ふばばさんのレビュー一覧

弟の恋人 小説

鳩村衣杏  かんべあきら 

意外と薄暗い設定

双子のように似ている弟からの嫌がらせ…
2年間のロンドン勤務から帰ってみれば、弟の恋人(♂)が弟と同居するために実家マンションを全面模様替えしていた…
つまり、弟志信は兄麻弓に恋人と借金を押し付けて失踪したのです。
この志信がやな奴で〜。一応理由はあるんだけど、全く共感できません。
兄弟間の愛憎というか執着心、独占欲、憧れと反発などなど、兄弟姉妹のいる方にはある程度あるあるなんでしょうか。…

1

サンドリヨン コミック

松崎司 

フェチとオヤジの一冊

ガチムチ・ゲイテイストの短編集。

「サンドリヨン」「金の斧/Golden axe」
足フェチ・靴フェチに見初められちゃった失業中オヤジの受難。
お金払うから靴履いて、触らせて、写真撮らせて、追加料金払うから部屋でちょっとエロいことも…とエスカレートしていって、ヤられちゃいました。
でもその内にHもイヤじゃなくなって、ちゃんと自分でも就職してお金抜きで普通の恋人同士になりましたとさ。めで…

1

Heavy-Duty コミック

松崎司 

「はしたないメス犬だ」

ガチムチ・ゲイテイストな短編集。

「ビスポークver.2.0 Heavy-Duty」
鬼畜仕立屋さんx極道大久保、再び!
経済ヤクザのお仕事も絶好調な大久保。その陰には、仕立屋さんと知り合って1年半、受け役もノッてきたからかも⁈
とことん鬼畜な仕立屋さんは、優しそうな顔して何も知らない舎弟の林を戸棚に隠れさせて、その上斎藤(同じくヤクザで大久保のライバル)を呼び出して、3P!
ただ。…

1

bespoke コミック

松崎司 

「軀は開いてるぜ」

ガチムチ・ゲイテイストな短編集。

「bespoke」
極道にセクハラをする堅気の仕立屋さん登場!の一編。
ヤクザ島秀会補佐役の大久保は、叔父の河原崎の紹介で「田中テーラー」にスーツをオーダーしに行くが、採寸時に妙な手付きで触られそのまま…
物腰柔らかに見える田中に後ろ手に縛られ、前も後ろもグッチョグチョに弄られて、大久保は生まれ変わっちゃう!

「文身慕情恋寝刃」
田中に彫師の所…

2

王様は美男がお好き 小説

鳩村衣杏  かすみ涼和 

ちょっとずれてるキングの頭の中

本作も、鳩村衣杏先生お得意の「お仕事BL」の系譜に連なる作品だと思います。
今回は、製造現場と営業職がぶつかって、でもお客様と同時に自社のためにも一丸となって納期厳守・品質厳守で頑張る姿が背景になっています。
ここでの舞台設定が上手いなあと思うのは、製造は製造でも、モロ「工場」というガテン系ではなく、玩具メーカーのプラモデル製造が舞台で、主人公が模型部の設計デザイナーという所。
二次元のキャ…

1

恋愛年齢(2) コミック

直野儚羅 

いいじゃないの幸せならば

息子ほど若い倉本x推定アラフィフ北斗部長の「恋愛年齢」第2弾!
しっかりくっついた2人の話で、ギャグテイストが「1」より増しています。
部長が倉本のパンツを勝手に穿くのに怒る倉本。←に逆ギレて倉本のパンツ全部に名前を書く部長。
この下らん痴話喧嘩からのアツHはお約束。
お次は倉本の兄が現れて別れを迫るお話。一瞬シリアスだけど部長が開き直って兄を追い返しアツH。
お次はストーカー出現?と思…

1

恋愛年齢 初回限定版 コミック

直野儚羅 

勃たない時は受ければいいのよ

リバ要素、ときいていそいそと読みましたら、私の思ってたのとは違ってバリタチのオジさんが受けに転向するお話でした。
このオジさん北斗部長(推定アラフィフ)は、元々可愛い子が好みなのに彼ら相手では勃たなくなって、何故か部下の倉本(25才)に誘われ後ろの快感にお目覚め。
この北斗さん、ご自分の快楽に素直な方で「受け」になることにはかなり柔軟です。ただ自分ばかりが倉本に惹かれてると感じてジタバタします…

2

半化粧の恋 小説

鳩村衣杏  高座朗 

支配x従属とは違う主従もの

先だって「松風の虜」を読んだ時、関連作として本作があげられていたので積み本から引っ張り出してきました。両書が関連していたとは知らなかった…
とはいえ、いざ読んでみると本作は大正時代が舞台で、終盤まで全くリンク部分が出てきませんので、未読でも全く大丈夫です。
この大正時代という設定が絶妙で、華族という「主」があって、使用人という「従」があって、従の階級には子供でも働いて字も読めない境遇も口減しも…

2

狂い鳴くのは僕の番 コミック

楔ケリ 

愛が欲しいと心が叫んでる

オメガバースに苦手意識はなく、一口にオメガバースといっても作者さんごとに細かい設定や世界観が異なることがあるのも特に問題ありません。
最近のオメガバース作品の中でも人気の本作は、レビューに神評価が凄いですね…
エロいエロいとありますが、私の考えるエロとは違うみたい。
オメガバースだから「発情」という設定があるのは納得しています。で、その発情がきて、赤い顔をして息遣い荒く挿入挿入、というのは別…

6

愛の言葉を覚えているかい 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

腹黒な「犬」

「愛の言葉を覚えているかい」という題名のイメージから、優しい攻めが甘々メロメロに受けを愛して〜みたいなストーリーを予想していましたが、全然違いました!
予想通りに物語が進んでいくのは読んでて楽しいものですが、このように思っていたのとは違う展開で転がっていくのも、嬉しい裏切りとも言えるワクワク感を感じますね。

「愛の言葉を覚えているかい」
幼馴染もので、攻めはかなりのハイスペック、攻めは子…

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