橘盾さんのレビュー一覧

青に沈む庭 小説

朝丘戻  山田シロ 

静かに沈んでた執着

文章が読み易くて、静かに流れる雰囲気が好みな作品でした^^b

恋愛を知らない一(いち)が、性癖を隠して結婚した義兄(逸人)に憧れから恋情の心を持ち続けている。
逸人は自分も一が欲しいと気付き離婚する。
その後も、一は逸人の元に通い続けるが、逸人は一定の距離を持ち続ける。
一の純粋な視線と、性癖・家庭のトラウマが滲む逸人の視線の、2人の生殺し的な執着を、作者は静かに切ない文章で表現してい…

0

はじまりは窓でした。 小説

名倉和希  阿部あかね 

酔うと、可愛い猫ちゃんに変身にゃ~♪の課長っ!

良いですよ~!タイトルも文章もキャラもイラストもです!
甘くてほのぼの、暗い所が1辺もなくて気持ちが和みました♪

吉国課長のツンとデレの2面性と白柳の素直なワンコっぷりが「売り」の本作。
2人のはじまりは、窓ガラスを挟んでの、下半身モロ出しの吉国と爽やか笑顔の白柳(シロ)が目を合わせる事からでした。

吉国は自分の分身に異常がないか、明るさを求め窓ガラスに近付く。
ふと笑顔のシロと…

5

花片雪 小説

英田サキ  山田ユギ 

いいな、どんな自分も理解してくれる恋人って。

【愛想尽かし】からの続編です。
【愛想尽かし】は、刑務所で出会った2人があれこれあって同居に至るまででしたが、
この【花片雪】は、柊也の辿ってきた辛い過去と、恋人同士になってからの椹木ならではの柊也への愛情を、柊也関連で起きた殺人事件に絡めて表した巻でした。

その椹木ならではの愛とは・・・
もちろん柊也との恋愛があってこそなんですが、椹木の柊也への想いは恋人のソレだけではなく、もっと深…

2

ホームドラマ 小説

剛しいら  本間アキラ 

毅(つよし)をつい、殻(から)と読んでしまう・・!

ショコラ文庫創刊の記念すべき作品になるんですね!
『ホームドラマ』というタイトル、良いですね~♪
表紙、本間先生、すっごく綺麗です、可愛いです~♪

剛先生のレビューは2件目なのですが、橘盾の好きな作品とそうじゃない作品がきっちり2分する不思議な作家さんなんだと改めて思いました。
この『ホームドラマ』のストーリーは好きな方に入ります。

タイトルだけを見れば、渡る世間~風?と考えちゃ…

2

天涯の佳人 小説

夜光花  DUO BRAND. 

夜光先生の?

好きな夜光先生の作品なのに、積読本の中からやっと手に取りました。
・・と、既読作とは随分と色が違う風なのにちょっとびっくりしてしまった!

心も体も実年より幼い主人公の達央は、津軽三味線の重鎮の祖父を師事し勤しんできた。
その祖父亡き後、世話になった人を通して出演したコンクールで失敗はしたものの、主催者の浅井にその才能を認められる。
借金で失踪中の父以外家族の無くなった達央は、父からのハ…

3

サミア 小説

須和雪里  門地かおり 

愛すればこそ、殺してあげる。

≪サミア≫
悲しいファンタジーです。
ド田舎に住む普通の高校生の、ひと夏だけの忘れ得ぬ恋。
美麗な外国人の姿を模したエイリアン「サミア」の目的は、彼を「不死」から解放できる唯一の存在「智則」。
途方も無く長い時間、寂寞と空虚の宇宙空間を1人ぼっちで智則だけを求めて来ました。
サミアとの交流の中、短い時間でも愛の交換をして、実って、なくてはならない存在になっていきます。
それなのに、相手…

4

甘い棘の在処 小説

萩野シロ  円陣闇丸 

いとこ同士の確執+記憶喪失

初読の作家さんとBLによくある“記憶喪失”というのがあって、長く積ん読いちゃいました。ふと円陣先生の表紙絵に呼ばれて読み始め・・・

最初から玄関先のエロシーンですか^^;
そう来るか・・と思っていたら、段落が変わるとストーリーの時間もパタッと変わり、冒頭のシーンはまず置いておいて・・みたいな話の進め方です。
時間軸の点が線になるまで少し辛抱。
それと、作者さまは単純な文がお好きではない…

1

よろめき番長 コミック

依田沙江美 

スウィーパー若葉!

評価が高いので読んでみたかった~っ!

若葉さんはお茶を入れるのがとても上手。所作もキレイ。
お店のレイアウトもお茶グッズの勧め方も奥様方へのあしらいも◎
それに、家具の後まで掃除が行き届き、徹底振りはミクロの世界までに極めておられる!
そしてもう1つの特徴、
他人とは普通のお付き合いが苦手。
「精神的な引き籠りん」で、自分を隠したい・知られたくない人。
「食堂の人に顔を憶えられた…

4

SH(シュガ-ハイ) 小説

井上ハルヲ(オハル)  佐々木久美子 

タイプです

厚労省・麻薬取締官と警察庁・組織犯罪対策課の主人公2人の恋愛を絡めながら、各上層部の腐敗や腑抜け振りをあらわした良い作品だと思います。

1ページ目から、主人公の組対課の柘植が、麻薬常習者の凶行で惨殺された実兄と兄嫁の死体袋のファスナーを開け、死体の状態や腐臭の説明・・・という甘くないシーンから始まります。
普通なら泣き叫ぶなりするはずが、柘植は訥々と「これ、義姉ですか?」、犯人に対しては「…

8

愛の報復 小説

仔犬養ジン  鬼塚征士 

男臭さあります!

初読作家さんで苦手な外国物カタカナ名で、置いておいたまま読めなかった1冊です。

冒頭のページから人物紹介は5人の義兄弟とその場のタロットカードの絵柄の組み合わせ(塔はオリヴィエ、運命の輪はガエル・・・)、憶えてなくちゃダメ?・・・いえ大丈夫でした。
読み進んでいくうちに主要人物が絞られて集中して読み進められました。

背景は、スペイン~フランス~イタリア、と言う事は、
紀元前から、地…

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