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凪良ゆう 小椋ムク
橘盾
凪良先生らしい、優しくて強い愛のはなしを今回も読めました。 触れられなくても何処かに居るだけで嬉しい存在を、もうどこにもいないけど存在した愛しさを、そばにいられる幸せを、考えさせてくれました。 だけど、自分の中のブラックが言うんです。 波留(はる)を守りたくて、9才の椢(かい)は、波留が愛した裕也が、自分の中に入ったかのような演技をしたのは、幼い優しさ? それもあるけど、それだけじ…
四ノ宮慶 奈良千春
四ノ宮先生は、これが2冊めです。 1冊めは『玩具の恋』で、健気に攻めへと頑張る受けの話だったけれど、本作の方が格段に印象深いですね。 BLを楽しむ為の文章は読み易く、舜の変化や篠崎の葛藤を読み取ることができました。 ただですね、セックス=食事、の舜に、 「私のこと愛してないなら、もうしないー」って篠崎の決断は、舜にとっては青天の霹靂ですよ。 点滴の24H栄養なんてたかが知れてる。 …
愁堂れな 門地かおり
ネタバレ
3Pも恋愛なんだろうなと認めてはいるけど、その中の「プレイ」分類でしかない自分は、どの作品にもスッキリした読後感が得られないのです。 恋人を他人と共有するなんざ、隕石衝突かって位に相当するの普通でしょー?でね、元から好きな設定ではないのですよ。 それと分って、これが欲しかったのは 門地イラスト だからです。 3Pモノのやっぱりパターン(優秀でイケ面の、主人公だけが好きなナイト達とか、ヤラ…
緒川千世
初作家さんです。評判が良いので読んでみました。 カフェバーと居酒屋、どちらが好きか? 自分は「居酒屋」ですが、この方の作品は「カフェバー」だと思いました。 表題作『世界は君で廻っている』他 容姿にコンプレックスを持つ牧に、隣のクラスのモテモテイケ面・深町が猛烈にラブコール。 牧にしては、こんなオレに何で?って疑心暗鬼だけど、深町からのいちいちのエッチなアプローチに、恋になる前から、牧…
鳥海さん⇔福山さん←野島さんです。 平川さんは、弟の福山さんを溺愛する兄さん。 福山さんのアガリ症の特効薬が幼馴染みの鳥海さんのギューッだっていう可愛い話なんですが、トラウマに真摯に向き合う福山さんや恋に気付いて凹む鳥海さんのトーンを落とした声が、可愛いだけじゃない作品になってました。 声優さん達それぞれの役とセリフが合っていて、声だけでそのキャラを伝えられるなんて、皆さん、さすが…
成瀬かの 小椋ムク
なかなか不思議感のある作品でした。 登場人物は3人。 団地の隣同士で同い年の大成と怜也に、大成の従弟の青馬。 太陽の様な子と寂しい2人の子供。それぞれの執着や愛情が育っていくのです。 受けの怜也視点で進みます。 が、子供の頃のエピソードやある時点までの大成とのやりとりは普通に受け取れますが、病院で目覚めてからの怜也の文章は不思議な空気が漂い、読者は「何か妙」な感覚のまま読まされて…
一穂ミチ 金ひかる
小説の冒頭 「肯定を、したいと思った。強く。」 何ぞやっ?と、もうここで答えを知りたくて先を急いでしまう自分に、久し振りの一穂先生の小説、待て待てとブレーキを掛けてました。 でもやっぱり、ハッとさせられる一穂文を見付ける度、嬉しくなって急いでしまうんですね(笑) 小説は、大学1年同士の日常もの。 明るく朗らかで少し幼い感じの受け・三輪塁(るい) 幼い頃の寂しさから自立と気配りが目立…
早瀬亮 金ひかる
初・早瀬亮先生。 主人公は「冬」という変わった名の21才。 色白でキレイな顔はハーフの母譲り。 婚外子の冬は小さい時から苛めにあい母からは愛されなかったから、寡黙で他人との関わりが苦手。 祖母に引取られ優しくされても、引掛っている自分。 昼は祖母の駄菓子屋、面倒。夜は男娼、仕方が無い。 そんな冬の所に、神崎という立派な体躯で顔に傷持つ男が引っ越しの挨拶を持ってやって来た・・・ 神…
丸木文華 門地かおり
丸木先生の門地先生の、両先生のイメージが合っている作品でした。 表題作「mother」(受け視点)と「child」(攻めの幼少期回想編)の2話構成です。 この2話のタイトルで、ヤンデレだけではない特異性を持たせています。 先の方のレビュー通りに、読み始めから先が想像できてその通りの展開ですが、だからこその安心の上で、この2人のプレイとこのタイトルを楽しむのが宜しいかと思います。 丸木・…
松雪奈々 街子マドカ
松雪先生で購入しました。 蓮(受け)のことをツンデレと仰られている方が多いようですが、自分は櫂(攻め)にそう思えました、ガキツンです。 蓮は真面目で常識派+ブラコンなだけなのに、それが、櫂の「お子ちゃまの好きな子苛め」に拍車を掛ける原因になってしまい、つい徒(あだ)な所業をしてしまう訳です。 恋人が自分より誰かを優先するなんて厭だ! それも達く直前に「マテ」なんて、それもう最悪!男なら…