NIGHTS BEFORE NIGHT

NIGHTS BEFORE NIGHT
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神102
  • 萌×221
  • 萌5
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

13

レビュー数
11
得点
611
評価数
133
平均
4.6 / 5
神率
76.7%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
価格
¥777(税抜)  ¥840(税込)
ISBN
9784864423373

あらすじ

『MODS』本当の完結。

元ヤクザでゲイ向けデリヘル「Rain」のオーナー・春は、一条組組長の息子である雪鷹を自宅で預かり、謹慎させることになる。
暴力沙汰を起こす問題児の雪鷹は、春の想い人で今は亡きヤクザ・一条時雨の腹違いの弟だった。
時雨の死に囚われながら不眠を患う春は、性格は真逆だが、時雨と似た相貌の雪鷹にしだいに翻弄されていき……。

眠れぬ夜の終わり、哀しき男たちの愛と救済を描く、ナツメカズキ最長編作!

表題作NIGHTS BEFORE NIGHT

一条雪鷹 一条組組長の本妻の息子、26歳
春 ゲイデリヘルオーナー、元ヤクザ、33歳

同時収録作品NIGHTS BEFORE NIGHT

時雨 雪鷹の異母兄、ヤクザ、33歳
春 ヤクザのイロ、22歳

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下にキャラクター紹介とキャラクタープロット

評価・レビューする

レビュー投稿数11

泣けました…

前作『MODS』で亡くなった時雨さんが軸になり、数人の男が苦しんだり悲しんだり…その苦しみを乗り越えたりします。。

『MODS』が(私の中では)かなり印象深かったので、スピンオフはさほど期待してませんでしたが…期待はあっさり裏切られ…めちゃめちゃ泣けました。。

春さんにとっての時雨さん。。
想像以上に存在が大きく、またお互いに思う愛情の深さも想像以上でした。。

時雨さんに救われた人…一体何人いるのか…

シロをこの人なら救ってくれる…と時雨さんに託した春。その事でまさか時雨さんが死ぬなんて。。どれ程苦しんだのか。。とてつもなく長い間不眠症は春を苦しめました。

不眠症から徐々に解き放たれたのは時雨さんの腹違いの弟…雪鷹の存在。雪鷹は春を救いたいと頑張りますが、私には雪鷹も春に救われたようにも見えました。。

たくさんの傷を背負った男ばかり出てきますが(笑)

誰かのせいにせず、自分で何とかしようとする(だからそれぞれ苦しんでるんですが*><*)…基本的に優しい男の集まりです(笑)

次はCD発売を楽しみに待ちます!!

あと、時雨さんにスポットを当てたお話を読みたいなぁ~と願っています。



4

この世界が好き。

前作のMODSが大好きで、心待ちにしておりました。内容は、デリヘルオーナーの春さんの物語です。亡くなった恋人が忘れられない…というか、その死の原因は自分にあると考えていて、11年も不眠症という、言葉にまとめると陰鬱なのですが…暗いとか病んでるとか、そんな印象は受けず、春さんの心に寄り添いながら、幸せの芽を見つけられる、じんわり胸が温かくなるお話でした。
いや、しかし、34歳でじじい、おっさん、と…まあ、皆の距離感が近いからそう呼ぶんだとは思いますが…全編、春さん色気バリバリですよ。
個人的にイチオシな虎くんはほぼ出てこないのですが、特装版を購入したので、小冊子とCDを楽しみたいと思います。

6

やばい、メチャクチャおいしい(泣)

『MODS』のスピンオフなのでかなり期待していたのですが、期待以上(泣)なんなの〰️このおいしすぎる設定。

ベタベタした優しさじゃないけど、気づかいはできるし、さらには何か暗い過去がありそうなところが雰囲気があっていい男だなぁ~と思っていた春が今回の主人公。過去のしがらみから組長のドラ息子・雪鷹の謹慎のお守りを押し付けられて…なんて始まりだったら、もっとドタバタした笑いの要素が強い話になるのかと思いきや、すごいイイ話でメチャクチャはまりました…(泣)

雪鷹の腹違いの兄・時雨との過去の話は、大人の男の優しさと苦しみと弱さが溢れていてすごくぐっとくるのに対し、瓜二つの雪鷹の方はやんちゃでバカで時雨とは正反対。それでも時雨との過去に縛られ不眠に苦しんでいる春にあれこれ安眠グッズを試して寝かせようとするなど、とにかく一生懸命。そんな年下が必死に頑張る可愛さと急に男前なところを見せちゃうギャップにきゅんきゅんきてしまいました。時雨も雪鷹もどっちも私のドストライクでめちゃくちゃ楽しかったです。

極道という世界で、血生臭いことから逃れられず苦しみながら生きることや、しがらみから抜けることの難しさ、それでも誰かのために生き直そうとする強さなど、とてもドラマチックで内容自体もすごく読み応えがあって面白かった~。超オススメです!

6

スピンオフ

※小冊子+ドラマCD付き初回限定特装版での購入。

『MODS』に出てきた「Rain」のオーナー・春が主役の物語。
もう一ページ目からやられました。
時雨との出会い、シロとの出会い、時雨に預けるに至った経緯、そのことによる感情等が描かれていて前作のエピソードの隙間を埋めて春の輪郭が浮かび上がっていました。
『MODS』では、時雨との関係は裏設定な感じではっきり描かれていませんでしたが、こちらでしっかり描かれています。(特典漫画では少し関係ある描写がありました)
そして、春にこんな悩みがあったんだな・・・と改めて切なくなりました。

時雨の異母弟・雪鷹との関わりが、春の時雨への想いや現在の苦しみと共に浮き彫りにされてます。
雪鷹が抱いている異母兄・時雨への複雑な感情もあわさって、雪鷹と春の関係の変化、雪鷹の成長等読み応えたっぷしの一冊でした。

ぜひ、『MODS』と併せて!

7

読み応えたっぷり

夏のヤクザ祭り!
こう暑いと、モノトーンの殺伐としたお話が読みたくなるよね!
普通のコミックスの2冊分はありそうなボリューミーな本。
一応スピンオフ作品ですが、前作未読でも大丈夫。

元やくざで今はデリヘル店長の主人公が、今は亡き思い人の腹違いの弟を預かることになって、囚われ続けていた過去にようやくけりをつけるお話。
ヤクザ物に対するBLロマンがたっぷり詰まっています。
そして、やっぱり、この絵がいい。
つり目、細目、三白眼と三拍子そろったこの目つきの悪さ。
体を彩る彫り物たちは、せっかくのデザインなので、もうちょっとしっかり見たかったかも。
月守の背中のえぐい彫り物も見てみたかったな。

7

そして、春風に包まれる。

静かで冷たい雨はやみ、暖かな春風に包まれる。

前作『MODS』で、デリヘル「Rain」オーナー春が主人公の作品。

愛した人の夢で目覚めた春。
事務所に行くと、あの人と同じ顔をした男が居た。
時雨の異母弟 雪鷹だった。

忘れ形見のシロも去り、店を畳むつもりの春だったが、
最後の依頼として、雪鷹を預かることになる。

若く自由で豪快奔放な雪鷹の、時折見せる表情に時雨が重なり
春の心が乱される。

雪鷹の中の兄 時雨
雪鷹を可愛がり「やさしくなれ」と抱きしめた日もあった。
いつしか2人は疎遠となり、雪鷹の心はささくれて行く。
オレにとっては、アイツはいいやつでは、なかった。

自分を通して時雨を見る春が、兄のイロだと雪鷹は知る。
訪ねた雪鷹に、春は遠くを見てつぶやく「愛していた」と。

時雨が死んだ11年前から、春の心は雨の中に佇んだままだった。
眠れぬ夜を、何万時間繰返しても、その雨はやまない。

コレで良いと思う春に、雪鷹が救いの手を差し伸べる。

雪鷹は時雨との刹那な関係も
春の中に去来する、時雨への謝罪と思いも
忘れる必要はないと、春を抱きしめる。
春は「愛してた」と泣き、雪鷹の胸の中で、
11年ぶりに安寧で深い眠りにつけた。

組長死去後、組を継ぐ決意をした、雪鷹。
雪鷹の計らいで事務所を畳めたことを知る、春だに。
「誰かと、しあわせになれ」と雪鷹は残して行くが。
春はそんな言葉を望んではいなかった。

そんな折、雪鷹が春の目の前で刺されてしまう。
大切な人、失いたくない人は誰なのか?
もうこんな思いはしたくない、雪鷹を抱きしめ、春は「愛してる」と叫んだ。

春はめくり、冷たい雨はそこにはない。
時雨が注いだ愛は、時を重ね新たな愛を生み
春も、雪鷹も、シロも、穏やかにそこに存在する。

1年ぶりに再会した雪鷹と春は、久々の逢瀬、初めての密夜を交わす。


静かで、美しく、優しく、春風が吹き抜けるよな、お話でした。

雪鷹の道は、簡単には行かぬのでしょうが、
少なからず、安らぎの場所を互いに見つけた、春と雪鷹。
心が満たされゆくこれからに、幸多からんことを。

6

春さん大好きです。

春さん好きです。
作者さんの作り出すキャラがもう好き。全部好き。
その中でも春さん大好きです。髪が長いのも中ぐらいの時も今の短髪も。

CDは特に欲しかったわけじゃないんですけど小冊子の方が欲しくてそっち買いました。

春さんの「愛してた」「愛してる」にもうっ もうっ なんて言っていいかわかりません。
時雨さんもちゃんと春さんの事は愛してたんでしょうね。
きっとお互い互いの気持ちはわかってたのに・・・ せつない。

シロ改め空さんの幸せな日々が見られて良かったです。
この人本当に素直な人ですよね。無垢っていうか。純粋な人。

厚くて読み応えばっちりでした。読んで良かった。

6

未亡人萌え

 前作「MODS」読了後、ぐずぐずと胸の内にわだかまってたフラストレーションを思いっきり晴らしてくれる一冊でした。そう、私はこんなお話が読みたかったんです。大好きなこの絵で。春と、彼がこよなく愛した時雨と、あとひとり、時雨と同じ貌を持つ異母弟雪鷹の物語。

 施設育ちの男娼上がり、ヤクザのイロを経て本物の極道となるも、今は一応足を洗った格好でゲイ向けデリヘルのオーナーに収まってる春。11年前、事故を装った謀殺のような形で時雨を失ってから、ずっと不眠症を患う。眠れない夜は長く、苦しい。でも一方で春は、そのつらさを甘んじて受け入れてもいた。それが片時も忘れず時雨を想い続けている証しであるかのように。新しい恋に身を投じることもなく、時雨の残した「忘れ形見」のシロと身を寄せ合って、まるで未亡人のようにひっそりと日々をやり過ごしていた。

 でもそんな彼にも転機は訪れる。ひとつはシロの「巣立ち」。まだ危なっかしいとはいえ、新しい伴侶をみずから選んで裏社会と縁を切ったシロの姿に、春は自分の役割がひとつ終わったことを実感する。そして、忘れられない男と同じ貌をして突然、春の静かな生活に乱入してきた雪鷹。11年前、時雨の葬儀の時に見た彼はまだ15の子供で、とりたてて兄に似ているとも思わなかった。なのに時を経てすっかり大人に育ち切った姿は時雨そのもので、クールにあしらいつつも内心の動揺を抑えきれない春。もっともそっくりなのはあくまで見た目だけで、中身は真逆。穏やかで包み込むような温かさのあった時雨に対し、刹那の衝動に身を任せて暴力沙汰を繰り返す雪鷹には春もあきれるが、よんどころない筋からの押し付けで、謹慎中の彼の身を預かる羽目になってしまう。

 前作ではやり手の経営者の顔しか見せてなかった春だけど、こちらではもっといろんな顔が見られます。ある時は口うるさいオカン。時には喧嘩上等のやんちゃ坊主を一撃の下に黙らせる武闘派。そして時雨にだけ見せていた特別な顔も。時雨と出会った頃の春はたぶんまだ十代で、髪は長く線は細くて、はかなげな美少女とでもいった風情なんだけど、窮地をさりげなく救ってくれた時雨を一途に慕い、背中を追うように本格的に裏社会に足を踏み入れる。時雨の囚われていた闇は春の想像以上に深くどす黒く、「ただずっとそばにいたい」というささやかな望みさえあっけなく奪われてしまうのだけれど。

 謹慎という名の一か月の同居で、そんな春のいろんな顔を間近に見てしまった雪鷹。時雨を思って眠れない春にイラつくうちに、もっと別の感情が芽生える。初めて自分の腕の中で朝を迎えた春。安らかなその寝顔に心震わせる。もう春を苦しませたくない。彼を縛るしがらみを完全に断ち切ってやりたい。そして最後に雪鷹は、自分が今持つありったけを擲って、春の望みをかなえようとする。「いつかは誰かと幸せになれ」―別れ際、どんな思いで雪鷹がそうささやいたのか、痛いくらいに春には分かってて。でもある意味それは、11年前、時雨の死の直前に聞きそびれた言葉より残酷に、春の胸をえぐりもして。

 そこからラストまでの展開は、やや急すぎてバタバタの感もありますが、収まるところに収まります。「今夜はお前が眠らせてくれるんだろ」それが本編最後の春の台詞で、その直後、描き下ろしの怒涛のエッチシーンになだれ込むので、多分春はその晩ほとんど寝かせてもらってないです。にしても、これが二人の初夜なので、出会いからすると一年以上。周囲のみんなに、本能だけで突っ走るバカ犬認定されてたにしてはよく我慢したよね雪鷹。出会ったときは精神年齢15のままって感じだったけど、この恋で急速に成長したのは確か。でも、この先も裏社会で生きてゆく以上、もっともっとしぶとく、したたかになって、どんなことをしても生き延びるくらいの覚悟が欲しい。ストイックな春の未亡人姿にそそられはするけど、やっぱりもう見たくない。以前春が、シロを託すとき虎に言ってた言葉、今度はアンタにそっくり贈ります。「もしあいつがお前を選ぶなら、その時は手を離さないでやってくれ」

5

もう一度恋を始める時

「MODS」にて印象的だった大人組・春が主人公のスピンオフという事で購入。
本の厚さもかなりのボリュームで、シリアスな内容ということもあり読み応えは十分。
春の想い人・時雨(故人・素敵な名前だなぁ…)とよく似た彼の異母弟・雪鷹の面倒を1カ月見なくてはならなくなる、という冒頭。
ふとした表情、ふとした仕草にかつての時雨の面影を感じて、「あの日」以来の不眠症が悪化していく…
春の不眠を知った雪鷹は『俺が眠らせてやる』、と。
ここから雪鷹が取る行動は意外でした!春を抱くのかと思いきや、安眠グッズを試しまくるという。
あ〜雪鷹って若いんだ!っていうのがこれで凄く伝わってきた。
そんなわけで、2人はすぐに寝るわけじゃないんです。ここがいいですね。
その後、春の過去編へ。
11年前のまだ若い春と、組長の息子であるのに汚れ仕事をさせられてる微妙な立場の時雨の刹那的な関係。そこに「MODS」のシロがやってきてそして残酷な運命へ。
自分を責める春を、雪鷹が許してくれる。それなのに、ヤクザのしがらみが春を追い詰めて…
この辺りで1冊のかなり終盤。
つまりここからドドッと展開が詰まってきますね。ここを読み応えと取るかバタバタすると取るかで読後感も変わると思いますが、私はちょっとバタついたかなぁという感想。
雪鷹が本物のヤクザになり。
春とは距離を置き。
抗争で雪鷹が刺され。
「偶然」居合わせた春が、血まみれの雪鷹に告白。(実は軽傷)
そして1年後。(←エッ)
やっと素直に恋人になる2人。
そして描き下ろしの「THE NIGHT」がエロ補給というか、2人の本格的なセックスシーンとなります。修正は甘めではないかと思います。
自分でほぐす春や、いざ挿れる瞬間のアングル、結合のアップなど、見応えありですね。
ちらちらとシロも出てきます。なんか年相応っぽい若さ、少年ぽい雰囲気でした。虎の前で素の自分で過ごしていることが伺えます。
一点。
刺青の作画について。
扉絵などは春には龍、雪鷹には翼の図柄の刺青ですが、本編内ではうすらぼんやりした影みたいなお茶にごしになってた。
描くのが面倒なのはわかる。でも刺青好きとしてここにはガッカリでした。

4

春さんの素敵さに悶える

作家買い。作家買いですが、『MODS』のスピンオフでしかも春さんのお話、と聞いたら嬉し過ぎて、テンションMAXで発売を心待ちにしていました。

通常版に加え、小冊子+CDが添付された初回限定特装版も同時発売されました。もちろん特装版をお買い上げ。『MODS』を未読の方は人間関係等理解しづらい面があるので、まずそちらを読まれてから今作品を読まれることをお勧めします。

ということで、レビューを。すみません、ネタバレ含んでいます。






デルヘリ「Rain」のオーナー・春のもとに、一人の男が訪れるところから物語はスタートします。

「Rain」の事務所のカギを壊し、勝手に不法侵入していたのは一条組組長の息子・雪鷹。
春がかつて深く愛し、そして亡くした時雨の腹違いの弟。

不始末をしでかして謹慎を命じられ、現在はカタギの春のもとに勝手に送られることになったのだという。春が盃を交わした矢代組(一条組の傘下)組長に頼み込まれ、義理もあって仕方なく雪鷹を受け入れるが、時雨にそっくりな顔をした雪鷹の存在は春の表面上の平穏を揺るがす存在になり―。


『MODS』も分厚かったですが、『NIGHTS BEFORE NIGHT』も相当分厚いです。

この厚さを裏切らない、濃厚な内容でした。

時雨を失ったことで不眠症を患うことになった春。
時雨への忘れることのできない深い愛情と、断ち切ることのできない懺悔の想い。

春と時雨が出会うことになった出来事から、二人が身体を重ねるようになった経緯、そして、時雨がシロに少しずつ惹かれていくさまを横でじっと見ることしかできなかった春の哀しみ。

そういうものが、少しずつ、けれど圧倒的な世界観でもって描かれています。

『MODS』の時から、春という男性の魅力にドはまりしましたが、彼が『MODS』で見せた大人で余裕のある表情は彼の見せかけでしかなかったのだと。

彼の過酷な過去、時雨への想い、「愛されたい」と願う孤独な心。

これでもかと春の内面が描かれていて、萌えが滾って、とどまるところを知りません。

そして一方の雪鷹も。
極道の家に生まれ、周囲からは腫れもののように扱われ、父親からは愛された記憶がなく、唯一慕っていた兄にも見放された(と思い込んでいた)。

誰にも必要とされず、愛されず、そんな彼が、春という一人の男と出会い変わった。
春の心の叫びが聞こえたのもまた、雪鷹だけだった。

毛嫌いしていた「極道の世界」に、春を守るために自ら入っていった彼の深い愛情に、思わず落涙しました。

ナツメさんて、濡れ場の回数こそ少ないものの、とにかく濡れ場がエロい…!

体つきや表情がエロカッコいいというのもあるし、tnkの描き方がエロいんだよなあ…。
エロに特化しているわけではないのですが、とにかく相手のことが大切で、というのが透けて見えてくるので読んでいて温かい気持ちになります。

春の過去が痛々しく、読んでいて切なくなるのですが、そんな彼が雪鷹と出会い、そして幸せを手に入れた。極道とカタギということでまだまだ前途多難な二人ではあるのですが、最後に雪がつぶやいた、

おやすみ、雪鷹
また 明日

のセリフに、萌えと優しさが詰まっていて幸せな気持ちになりました。

『MODS』の完結編、とのことですが、トラ×シロ、そして雪鷹×春、の4人に、またいつかどこかで会えるといいな、と思います。

あ、そうそう。
お値段は2300円(税抜き)とちょいお高めではあるのですが、それでも初回限定特装版を激しくお勧めします。

付属してくる小冊子+CDが、最高に素晴らしいです。

7

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