ふばばさんのレビュー一覧

ジャッカス! コミック

スカーレット・ベリ子 

盛りだくさん

メインCPの攻めがキレイですね。というのが第一印象。
CP2組と、脇CPにちょっかいかけてくるクラスメイト1人が主な登場人物で、脇CPの受けの三白眼おじさんがベリ子先生のシグニチャー。必ず登場する外見のヒト。こういうアプローチ好きです。
ストーリー的には、第1話のパンストフェチが凄いインパクトだけど、話が進むにつれて純愛系?に変化していくような。というのは、脚がキレイだから弄られる受けの啓介が…

3

マザーズ スピリット コミック

エンゾウ 

美貌で、真面目で、一途で。その上童貞!

褐色・筋肉のルター族ネイティブ美形、カルタカは文句無くカッコいい!
受け入れる大学の職員リョウイチローは、ルックスは冴えないけど、言葉も通じず文化も違うカルタカに戸惑いつつ、一生懸命お世話します。
カルタカも英語・日本語を覚えて大学での勉強やリョウイチローとの日常生活に一生懸命。
そんなある日、TVでキスシーンを見たカルタカ。好きって意味だよと教えるリョウイチローにキス!
そこからカルタカ…

5

HYPER BLACK 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

シェパードx豆柴

んん〜ん。面白かったですよ。でも、突っ込み所満載なんだよなぁ。
『血と死体には耐性の無い』飯島と、『遺体を視る目は警視庁随一』の仁科のカップリングはgoodです!
仁科の若き日の恋人、殉職してしまった磯崎と飯島がよく似ている、という設定もgoodです!
だけど…現場では冷静沈着な仁科が飯島を無理やり、な展開はやはり唐突かなぁと。
そんな仁科は飯島に磯崎を重ねていた事を自覚していたにもかかわ…

9

コオリオニ 下 コミック

梶本レイカ 

地獄、完結

こういう世界が、多分本当に私たちのいる生活のすぐ横にあるんだろうなあ。
そんなパラレルワールドにも見えるこの世の地獄を描く「コオリオニ」下巻です。

冒頭は、刑事鬼戸圭輔の過去編。
公務員の中の公務員、身元が確かな者しかなれない警察官である鬼戸にも、信じられないような地獄の過去があった!鬼戸は翔と出会う前からすでに闇堕ちしていたのかもしれない。
そして警察もまた。防犯課長の言葉『ケイサツ…

6

コオリオニ 上 コミック

梶本レイカ 

暴力と血と死の匂い

噂にたがわぬ問題作だと感じました。
実話を元にした警察とヤクザの癒着の構造を、BLを絡めて描く。
BLなのか?……確かに愛も恋もここにはあると思うけど、「実録犯罪ルポルタージュ」のような読後感。
ヤクザの、ヘマのミソギの中に「アナルレイプのビデオ録り」があるんでしょうかね…確か「寄越○犬、〜」にもありましたよね。
この作品では、そういうレイプや指詰め、性的虐待、居住地差別、そんなこの世の地…

4

FLESH&BLOOD外伝2 祝福されたる花 小説

松岡なつき   

周囲にもドラマあり

長編「FLESH & BLOOD」外伝第2弾。
大きな歴史の流れと、主人公達の恋と活躍が重要な本編では描ききれない周辺のいろいろ、彼らの過去や心の徒然、脇役?の彼らもまた血肉を持つ人間なのだ、という確認を「外伝」として補完できる幸せ。

「昨日の友」
再び少年時代のナイジェルのエピソード。先輩水夫レンに懸想されていた事に全く気付かなかったナイジェル。ジェフリーがかばってくれて、やっ…

3

FLESH&BLOOD外伝 女王陛下の海賊たち 小説

松岡なつき   

ナイジェルがイイ!

長編「FLESH & BLOOD」の外伝、ジェフリーとナイジェルの少年時代からを語る短編集です。
カラー口絵の美しいジェフリーとナイジェルが素敵!

「ミニアと呼ばれた男」
大の親友であり果てない憧れの対象ジェフリーと共に、水夫としての人生を歩み始めたナイジェルの悪戦苦闘の日々。
一目で皆を魅了し器用なジェフリーと違って、隻眼でバランスも取れず船酔いをし、はっきりと足手まといだっ…

2

許可証をください!(4) ただいま定修中! 小説

烏城あきら  文月あつよ 

また深まる二人

シリーズの4作目。
本作では、喜美津化学の工場は「定期修理」中につき、製品の製造中の切羽詰まったトラブルなどはありません。
2作目、3作目と続いて弘(品証部)が提案している排水系のクローズドシステム、そのテストに伴う機械のトラブルと、本社の営業部の徳永が工場に研修に来る話、そして弘の新居探しがメインとなっています。
ラブ方面では、前原はますます弘に執着して、①毎日毎日家に来てあれやこれや。②…

3

泣き虫なリトル コミック

木下けい子 

今に至るテーマが見えるデビュー作

表題作が一番好きだったかな。

「泣き虫なリトル」
こういうシュッとしたモテそうな男子が男の子と付き合ってる、っていう図が好きなんですよね。
吉野はちょっと乙女すぎるようにも思うけど、自分からはっきり告白するし、別に藤本に振り回されてるわけでもなく。自分でグルグルしてるけど、ちゃんと藤本に好かれてます。

「秘密」
ノンケへの10年愛、という木下けい子先生のテーマがすでに登場していま…

3

ごめんねダーリン コミック

北別府ニカ 

バカップルとリーマン

「ごめんねアイスクリーム」「ごめんねダーリン」
菊は、究極のツンデレというよりもやっぱりヒドいわがまま君だと感じてしまった。
ダーリンのヨコはヘタレというよりも、ただひたすら菊に甘い振り回され男。
菊の態度や言葉に一応は傷付き怒ったりもするけど、菊が発動するデレにす〜ぐほだされちゃう。
これは形を変えたDVカップルですかね……

「思えば遠くへ来たものだ」
レストランの企画会社の地方…

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