茶鬼さんのレビュー一覧

「悪だくみにも花はふる」おまけペーパー 特典

鷹尾の友達?

護は鷹尾に木島と二人だけで飲むなと苦情を言う。
弟の虎二は、小太郎を連れ歩くなと文句を言う。
だけどその木島は俺達がいないとノロける相手もいないから、小太郎は聞いてあげないと可哀相でしょ、と鷹尾の味方。
鷹尾ラブの護はこの弁護に思わず納得(笑)
人の悪い鷹尾だけど、純粋な(?)ふた方はお友達のようであります。
愛してくれる人がいて、文句を言うほどに弟とは仲直りして(?)話しを聞いてくれる…

1

悪だくみにも花はふる コミック

雨隠ギド 

悪人の精一杯の誠意

『恋まで百輪』と『悪人を泣かせる方法』の2カプの事情が絡んで、完結となる1冊。
百輪カプのほうは多少のすれ違いはあれど、どちらかというと安定しているので、
ひねくれ者の鷹尾とその恋人の護の関係をより確固たるものにするための、その要素のほうが強く見えました。

鷹緒が拉致されかかるがスタンガンで撃退して未遂に終わる。
そして虎二の花屋にバンが突っ込み、これは小太郎絡みの組のゴタゴタに巻き込…

3

坊主かわいや袈裟までいとし 1 コミック

本間アキラ 

マルコメくん♪

兎虎の完結よりこちらの出る方が早かったか(汗)
雑誌掲載も合間合間にショートが入って本編が遅々として進まないジレンマを感じていたのですが、1冊に出来あがったものを見てびっくり。
結構ボリュームあった。。。

12歳の時得度を得る為に入った道場にいた、家が寺の息子で12歳同士の大円と弥勒。
たった10日間の期間だったけど、「寺を継いだら頭を丸める」そんな約束をして二人は別れたのでした。

8

デキの悪い子は手のひらの上 コミック

山田2丁目 

やはり「フェチ系」が!

この本、表題の寺の坊主とその元妻の甥っこのラブ、そしてそのスピンで坊主の弟の話という大きなメインがあって、それに短編が2本入っているという構成なのだが、本当ゴメンナサイ!というべきか
この短編2本のほうが表題より面白いのです~♪
それぞれに、ちょっと変態チックなフェチっぽいシチュが入っており、自分がこの作家さんを評価して好きな部分が表現されているから尚更なのかもしれない。
だから表題が、すご…

3

閉じ込める男 小説

秀香穂里  葛西リカコ 

怖いくらいの執着依存

互いに親から捨てられたり、亡くしたりして施設で育った二人が見せる愛の形。
ずっとずっと一緒だから気がつかなかったモノが、転機の訪れと共に変化する時。
そんな場面を描いた作品は、攻めの激しい執着に病的なものを感じるのではありますが、彼等の年齢設定が20歳ということで、これから彼等が新たな関係を築いていく為の物語でもあるのだな、と感じるのです。

両親の心中で親戚をたらい回しされた挙句施設に連…

3

許される恋 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

好きな人の幸せを願う気持ち

広告代理店を舞台に、研修時にミスをした自分のフォローの仕方から好きになった先輩社員に、会社の飲み会の帰りに思わず気持ちを伝えてしまう主人公。
自分の気持ちを受け入れてもらえ、抱かれた翌朝知った先輩社員の昨晩言っていた許されない恋の相手。
絶望を感じた心を隠し先輩の想う相手の身代わりでいい、きっといつか気持ちが通じると先輩と付き合うようになるのだが、ある日その先輩の相手を知ってしまう。

本…

6

ブラックジャックの罠 小説

中原一也  小山田あみ 

力に立ち向かう男たち

舞台はカジノ特区というものが作られた日本という想定のパラレルワールド。
そこで孤独な戦いをしている男たちの姿が描かれました。
相手が「権力」という力を手にしている者たちな為、彼等は報われるのだろうか?と
自己を犠牲にしてまで突き進む主人公の姿もあり、そのラスト展開まで目が離せない物語でありました。

カジノ特区のあるホテルで起きたある男の自殺。
このカジノの敏腕ディーラー西沖は実はこの…

8

不埒な身体はナミダ色 コミック

たつよし 

年上が面白い☆

たつよしさんの絵が変わった!?
何だろう?線がすごくきれいになって、あと、顔が醤油顔の人物が多かったからかな?
とてもスマートになりました。
表紙の装丁も今回の装丁はカラーを原色のまま使ってなくて綺麗ですよね☆
そして相変わらずエエ身体描かれてまして、乳首がきちんと乳頭のへこみまで描写されていてデェヘヘヘ♪
イチモツの白抜き修正はガッカリですが、1カットだけまつたけこんにちは☆が、これっ…

2

キツネとタヌキの恋合戦 小説

真崎ひかる  麻生ミツ晃 

狸かわいや☆

麻生ミツ晃さんの表紙イラストにヤラレマシタ♪
耳四つはご愛嬌というか、狐が眼鏡設定の為にどうしても人間耳が必要だったとか(笑)
それにしても、この狸のキュートな事v
作中で、狐はもふもふが好きで尻尾をかわいがるのですが、この色合いとふんわり質感にうんうん!って思います。

お話的には、山奥の狸の一族の住む里の水がめである大池が日照り続きで干上がり始め、農業で成り立つ彼等にとって水がめの枯…

4

ふんわりフラワー 小説

早瀬亮  佐々木久美子 

幸せを感じるお話

フラワーアーティストとバルーンアーティストの出会い。
扱うものは違えど、人々を癒し愉しませるモノを作り出すというアーティストな部分は共通項。
このお話の良いところは、こうした仕事のお話を軸にそれぞれの想いがあり、その気持の成長していく過程で仕事に絡んだ突飛でない日常的なトラブルがそれを促進する要素となり主人公のキャラクターもあり親近感を覚えること。
また仕事に誠実で、各々がまず自分で努力をし…

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