなるよね! 普通のコミックスの2冊分はありそうなボリューミーな本。 一応スピンオフ作品ですが、前作未読でも大丈夫。 元やくざで今はデリヘル店長の主人公が、今は亡き思い人の腹違いの弟を預かることになって、囚われ続けていた過去にようやくけりをつけるお話。 ヤクザ物に対するBLロマンがたっぷり詰まっています。 そして、やっ…
峰島なわこ
表紙買いしてそのまま積んでいたのを、あまりの暑さに(2018.7.23日本の観測史上、最高気温更新された日)なんか寒そうな表紙に惹かれて発掘。 表題作のヤクザ物も、同時収録の「花と雷音」も、愛と執着の物語で、程よい薄暗さとひんやり感があって、前半は涼めました。 後半の「花と月」は、出所してきた菅原を迎えたのは、帰りをずっと待ち続けていた神崎と、菅原の一度もあったことのない娘で…という、ハートウ…
和泉桂 Ciel
シンデレラと鉢かつぎ姫を混ぜてオメガバースでBLにした小説。 昔から衣服取り換え型の輿入れBLってジャンルはあったけど、これをオメガバース世界に持ってくると無理なく結婚出産ができるようになるわけで、なんか、ほんと、世の中便利になったよね(なんか意味違う気もするけど)。 貴族の家の長男でありながら、先妻の子で、その上アルファばかりの貴族の家にはあってはいけないオメガの子のリオは、父亡き後は後妻に…
丸木戸マキ
丸木戸さんの新刊だけどBLで引っかかってこなかったので見落としていたのを、ちるちるさんのニュースで取り上げられて、興味を持ったので購入。 非BLと謳ったオメガバース作品ですが、個人的には十分BL文脈で堪能しました。 っていうか、何でもありのオメガバなんだから、ことさら非BLって言わなくても構わないんじゃないかと感じるくらいだけど、出版元や作者さんの意向もあることだし、このドロドロ展開の雰囲気は…
K.有馬
美味しそうなお野菜のカバーイラストに惹かれて購入。 未知の作家さんの初コミックスのようだったけど、とりあえずカバーイラストがこの雰囲気だったらたぶん大丈夫だろうと。 絵はしっかりお上手だし、「センシティブでほっこり暖かい」ストーリーでほのぼのしててよかった。 ノンケの鈍感男が料理を覚えていくのと並行して、相手が同性だからこそ、愛されることや愛することの本当の意味に気づいていく。 そんな気持…
英田サキ 高階佑
DEADLOCKのシリーズもseason2という事で、今回はロブとヨシュアの話だけで1冊。 ユウトもディックもちょっとしか登場しないし、もちろんドンパチなアクションシーンもありません。 ロブ視線で、ロブが、映画俳優の仕事に挑戦しているヨシュアがこの先の人生をどう選択するのかとか、これからの二人の関係についてとか、あれこれ考えるお話なので、文体は翻訳調な感じでひどく饒舌です。 それにしても、こ…