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表題作NIGHTS BEFORE NIGHT

一条雪鷹,26歳,一条組組長の本妻の息子
春,33歳,ゲイデリヘルオーナー、元ヤクザ

同時収録作品NIGHTS BEFORE NIGHT

時雨,33歳,雪鷹の異母兄,ヤクザ
春,22歳,ヤクザのイロ

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下にキャラクター紹介とキャラクタープロット

あらすじ

『MODS』本当の完結。

元ヤクザでゲイ向けデリヘル「Rain」のオーナー・春は、一条組組長の息子である雪鷹を自宅で預かり、謹慎させることになる。
暴力沙汰を起こす問題児の雪鷹は、春の想い人で今は亡きヤクザ・一条時雨の腹違いの弟だった。
時雨の死に囚われながら不眠を患う春は、性格は真逆だが、時雨と似た相貌の雪鷹にしだいに翻弄されていき……。

眠れぬ夜の終わり、哀しき男たちの愛と救済を描く、ナツメカズキ最長編作!

作品情報

作品名
NIGHTS BEFORE NIGHT
著者
ナツメカズキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
シリーズ
MODS
発売日
ISBN
9784864423373
4.6

(427)

(314)

萌々

(74)

(27)

中立

(7)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
32
得点
1954
評価数
427
平均
4.6 / 5
神率
73.5%

レビュー投稿数32

なんで読んでいなかったのか、、、

先日先生の新刊を読むに当たりMODSの後の本作を未読だという事実に気付いた私、、、新刊を読んでからとかの順番はバラバラにはなりましたがやっと読む事が出来ました

なんでこの作品を読んでいなかったのか、、、後悔しか無いです
が、知らずに読まず終いにならずに良かった。。。

MODSは本作を読まずに完結は出来なかった作品ですね
そしてこの作品を読んでこそシロにも春さんにも未来が見える気がしました

過去があるから今があって、今があるから未来がある
脈々と刻は繋がり流れていく
囚われるのではなく刻まれていく事で起こる変化こそが救済
刻を進めなければ結果何ひとつ動けず変わらない…

それを刻みに来たのが雪鷹という存在
同時に雪鷹には春という存在が、、、

胸と涙腺が熱くなる1冊でした

新刊も本当に素敵で大好きでした!!!
ただ泣くって事はなかったのですが、、、
本作を読んで再読したら時雨さんが源慈と軽口を楽しんでる事に嬉しくなり、そして春の事を訊かれ「ああ 可愛いよ」とサラッと答えているそのコマに完全に涙腺崩壊でした…

完全に繋がった世界としては捉えらえなくてもこういう想いが拾えるっていうのはやはりグッと来ますね
そもそも冒頭は雪鷹始まり!(しかも一条組長…!)

やっぱり遅くなってしまってもこの「NIGHTS BEFORE NIGHT」は読んで良かった!!!
益々先生の作品の世界観で表現される深い深い愛のカタチに溺れます
素晴らしい男達の賛歌でありレクイエムでした

0

電子で購入なら、是非Rentaで

電子派なので、シーモアとRentaでアカウントを持ってますが、本作品購入をご検討でしたら是非Rentaを。と言うのも修正が全然違います。シーモアは白抜きです。Rentaは小さい短冊修正なので存分に物語に没頭できます。作品の内容は他の方々がもうご説明されているのであえて申すことはございません。傑作です。

0

よかったな~よかった!!

MODSを読んでいたので気になって購入しました。
よかった…!
男前受だな~と思いました。こちらもまたビジュがよい!
厚めなのでボリュームもありますが内容も深く素晴らしいので最後まで気が散ることなく読めました。

0

重かった…読み応えがすごい…

「MODS」を読んでからこちらへ。こちらの主人公も時雨に囚われている一人でした。時雨…なんて罪深い男。
春の前に時雨と同じ顔した雪鷹が現れて…?というお話。本当に時雨はいろんな男の心の中に生きすぎです。雪鷹にも深く根を張る記憶を残してて、ガタイの良い大人が背中丸めて辛そうなのはしんどい。こんなんでどうやって春と関係を築いていくのかと胃が痛みそうでした。
救いは雪鷹が少々あほのこムーブに走ってくれて、痛いシリアスみを和らげてくれたことかな。投げやりな子供っぽさが時雨との違いを強調してるようで良かったです。
時雨との過去編はやっぱり引き込まれますね。時雨は本当は何をしてたの?真実はどれなの?っていう謎は謎のままなのも、惹かれる理由かもしれません。この物語の中ではハッキリ描かれなくても良いですが、別で時雨の話は読んでみたいです。結末が辛すぎだけど、MODSとコレと2作品分の落とし前付けて欲しい!みたいな笑。
最後もゆっくりじっくり簡単にはくっつかず、時間をかけて整理してから。物語が綺麗に畳まれていく感じが心地良いです。セリフがちょっとクサイのも雰囲気出てて好き。描き下ろしのHシーンは必死さに萌えました。
秘かなお気に入りは月守。彼はかなりの萌えキャラだと思うんですが笑。腕まくりシャツにエプロン+無表情が最高でした!

3

これはいい話!

本作があっての「MODS」、「MODS」があっての本作というか。
うまく相互補完されていて、2作で1つの大きな傑作!という印象を持ちました。

最初、本を持った時、分厚い!と思いました。
その厚さに違わぬ読み応え。

前作での時雨が、少しくたびれた感ありつつ、やさしいいい男で。
本作では、タバコの銀紙で鶴を折り「かわいいだろ」なんて言っちゃう、若くて更にいい男で、そう言うあなたがかわいいやん!なんて萌えツッコみしてしまうほど、色気ある好みのタイプ。
隣で眠っていた春も若くて色っぽい。

この冒頭の、眠っている時に時雨に触れられて、自分も触れようとする場面を、春はずっと夢に見て起きてしまい眠れないんですね。
雪鷹の手を時雨と間違えた時も、この夢を見ていた。

雪鷹は時雨と似ているかな?と私は思ったけど(シロは全然似てねぇな、と言っていてさすがシロ!と思ったw)
春は雪鷹に時雨と重なる部分を見ていたんですね。

雪鷹はまさにでっかい子どもみたいでw かわいいっちゃあかわいい。子どもの時からさみしい辛い思いをしてきたのもわかる。
月守のお世話っぷり、何度も鷹と呼べと言われるのに雪さんと呼び続けるところがツボw

そんな雪鷹が、春をカタギに戻す時、男でしたね!
「誰かと幸せになれ」
なんてセリフ…泣かせるわ〜。

春はシロに自分を投影したり、時雨の忘れ形見のように感じて引き取ったのかなと。

若い春が花火を買って時雨のもとへ走る姿が健気でいじらしかった。

時雨は、雪鷹をかわいがったり、春をさりげなく助けたり、鶴を折ったり、線香花火を楽しんだり、シロを助けようとしたり…やさしく繊細なところがあるから(恐らく)殺しをさせられていたことに心が壊れかけていたのかなと思います。

時雨が亡くなったこと、自分のせいではないのに、春はそんな風に十字架を背負っていたんですね。

時雨が亡くなってから入れたという春のウナジの十字架の入れ墨が重いのか…若い頃は背筋伸びていたのに、現在の春は猫背気味なのが、そのせいかなと。

十字架が見えるように髪も切って。
ここぞの場面で、十字架が見えるのがきますね。
例えば、雪鷹が「昨日 抱いちまえばよかった……」と春を抱きしめる時も十字架が見えて、これがあるから簡単には雪鷹とはそうなれない、と言ってるようで。
と思ったら、刺されて倒れる雪鷹に「愛してる……」と春が言う時も十字架が目立つように描かれ、もう十字架の役目は終わったんだと語っているようで。
結ばれる場面でも、十字架に光が当たり、雪鷹がキスをする。
どの場面も、十字架がとても効果的に描かれているなと思いました。

時雨のことがあってから眠れなくなった春。
そんな春を好きになり、自分が眠らせてあげよう(もう苦しむのを見たくないから)とする雪鷹。
そんな雪鷹の腕の中で11年ぶりに眠れるようになった春。
そんな2人(と時雨とシロと)が出会い、救い合う、セリフや構成もとてもすばらしく良く出来たお話だと思いました。

ところで、時雨の事故は八神の差し金でしょうか。「時雨は知り過ぎてた」のセリフが気になりました。

あと、欲を言えば、虎も少しでいいから出てきてほしかった〜(涙)

2作合わせ技で、神に近い萌2です。
個人的な好みで恐縮ですが、雪鷹が時雨のようなタイプだったら神だったかも。
エロの時、春が待って(もう少し慣らさないと)と言っているのに我慢できず雪鷹がインしちゃったのが私的にマイナスポイントw 大人になったとは言え、子ども心が抜けない設定だからそうなるのかもしれませんが、春が大事ならそこは我慢してほしかったです〜。

2

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