MODS

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MODS
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神286
  • 萌×2103
  • 萌48
  • 中立26
  • しゅみじゃない19

--

レビュー数
48
得点
2012
評価数
482
平均
4.3 / 5
神率
59.3%
著者
ナツメカズキ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
ISBN
9784864422642

あらすじ

白く零れ落ちる、空っぽの愛だけをくれ

男娼と付き人――交わされる、声なき咆哮。
妹の借金を返済するため、ゲイ向けデリヘル「Rain」の人気男娼・シロの付き人として働くことになった信虎。信虎の顔と体が好みだと言い、セクハラを繰り出してくるシロに対して一線を引いて仕事をする日々だったが、ある夜、客からの暴行で傷ついたシロの姿とふいの言葉が忘れられなくなってしまい……。
欠けて凍えた心の奥底には、愛への狂おしい呻きがあった。
新鋭・ナツメカズキの新境地が待望のコミックス化!

表題作MODS

中田信虎,23歳 ,ゲイ向けデリヘルの男娼,シロの付き人
シロ,25歳,ゲイ向けデリヘル「Rain」の人気男娼

その他の収録作品

  • M.O.D.S(描き下ろし)
  • カバー下に作者による人物紹介とあとがき

レビュー投稿数48

「MODS」の意味、今やっと分かりました

まだ子供の頃から父親の借金の返済のために男娼として生きてきたシロが、付き人として雇われた信虎と出会って、殺していた心を思い出し始めるという展開の切ないお話でした。

過去にシロをこの世界から連れ出そうとしてくれた人との別れから、シロは心を殺して客をとるだけの毎日を過ごしていて、自分にはそれしか出来ないと思っているのが悲しい。
期待してまた無くすのが怖いのに、信虎のまっすぐさに心が動かされそうになり逃げてしまいます。

散々男と寝てきたのに、信虎と結ばれた時が初めて好きな男に抱かれたシロが不憫で、でも幸せで泣けました。
前途多難かもしれないけど、幸せになって欲しいなぁ。
スピンオフは未読なのですが、読みたい作品のひとつ。
虎×シロの話に続きはないのだろうか。ちゃんと2人で生活できているのか心配で。

題名の意味がわからないままいたのですが、初読み時から1年くらい経ってやっと分かったという…。

0

すべてを昇華するために

大変深かったです。
読んでいる間も、読み終わった後もいろいろ考えてしまって、なかなかここに辿り着くことができませんでした。

登場人物に男娼がいる作品は精神的に重いものが多いので、どうかなと思っていたのですが、評価が良かったので購入してみました。
ナツメカズキさん、大変遅ればせながら初読みです。

シロと名乗る男娼と、妹が作った借金返済のため送迎の仕事に就いた信虎。
「自分は犬だ」と言ってNGなし、どんな客にも対応するシロを見ているうちに、信虎中にある思いが湧いてきて…。

父親からの虐待と強制売春が「自分が生きる意味」だと思って生きてきたシロは、客に酷く縛られようが、殴られようが、複数で痛めつけられようが平然としています。わざと自分のからだを傷付けているような。
自傷ではなく他人に酷く扱われることで「生きていて良い」という保証をもらっているような感じで、ただただ痛々しかったです。
事務所でも服を着ていないことが多くて、これも自分は犬だから人間のようにする価値がないと思い込んでいるせいだと感じました。

「それしか知らないから、それしかできない」というシロを一番近くで見続けた信虎は、「救いたい」と思ってしまう。妹の借金返済を引き受けたときと同様に具体的なプランもなく、ただ「救いたい」。
お人好しで、本当の意味で闇を知らないひとなんだろうなと思いました。
ここから連れ出してどうするかという計画を考えるより、まず連れ出したい。
見ようによっては偽善です。

過去にもうひとり、シロを救おうとした時雨は、信虎とは対照的に闇を知っているひとでした。裏の世界を知っているからこそ、本気でシロを救おうとしたんだと思います。
だけど…。
シロが初めて感じた温もりや手の大きさもひとを信じる心さえも連れて逝ってしまった時雨の話はつらすぎて、時雨ほど人生経験があるわけでもなく、800万の借金まである信虎に一体何ができるのかと。差し出せるのは手だけなのに。

でも、何度拒絶されても、何度あしらわれても、差し出せる手さえあればよかったんですよね。
諦めずに、「そっちに行っていい」とシロが思えるまで、ただ手を差し出し続けることが大事だったんですね。
信虎が一回手を差し出すごとに、シロの中で何かが変わっていって、つらい過去をひとつずつ昇華していくような気持ちになりました。

最後に明かされたシロの本名。
きっと生まれたときは愛されていたんだろうなと、涙が出てきました。

あまりにも悲惨な人生で、物語に心を引きずられる瞬間が何度もありました。
共感しがちな方は、こころをしっかり持って読むことをお勧めします。

0

せつない…でも幸せ…

シロ初登場からこの子好きだわと思いました。
見るからに色々抱えてますよっていう、そういうの大好きなので。

進むにつれて暴かれていくシロの過去。
思ってたより壮絶でした…。
1度信じれる人を見つけてその人と生きる未来を見たがために、それを失ったトラウマは計り知れない大きさだったと思う。
幼い頃から植え付けられた「これしかない」っていう思考を強固なものにしてしまったのね。

それでも力強くシロを引っ張ろうとする虎の姿に、これぞBL!素晴らしい!そう叫びたくなりました。笑

そしてちょっと驚いて嬉しかったのが、シロと時雨さんが致してなかったこと!
あんなに思い合ってそうだったのに意外でした。もしかすると2人の関係は親子に近かったのかな、なんて思ったりして。
なんにせよ、シロの本当の意味での初体験が虎でなんだか嬉しかったです。
(最中のシロの泣き顔めちゃくちゃ可愛い)

こういうシリアス全開の話ってエッチシーンが妙に浮いたりすることもあるけど、今回は良い意味であまりエロさを感じず、話に浸れました!
こういうのいいよね。

NIGHTS BEFORE NIGHTという、作中に出てきた春さんに視点を当てたスピンオフが出てるそうなので見てきたいと思います。
この人も良い人そうだから楽しみ!

0

切なかった

NIGHTS BEFORE NIGHTを読んでから再読したので余計に感慨深かったです。

シロの過去が壮絶過ぎて言葉もありませんでした。時雨と出会う事で自分を搾取しない大人の優しさを知る姿がいじらしかったです。あのまま時雨と逃げ出せていたならと…。
時雨を亡くして何もかもを諦めたシロの前に現れたのが、普通の感覚を持つ虎だったのです。普通に心配して世話をする虎に、シロは心を寄せたかに見えました。
でも虎の一言に反発して遠ざけようとするのです。危ない客を取ったり家を飛び出して行きずりの人間と寝たり、自傷行為にも似た行動には目を背けたくなりました。
行方が知れなくなったシロを、仕事を辞めてまで虎は探してました。
そして傷ついて動けなくなったシロに呼び出されるのです。虎は怒りをぶつけ、シロは期待して失う事が怖かったと告白するのでした。
虎はずっと側に居ると誓い、シロを好きだと告白していました。

夢の中で成長したシロが時雨に「好きな人が出来た」と告げているシーンで泣いてしまいました。

一緒に住み出したシロが幸せそうで、妹の借金を返す為に仕事に行く虎を見送ってから照れる姿がとても可愛いのです。

0

シロさん…涙

いろいろしんどい可哀想な話だけどシロさんが救われてくれてよかった。
攻めのノンケさんが落ちるのが納得できて良い!
幸せになれよ…な話でした。

0

退廃した雰囲気の中の純愛物語

愛を知らずに育ったシロに熱情を持ってぶつかる虎。

唯一愛した人を失ったシロのまっすぐな虎の愛に怯える姿があまりにもいじらしくて、涙が出そうでした。
そんなシロを包み込むには虎はあまりに真っ白で、私の中で「そっとしておいてあげて…」と思う気持ちと「助けてあげて…」と思う気持ちの両方がせめぎあって苦しくて仕方なかったです。

シロの名前は最初は白というより黒だな、と思っていたのですが、読んでいくうちに、いや真っ白…この子は真っ白だわ…と思い直しました。

先生のシュッとしたカッコいい絵柄と退廃した雰囲気で少し惑わされるけれど、切なすぎる純愛物語でした。彼らが陽だまりで微睡むような関係になってくれて本当に良かった。

ただ、どうして春さんがシロにウリを続けさせていたのかは疑問でした。
ウリしか知らないシロからそれを取り上がることはできなかったのか。シロに陽が当たる世界での生き方を教えることはできなかったのか。
まぁ春さん自身が元ヤクザで、足を洗ったとはいえその筋の仕事をしている身だから、無理だったのかな。

……なんて考えていたのがNights before nightを読む前の私。春さんの心の内を知れるのでMODSを読んだ方は是非読んでみてください。

1

辛かった

受けが男娼で攻めの目の前で他の男とのHを散々見せるのがめちゃくちゃ辛かった。こんなの何とも思わない人が羨ましい。我慢しようとしたけど途中で諦めてしまった。まあ私には合わなかっったことに。。

2

演出が好きです

付き人アルバイト 信虎×薄幸ウリ シロ

強姦、暴力、薬物シーン有りなのでご注意ください。

信虎がシロを好きになる説得力がかなり薄いのですが(それこそマゾかと)、絵の上手さと演出の上手さと、キャラの色気で引っ張られてしまいます。
信虎の働く理由とか、異常な世話焼きも正直薄いのですが、同上。
細部の説得力があって、信虎のキャラがもう少し出てたらな〜というのが残念。でも神評価の方が多いのも頷けます。2冊目の商業本でこの画力と演出力は凄い。

※電子書籍 booklive/カバー裏・裏表紙無し 白抜き

0

新鮮味はないけれど雨や曲を使った演出が印象的

 父親の借金返済のため、ヤクザの元で売り専として生きるしか術がなかった受けのシロの救済の物語でした。父親による性的虐待から始まり、そこから来る日も来る日も客を取らされ、ひたすら男の性器を受け入れる生活を送ってきたシロは、自分には本当にそれしか能がないのだと思い込んでいます。とても悲惨な境遇ではありますが、BL作品では割とありがちな過去です。ただ、そんなシロにも唯一性的関係も求めず優しい温もりを与えてくれた、時雨という男性がいました。しかし、彼と2人で街を抜け出し今の生活から抜け出そうと約束した日に、時雨は交通事故で亡くなってしまい、自棄になったシロの売り専でしか生きられないという自分への戒めはより一層強固になってしまいます。幼い時から自分を犯す人間にそう刷り込まれ続けてきた、洗脳の結果でもあるのかもしれませんね。

 そのシロの頑なな殻を、新しく彼専属の運転手を勤めることになった虎が、誠実さ溢れる接し方で溶かしていきます。客に無体をされたシロの手当をしたり、オフになったシロを海へ連れ出したり。何か特別すごいことをしてあげたわけじゃないけれど、1つひとつの小さな行動が、シロの中で無意識の内に虎を好きになる要素として積み上がっていったのかなと思います。想いが通じ合うまでけっして糖度は高くありませんが、じんわり2人の恋に感情移入していくような、そんな作品でした。

2

虐待がもたらすもの

よんどころない事情でデリヘルで付き人をする事になった信虎と、子どもの頃からの虐待で心に深い傷を受けてる男娼シロの物語。

※核心に触れるネタバレしてます※


シロが後ろ向きというか諦めてるのは、過去の出来事のせいだし、「これ(売り)しかできない」と言うのは、子どもの頃から受けてる父親からの虐待のせいです。
シロの自虐は虐待から来ているんだろうと想像に難くないのですが、虐待というのがどれほど根深い傷をつくるのか、15歳の時の思考を読んでいても悲しく辛くなります。
決して逃げてるだけではなく、守ってるのだと。そうしないと潰れてしまいそうでギリギリのところで踏ん張ってるように見えました。

15歳の時に預けられた雀荘の店主、時雨との出会い。
猫のような仕草が本当にあどけなくて、胸が苦しくなりました。
あの期間は本当に子供らしくって可愛くって。本当は親から与えられるはずの愛情を時雨から貰ってたんだな~と。
※本編では時雨と春(デリヘルオーナー)の関係(恋愛関係があるのか否か)はなんとなくそういう雰囲気の足元一コマだけではっきり描かれてはいないです。コミコミ特典のオマケ漫画では関係ある描写でした。このあたり続編でもっと描かれてるのかな?

無くすのが怖いという感情も、時雨との出会いと別れがあったからで。
虎に貰った缶コーヒーがぽつんと部屋に置いてあったシーンで、幸せに憶病になってるシロの気持ちが痛いほど伝わりました。

底辺に光が射してくるように感じられるので後味は悪くないです。
とにかく、シロがこれからも末永く幸せでありますように。

※シロの履歴書の字に萌。これは超個人的な好みで、男の子が書く汚い字萌です。

3

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