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アルとネーリ、そして、イタリアの恋多き人々。
OPERA誌上では、このアルとネーリシリーズはこれで終わりのような事がかいてあったのですが単行本にその記述はなく、果たして?
政治家シリーズが続けばまだきっと脇役で出てきますよね?
ということで、『クマとインテリ』『アマート・アマーロ』から3冊目。
お話としては、一冊目の『クマとインテリ』を読んでいるとその関係性が特によくわかっていいとは思うのですが。
1作目と比較すると、その絵の変化は一目瞭然、よりシンプルに、線は力強く、表情も洗練されており、この本の登場人物達の魅力が倍増ししているような気がします。
今回はアルに関しては老眼鏡萌えとインテリ好きが一貫したテーマになっており、アルが押し倒される話で始まりました。
最初、ネーリが登場した時老眼鏡フェチのインテリ好きの尻軽少年、って感じだったのですが、意外にもアル一筋だったという部分で、逆にアルがwという逆転になっている部分が愉快さをましていました。
ナポリのクマのような新人党員に押し倒されちゃう。
しかも、その新人党員はネーリと同い年(爆!)
表現がまだ若いのにビール腹とか、さんざん、、でも彼はとってもかわいいのですヨ。
やっぱりネーリと同じで老眼鏡萌えのインテリ好きv
とことん、のこだわりなんですが、アルの過去の話が登場した時、ひょっとしてアルも若かったころはそうだったのか?
この国の若者は皆老眼鏡インテリ萌えなのでは!?と勘違いしてはいけませんww
自分的に好きだったのが、カッラーロの秘書の話なんです。
彼は多分ノーマルな人なんだと思うんですが、カッラロに叶わぬ想いを抱いているんじゃないかな?
そんな部分が垣間見えて、この秘書がとっても好きなのです。
『クマとインテリ』で、カッラーロの娘が初めて登場した時は、おちびさんだったのが、この本では少女に成長しており、時の流れを感じます。
この本の中、カッラーロはパパラッチのブルーノと幸せな恋人になっているようですが、彼は皆に愛されているんですよね。
兄のジーノ、この秘書、ゲイであることを隠してはいるけれど、本当に幸せな人だと、つくづく思うのです。
全体の流れとしてもシリーズとしてこなれてきたのか、非常に軽く明るく(bassoさん基準)小粋な作品でした。
この本を開く時だけは、気持ちはイタリア人ですv
そんな雰囲気作りがとても上手く、イタリアのインテリオヤジに想いを飛ばすのです。
そいういう点でも、今までの過去3冊に比較して非常に受け入れやすい作品となったのではないでしょうか?
正にbassoワールド。極端にセリフの少ない構成と前作にも増して洗練されたライン。
エロって感じよりもセクシーって感じね。
ボーイズよりはメンズに萌える私にとっては夏の陽に蕩けるジェラートのような美味しさ。インテリ故に、オヤジ故に素直に言葉にしない含みのある表現が画面の更に奥を想像させる。う~ん。妄想が暴走する。ピシッとキメたスーツとクールな表情の裏に隠された(ピシッと決まっていない人もクールじゃない人もいますが)ナマの彼らを感じます。
アンダーウエアの柄まで想像しちゃう。
コミックでもノベルでも恋愛モノの相手が男性に代わっただけのBLって退屈。
やっぱり♂×♂ならではの必然性と魅力をしっかり描いてこそのBL、と思う。
その点コチラは絶品。
すこし緩めたネクタイと老眼鏡越しの上目使いって必殺でしょ。
今巻、冒頭に簡単な登場人物紹介がついてました。
親切!でも秘書は「カッラーロの秘書」のみの記述(笑)
名前ないのかな?すごい秘書萌えだったので名前知りたくなりました。
こんなに存在感のある秘書なのに憶えがないな…と思って
前の二冊を思わず腐海から発掘して読み直してしまいましたよ。
やっぱり面白いな、このシリーズ。
友人はオノファンなのにbasso作が全く読めない(腐女子なのに)
と言ってましたが、自分はbasso作品のほうにより萌えがあるようです。
秘書、仕事が出来て仏頂面でひとりで色々抱えこんじゃう素敵メガネ秘書。
ふ、萌えあがり要素満載な上に、更に議員との精神的なやりとりと関係性。
非常に素晴らしい世界でした。
私は彼は彼なりに報われてると思うなぁ。
それにつけても秘書の話がもっともっと読みたいです…!
続きがあったら素敵ですね。
秘書萌えばかり言ってますが、全部面白かったです。
ジェラート屋さんの息子の恋の馴れ初めもあって
それも楽しかった。(受けの顔が大好き)
ジェラートの看板よかったです。
かわいい二人で大好き。
もっともっと読みたい。終わってほしくないお話です。
カッラーロが羨ましくもあります…*´∀`*
アルの最初の人との話が個人的に一番です。。。ネーリはいつみてもかわいいですよね゚.+:。∩(・ω・)∩゚.+:。
「クマとインテリ」「amato amaro」に続いてのこちら。
徐々に恋というより人間愛が強まってきてる気がします。ベタベタした関係ではないし、互いに必要以上に束縛をするわけではなく、ただそこには愛がある。そんなお話がいくつも描かれています。
短編のオムニバスで3冊出ているからこそ収録できるような、期間があいて関係性が変わっていく様が読めるのも嬉しい。
basso先生のライフワーク的に続いたら嬉しいんですけど、かなり期間が空いたので無理かなぁ。
まぁなにはともあれ第一秘書がキュートです。
イタリア政治家シリーズ、『クマとインテリ』『amato amaro』に続く第三弾。
今回は、タイトル通り左派野党の下院議員・アルとカメリエーレ・ネーリのカップルが中心。
オバカなネーリは、この中でちょっと異色な面白いキャラ。
くりんとした目が可愛い。
そして周りを取り巻く男達の恋や恋だけじゃない愛情模様が8編。
政治家、秘書、カメラマン、メディア王…
音のない研ぎすまされた、巻を追ってますます個性的な画面に描き出される、
男が好きな男達の、洒落ていてちょっと気怠くやさしい人間関係。
皆パートナー以外とも寝るし、適当に遊んでいるようで、案外ピュアだったり。
なんとも味わい深い。
この1冊だけでも楽しめますが、順に三冊読んだ方が、
damerini(ダンディー達、色男達)の相関図が分かってより面白いと思います。
*damerino(ダメリーノ)って、ダンディーって意味なんだけれど、
だめりーのって音がなんだかいいなw …と思ってタイトルにしてみました。