御影さんのレビュー一覧

お花とチョコレェト コミック

不破慎理 

年の差カップル

 母を亡くし、一度も会ったことがないというイギリス人の父を探しに東京まで出てきた真琴と、欧州亭を経営する尾崎との話です。尾崎は、欧州亭の前で倒れた真琴に縁を感じて、イギリス人の父を探す約束をするのです。

 いつの間にか、尾崎の友人である画家の吉川や青柳、平良、佐々原まで巻き込んでイギリスに父を探しに行きます。

 27歳の尾崎とまだ子供の真琴はかなりの年の差カップルです。頼る身内もいない…

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愛とは言えない(1) 小説

榎田尤利  町屋はとこ 

一度コミックを読んでいても

 英と平が出会ったクリスマスイブの日、橘高と彼の後輩である目も偶然再会します。
橘高の経営するレストランで一人で食事をする目を、橘高は気になって仕方がないのです。
 
 父は実業家、母は高貴な家の出自ということで、何もかもが完璧すぎる橘高が、唯一落とせなかったもの…。それが目であり、今夜はこうして彼が目の前に居るのです。そして、契りを交わすのです。

 目はこの夜のことを「魔が差した」と…

1

月に笑う 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

信二の過去とこれから

 かつて信二が所属していた茂木組が解散し、本橋組に移ります。そして、そこの陰の実力者でもある惣一に気に入られ、信二は、彼の身の回りの世話役につきます。

 一方、大学生になった路彦が、思わぬ形で本橋組との関係するようになり、なんとしても気質のままでいさせたい信二は焦ります。それでも信二のことが好きな路彦はどんどん本橋組の裏株操作に荷担してしまうのです。

 信二のことが好きな路彦は少しでも…

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月に笑う 上 小説

木原音瀬  梨とりこ 

人としてどうありたいのか

 夜の学校にこっそりと忍び込んだ加納路彦は、男とクラスメイトで、いつも女子からいじめられている斉藤が争っているのを目撃してしまいます。斉藤は窓から飛び降り、帰らぬ人となってしまいます。路彦も同級生である長尾からいじめられているので、始まりから暗い印象を持ちました。
 そして、斉藤を巡り、路彦は山田信二と出会います。

 斉藤が亡くなった翌日、いじめていた人間が顔を真っ赤にして泣いている。偽善…

1

日曜日に生まれた子供 コミック

紺野キタ 

珍しい一冊

 「日曜日に生まれてきた子供」 

 お屋敷の主でるローランドが目を覚ますと、そこには若返った執事のウォルターがいるのです!というのは、ウォルターの息子であるエリックが、ウォルターが休暇中に来ているのです。二人は主人と執事という身分差のある関係の中、すごく静かに関係が展開していきます。読んでいて、とても静かな気持ちになれる話です。

 「せんせいのとなり」
 
 「逆上がりができなくて…

2

嵐の檻 コミック

松本蜜柑 

時代物BL

 大正から昭和の時代にかけて、梅崎の家を舞台に繰り広げられる恋愛物語です。
 
 梅崎の屋敷に引き取られた義久ですが、彼は祖父の娘、小春の子どもなのです。
 そんな肩身の狭い思いをしている彼の教育係が櫂であり、義久はいつしか櫂のことを慕うようになります。

 義久の兄である高久は、頭がよく、優しいできた人間だけれど、病弱故に無理はできない体なのです。義久と櫂が逢瀬を繰り広げているところを…

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北上れん同人誌 北上れん単行本初収録作品+α小冊子(表題作 ホネヌキにされたい番外編) 特典

なるほどと納得

 『ホネヌキにされたい』の保科と篤史と『リフレインスマイル』の嶋と相沢、のお話が収録されています。
 
 『ホネヌキにされたい』では、篤史の家事、おいしい手料理で順調に体重が増加してしまう保科さん。ジョギングをすることになったものの、二人が始めると愛犬散歩になるというのがまた可笑しいです。 

 先生の絵はやっぱりきれいだなと思うのですが、このページ数なら本編に収録してくれてもよかったかも…

2

夕陽に及ぶ コミック

日野ガラス 

夕陽にあてられる

 高校に赴任してきたばかりの芳塚は、不登校の小野崎の面倒を見ることになります。いきなり問題を押しつけられた感の否めない芳塚は、仕方なく小野崎との面談に望みます。別にたいした話をしたわけでもないのに、次の日から登校するようになった小野崎。何度も面談と称しながらとりとめのない話をする二人ですが、芳塚は、小野崎にキスをしてしまうのです。
 教師と生徒、現実の中で生きるものとして、決して手放しで認めるこ…

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夏時間 コミック

国枝彩香 

絵がきれいです

 「夏時間」

 智は、亡くなった母のメモを頼りに、高木という男の元に向かいます。高木の家は元民宿で、智はしばらくそこで世話になります。母だけが、昔高木と何があったかを知るわけですが、高木との奇妙な同居生活の中で、なかなか話そうとはしないのです。

 かつて高木とそして智の母は逢瀬を繰り返し、その最中、高木の子どもである春海が亡くなったとの知らせを受けます。一度でも寝てしまえば忘れるという…

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きみがいなけりゃ息もできない(新装版) 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

きみってどっちのこと?

 漫画家の豪徳寺薫子先生は、実は男で、しかもこれまた生活能力がほぼないという二木なのです。そんな二木を小学生のときから支え、そして社会人になった今も、保護者のように面倒を見ているのは幼なじみの東海林です。

 まんがを書くにも、部屋を掃除するにも、ご飯を食べるにも、何でも東海林にやってもらう二木は、普通だったらいらっとするキャラクターなのに、どこか憎めないのが不思議です。二木の描く漫画は元はそ…

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