ふばばさんのレビュー一覧

賢神×恋神 小説

真崎ひかる  みずかねりょう 

「神x神」5作目

「神x神」シリーズの5作目です。
このシリーズは、先祖が神話の神様に連なる家系の2人が現代で出会って、というパターンで展開します。5作とも全て独立した内容ですので、他作品を読まなくても大丈夫です。

本作の主人公は、愛甲結仁(ゆいと)21才。
姉夫婦経営のカフェのスタッフで、週3回を大学構内に出店のカフェワゴンで勤務しています。
愛甲の家系はいわゆる「縁結びの神」を継いでいて、結仁は家族…

0

ハジメくんとふたりのえっちな先輩 2 コミック

雨宮かよう 

天然エロっ子とスパダリ2人

「ハジメくんと〜」の2巻です。
こちらも1巻同様、HH〜エロ〜な物語。
1巻と違うところは、3Pだけでなく沖先輩xハジメ、棚橋先輩xハジメ、と1対1のHも盛り込まれているところですね。
独占欲を見せて『僕以外に抱かれちゃだめだよ?』とハジメを抱く沖。
『オレと一緒に暮らせよ』と鍵をくれる棚橋。
棚橋と沖はお互いにハジメを独占しようとして張り合うわけですが、それほど本気で競ってる訳ではなく…

1

子育てしたいと言われても 小説

秀香穂里  みずかねりょう 

プラス天使

「結婚したいと言われても」の続編で、タイトル通り結婚の次は子供、子育てがテーマとなっています。
BLでの子育てものって、あるパターンがありますよね…親族の女性(多くは姉)が突然事故にあい(シングルマザーまたは夫ともども)、幼稚園児くらいの子供(多くは男の子)がたった1人遺される、そして主人公が未婚だけど引き取る、という展開。
本作もそのパターンにのっとっています。
前作の後、人気作家(で金持…

2

結婚したいと言われても 小説

秀香穂里  みずかねりょう 

甘く囁かれて…

ここのところずっと「秀香穂里先生祭り」開催中で、発表年とかは全く問わずランダムにあれもこれもと読んでいる今日この頃ですが、本当に色んなテイストの作品があって凄いです。
本作はあとがきによると「結婚」がテーマのめちゃラブコメ。
……え、そうですか?
私はちょっとブラック入ってるなーと思いましたよ。
舞台は結婚相談所。マジ婚活の男女が各々理想の相手との出会いを求めて集っております。
女性たち…

2

本日はお日柄もよく… コミック

神戸ゆみや 

意外とエロエロしい

あらすじと表紙から感じる雰囲気で、切ない失恋もの?と思い手に取りました。
ですが、実際読んでみると確かに「切ない失恋」はそうなんだけど、穏やかなボーイズラブというよりも、もっと生々しくて肉欲にしっかりと絡んでくるようなリアルゲイっぽさもあるように感じました。
絵柄的には顔や髪はキレイめっぽさがありつつも、体つきの方はガッチリした質量を感じます。
しかし、がっつり肉体関係もあった元彼の結婚式っ…

4

ブラックボックス 小説

秀香穂里  金ひかる 

つくられた記憶

秀香穂里先生による、何と!SF物語。
私は作家買いであらすじもレビューも帯も見ずに読み始め、途中の展開で「へえ〜!ほお〜!」と楽しめましたが、確かに帯がまるっとネタバレだ……
ただし、森里の秘密はそれと知って読んでも知らずに読んでも、その秘密が納得できる人物像として描写されています。
あらすじ・正体バレがあってなお、森里の前に現れる敷島の方の謎は依然としてあるわけで、敷島の謎、敷島の正体、敷…

0

午前0時のジオラマ コミック

WAX 

ゴーストタウンの空中庭園

作者様インタビューで興味を持ちました。
物語の設定自体はなんとも荒唐無稽にも感じられ、また孤独なゲイや無国籍の青年、妻帯者との不倫、妻にどうしても立場上負ける惨めさ…底に流れる空気感は思いがけず重い。
ただこの無国籍の青年・マヒルが身軽で明るくて、殻に閉じこもるシンヤの手を取って引き上げてくれるような存在で、明るさを予感させる展開はほっとできる。
続いてもう1組のCPが登場するのですが、これ…

1

闇の王と紅の花嫁 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

ミステリー+ロマンス、耽美ファンタジー

秀香穂里先生による耽美系ダークファンタジー。
意外でしたが、秀先生初めてのファンタジーものだそうです。
冒頭、薔薇の咲き乱れる庭に立つ血まみれの美しい男…
彼・永礼静(ながれ しずか)は特殊な血を受け継ぎ、幼少時は体が弱く、ようやく14才になった頃高熱を出して生死の境を彷徨った。
その時静に人工呼吸をして助けたのが、世話係の蒼井焔(あおい ほむら)。
だが静が助かったのは人工呼吸のためだ…

1

善次くんお借りします コミック

玉川しぇんな 

青春ストーリー

試し読みで萌えまして購入。
野球部のエースと新聞委員の恋、の物語です。
エースの花岡はクラスでは誰とも打ち解けず、授業中も寝てばかり。後ろの席の善次だけが声をかけるような状態です。
周りと距離を置くのは、甲子園直前の試合に負けた時周囲に手の平返しされたから。
一方善次は体が小さく細く、野球をやって欲しいというじーちゃんの期待に応えられないという劣等感がある。
自分が持ってないものを全て持…

4

ふきげんなディア コミック

秋雨るい 

初コミック?上手い美味い。

BLではよくある「作家さんx編集者」のカップリング。
攻めは人気イラストレーターで美形でカラダも良くて、というスパダリ感に加えて、気難しくていつも不機嫌そう、仕事の依頼も受けてくれない桜庭。
受けの編集さんは、ほんわかした真面目くんタイプの如月。
桜庭の自宅でエロ挿絵の資料を見ていてボ○キしてしまい、それを桜庭にヌかれ。それってセクハラですけど、そこから如月は桜庭に惹かれていくのです。
桜…

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