茶鬼さんのレビュー一覧

深海のヴィーナス コミック

定広美香 

2冊じゃ足りない!!

定宏さんの長編は色んなものが詰まり過ぎてあれもこれもと欲張りなビュッフェディナーみたいです(涙)
もしこの2巻で完結だとしたら、それはそれはひどい欲求不満に陥ります。
あとがきに作者さんが自らのオナニー作品だと書かれていますが、作者さんの頭の中にある設定と、この作品だけでは語りきれなかった部分が絶対あるということは、明白であり、実に悶々とした作品になってしまいました。
こんな奥深い、そして罪…

9

王子様のいた夏 コミック

蝶野飛沫 

選択はゼロか1。たまごアイスがエロい!

蝶野さんの絵って、それだけで何となく淫靡な雰囲気が漂うんですが
決して挿入というダイレクトな行為はなかったにせよ、人物の色気があふれた、爽やか風味でありながら実にエロティックさを醸し出す青春。
とっても甘い高校生のひと夏の経験が永遠になるというお話でした。
冒頭、ちっちゃい男子が出てくるので思わずショタ!?なんて思ったらそっちのお兄ちゃんが主人公でしたw

祖母の別荘に滞在してひと夏の遊…

2

BLACK SUN 奴隷王 Ⅱ コミック

小笠原宇紀 

待ちに待った完結

第一巻が04~06年、そしてこの巻が08年から途中休載になり再開して11年に完結と実に7年かけての作品。
長かった。。。
相変わらずCGで描かれるカラー絵の見事なこと!
おまけペーパーはその舞台裏みたいな部分が垣間見られて、思わずおおーっ。
1巻に比べて人物の陰影の付け方が変わったのでしょうか?トーンが変わったようで人物の肌のツヤ感がなくなってちょっとのぺっとした具合になってるのが、ちょっ…

5

お気に召すまま コミック

鷹丘モトナリ 

天然おバカは救世主

超セレブの学園寮生活ものでしかも身分差と来て、それ系が苦手な自分なのに、作者名と、”あ、これは大丈夫そう”という直感から手にした作品。
結果、、、vvv
主人公のあまりに天然なおバカにすごく救われました!!

主人公の彬はラーメン屋の父ちゃんが5億円の宝くじに当たり、自分に学がなくて苦労したから息子には苦労させられないと、その大枚をつぎ込んで超セレブ学園へ転入させられるのです。
そこに待…

1

二人の男~獣の絆~ 小説

二條暁巳  えまる・じょん 

受けのしたたかさに思わず。。。

「ばかいぬ」が好みでなかった作者さんでしたが、イラストがえまる・じょんさん、あらすじを見れば結構シリアス目の禁忌の兄弟愛を含んだ3角関係と、ドロドロの匂いをかぎ取りましてww
結構被虐嗜好の破壊を好む受けになるお兄ちゃんが好みでした、はいv
この本の萌え部分は何と言ってもこのお兄ちゃんのドMが支えています!!
ただ、弟がお兄ちゃんを愛してるとか言いだすのは、まったくもって謎ではあったのですが…

2

二重螺旋 6 業火顕乱 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

行きつく先は何処?

全く、四ノ宮兄弟に平安な日々が訪れるのは一体いつ?
毎度毎度、彼等を襲う出来事は、それはそれは三文週刊誌的事件!!
兄弟で愛し合うという禁忌は正常でないにしろ、どうも彼等VS世間というものの作図がこれまでを通して出来あがっているような気がする。
一体まともって何だろう?
家族がそろって団欒して、仲の良い家族を演じ、皆信頼しあって愛し合って、全てが丸くいっているのが普通だとしても、必ずしも誰…

4

サークル コミック

直野儚羅 

手は出るは、流血するはw激しい愛?

直野さんというとおっさん受けのイメージですが、表題は若者です。
とはいえ、やはりおっさんもありますvvv
おっさんのほうが「BLOODシリーズ」で表題より長いです♪しかもお得意の魔ものとのコラボ。
しかもおっさんが子持ちの娘があるという年齢設定(その割に若そう)なんで、オヤジスキーはウハウハです!

表題は大学の古武道サークルを舞台にしたお話。
なかなかに珍しい設定v
ちょっと鈍くて…

0

薔薇色の憂鬱 小説

牧山とも  双葉はづき 

題名漢字で書けません(涙)

この本の前作、読んではないんですがレビュー見ましたら結構評価が高い。
4兄弟みなデキてて、2カプもvそして、コメディでなんてありましたんで、じゃぁ続編も面白いんだろうか?とドキワクしておったのですが・・・
イラストは前作門地さんで、これは4男が16歳だし小柄な設定だからきっとピッタリだったんだろうな?とは思われます。
今回はその4年後ということだし成長したからイラスト作家さんも変わったのかな…

2

あまのじゃくの恋 コミック

イシノアヤ 

やっぱりイシノアヤ

イシノアヤさんの作品は他誌のものみたいに、セリフが少なくても人物の表情とそのシーン展開だけで、彼等がどう思って何を考えているか充分わかるような気がするのだが、ルチルの作品はセリフが多い。
実はそれが面倒くさい作業になってしまい、絵から感じ取るという作業を疎外するのが実に惜しいと思ってしまう(涙)
確かに帯にあるように「ボタンをかけ違えたような恋のはじまりとその後」とあるように、言葉が足りなかっ…

1

三月某日、クマを拾った コミック

高緒拾 

まだまだ導入部?

単行本ではお久しぶりの高緒さんv
麗人で時々連載を見た時、なんだか???とワケアリな主人公達の秘密がよくわからなくて、単行本になるのを楽しみに待っていたんですが、やっぱり???
彼等の事がもっと知りたいーー!!

予備校講師・川瀬の”やっかいなモノを拾う癖”とか節操無く、頂けるものはなんでも頂いちゃう、でもって、それが似あってしかも許せちゃう、彼の魅力の出所は一体どこ?
川瀬が拾ったクマ…

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