Krovopizzaさんのレビュー一覧

舌先の魔法 小説

火崎勇  湖水きよ 

初恋に振り回される俺様攻め

火崎さんの小説、いつもは受けの一人称「俺」に少し違和感があるのですが、
今回は唯我独尊系の攻めが主人公なせいか、「俺」語りがすごくピッタリだなと思いました。そんな「俺」が初恋に落ち、天然でミステリアスな受けに色々振り回されているところが美味しい作品ですv

海外から帰国後、チョコレート専門店のオーナー兼ショコラティエとして大活躍する小笠原(攻め)。
恋人より何より仕事優先な遊び人のゲイです…

4

或る夜-NightS- コミック

ヨネダコウ 

少し魅力が分かった気がする

本編と一緒に買ってしまったオリジナル同人誌。

本編は正直そこまでハマリきれなかったけど、この同人誌は結構好きかも。
メガネの間崎に本編にはない色気を感じました。
冒頭でコートの襟立てて仕事の話してる姿がカッコよく、唐島と遊んでる話より
内偵に入って暗躍する間崎の話のが読みたいと思ってしまったw

そんな間崎に翻弄されながらも、めげずに食い下がる唐島が可愛い。
唐島の追求をノラクラ…

6

いまさら「好きです」なんて言えませんて 小説

髙月まつり  駒城ミチヲ 

下町情緒と人情味あるエロコメ

都内の商店街のガヤガヤ感が楽しいです。
受けが絡みでは乙女なところもあるけど、普段は男らしく小粋に煎餅屋やってるのがポイント高く、変人な執着攻めにツッコミつつも絡みにはノリノリで応じる所も潔いv
全編通してエロくハイテンションで、緩急が欲しい感じもしましたが、テンポの良さとキャラの台詞の面白さでサクサク読めました。

兄弟同然に育った幼なじみの男前フードライター・灯夜に長年片思いしている勇…

2

不器用、なんです 小説

中原一也  鬼塚征士 

家族のようなコンビ仲の良さが可愛い

強面だが温厚で堅物なオヤジ×美貌の狂犬 いう組み合わせは好みだし、
刑事コンビで受けの方が武闘派(攻めはお目付け役で『仏の麻生』と呼ばれる穏健派)という関係性も面白かったのですが、

最後の最後に両思いになって絡みのシーンになると、
いつもの中原作品らしい、絶倫エロオヤジ×言葉責めに翻弄される受け…ってノリになっちゃったのが、中原さんだな~と安心感を覚えつつも少し残念でしたw

堅物に…

3

ミスター・プレイボーイの受難 小説

鳩村衣杏  深井結己 

ノンケ同士の恋愛

ノンケ×ノンケ、男前×男前というかなり好みの設定ながら、
二人が恋愛関係に発展する展開が少し急に思えました。

普通に女性にモテるノンケ同士なだけに、押し倒して身体の関係になるまでに、もう少し恋愛感情を意識するようなエピソードが欲しかったかなーと。設定やキャラ造形はすごく好みなだけに、そこが少ーし残念でした。

互いが互いを男として、友人として認め合い、欠点をも受け入れ合うという関係は、…

2

愛の在り処 小説

杏野朝水  スゥ 

恋愛と成長と

兄(実際は親戚)と親友という、執着攻め二人に愛される世間知らずなお坊っちゃま受けです。
登場人物がほぼこの三人のみという構成に、最初はシンプル過ぎて物足りないと感じました。
しかし、主人公の受けが、何不自由ない暮らしだけど狭い世界に生きていることを考えると、その受けの一人称「僕」で進むこのストーリーにこの構成は納得だし、そこに閉塞感と静かな狂気を感じました。

と言っても、受けが無理やり抱…

5

空と原 コミック

中村明日美子 

あとがきの破壊力

本編は文句なく面白かったけど、あとがきが全てを持っていった感がありました。
あとがきが本編より印象に残ってしまったけど、そのおかげで連載中の続編「O.B.」の展開がどうなるか非常に気になっていますw

本編は、「同級生」シリーズで色々と報われなかったハラセンが、
主役になっても自分のことより他人のために奔走してばかりなところには笑いつつもホロリときたし、そんなハラセンの良さを分かってくれる…

5

逆視眼(2) コミック

石原理 

つ…続きは…?

面白かったけど、事件も恋愛もまだまだこれからってところで終わっていて。
ページ数の制約上仕方がなかったのかもしれませんが、色々面白そうな伏線が放置されてしまって勿体ないなと感じました。
全2巻なら全2巻で、スパっと終わらせて欲しかった!!!(T_T)

事件の方は一応「グリム」の正体も分かり、犯人の心理も、
犯人を追う者達の関係も、愛や恋だけでは括れない男の絆のようなものを感じさせ、

2

蛍火 小説

栗城偲  麻生ミツ晃 

もっと現在の話が読みたかった

20年連れ添った熟年カプの話という設定はすごく斬新でしたが、
その熟年期の二人のシーンが思ったほど多くなかったのが勿体ない気がしました。

倦怠期だった二人が、一方の家出をきっかけに出会った頃の気持ちを思い出し、また歩み寄るまでがテーマなのは分かるんですが。
その肝心の歩み寄ってからのシーンが少なくて物足りなかったです。
二人で皿洗い~照れながらベッドに向かうシーンとか、説明文で流さずに…

6

麗人 Bravo!2013年春号(雑誌著者等複数) コミック

スーツ萌え(全体的に)!!!

どんどん分厚くなっていく隔月誌と比べ(あのずっしり感も好きは好きなんですが)、
こっちの季刊誌は手堅い作家さん選りすぐりって感じで読みやすかったです。

ちょっとアッサリしすぎ?とかオチが弱い?とか思う作品もあったものの、
基本的にどの作家さんも外れがなく全部読めました。全体的に作風が落ち着いているというか、社会人カプが多いところも個人的にポイント高いですv

読み切りが多いためか、1…

4
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