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105/202(合計:2012件)
山田ユギ
ふばば
ネタバレ
ユギ先生作品は傑作揃いなんだけど、本作も素晴らしい。 カップリングは、元々大学の友人でひょんなことから再会した出版社営業の飯島と古本屋店主でありチェコ語の翻訳家である日下。 日下はいわゆる「ツンデレ」。 というかコミュ障と自分では思ってる。確かに誰とでも楽しくワイワイというタイプじゃない。でも自分が思ってるほど周囲から煙たがられてないの。 言葉が足りないし対人の経験不足で自分がグルグル。 …
ユギ先生ってスゴイよな… この物語ってかなり複雑なストーリー展開だと思うんです。 それをグ〜ッと読者を物語に引き込んでいって、巻き込んでいって、登場人物たちと一緒にドタバタさせる力技。 しかも実はかなりシリアスで、相当ディープな話で。 まず、地元の名士・仙頭家の御曹司が全寮制の学校を辞めて行方不明になってしまった。竜彦坊ちゃんを探してくれ、と頼まれた使用人の阿部至。 …というところか…
琥狗ハヤテ
江戸時代の人外ストーリー「ねこまた。」から派生した物語。 天でもなく地でもない、現(うつつ)でもないあわい…そこは「中」(あたり)。 その中で「守り神」(ねこまた)たちを生み出すのが、アタリ。 アタリは神?かどうかはわからないけど、猫耳としっぽがあります。そして顔は紙のようなお面に目が縦に3つ。 普段は守り神と彼ら用の頭巾を作って、現に送り出しています。 そしてその傍らに付き添うのが…
長与エリ子
…でしたね〜。 まずストーリーよし、絵柄もよし。1冊全部の構成・まとまりよし。 これがデビューコミックスなんですよね…かなり驚きです。 起承転結的な話でいうと、起承の部分はまず普通の話…というか、逆になんとなく嫌な話と思う人もいるんじゃないかな。 というのは、受けは自分がゲイである事を周囲に明かしている設定なわけだけど、入稿の締切が迫るのに行き詰まって居残りしてる土倉(はぐら)が、帰ろうと…
新田祐克
遂に終わってしまったんですね… 「BE・BOY GOLD 2020年4月号」でフィナーレを読んでいたので覚悟はできていましたが… やっぱり1冊まとまっての最終巻ともなると… いまどきのBLでは、恋のそのあと、2人が揃って歳を重ねていく所まで描く作品が出てきています。 その中でこの「春抱き」。良くも悪くもBLの歴史を背負ったレジェンドとして、ある種「伝統的」な終幕を選んだのでしょうか… …
梶本潤
2007年ー2008年発表の「不確定ソシオグラム」(全2巻)のスピンオフ作です。 「不確定〜」のレビューを読むと、特に(2)のレビューで「凛が気になる」という感想が多いわけで。 10年以上の時を経て、ついに「凛の物語」が完結となりました。 これは感慨深い。 無気力で、投げやりで、不規律なビッチ、凛。 それは実らない恋を引きずり続け、諦めきれず、それでもまだ追って…という日々の中で、寂…
表紙が強烈に麗しい「裸BL」! 裸、というか結局「筋肉」が強調されている的なアンソロジー。 以下、ざっと掲載順に。(作者様敬称略) 「ノースーツデーはネクタイだけで」紅蓮ナオミ ノースーツデーとはなんぞや? 紅蓮ナオミ的クールビズはなんと!靴下と靴、そしてローングなネクタイのみの… 先っぽはみ出る問題は、毛を一緒に束ねて裏をピンで留めるのだ。これで全然ズレない!イヤイヤ、常識からは…
琥狗ハヤテ先生による人外非BL作品。そして江戸時代もの。 「ねこまた。」5巻です。 引き続き、仁兵衛とねこまた達のほのぼのしい日常と江戸の暮らしぶり。 そして、仕えていた家老の失脚と共に渡世人となった三好の生き様が語られます。 今回、三好の出である伊勢の桑名藩より木下、という男が来たる。 仇討ちのために。 勿論私怨などではない。 藩の汚職を知る三好を亡き者にするために、元々三…
琥狗ハヤテ先生による人外非BL作品。そして江戸時代もの。 「ねこまた。」4巻です。 引き続き、仁兵衛とねこまた達のほのぼのしい日常と江戸の暮らしが描かれていますが、3巻で登場した訳ありの浪人・三好の存在が大きくなってくる。 三好がなぜ浪人になったのか。 三好が背負っているものは何なのか。 なぜ白ねこまたが三好の旅笠についているのか。 人の消えた、音の消えた屋敷。 むなしい。体に穴…
琥狗ハヤテ先生による人外非BL作品。そして江戸時代もの。 「ねこまた。」3巻です。 1・2巻に引き続き、あやかしが視える心優しき岡っ引き・仁兵衛と、仁兵衛憑きの黒いねこまた、家で待っているねこまた達のほのぼのとした日常が描かれます。 そしてこの3巻では大きな展開があります。 京の町を見廻っている仁兵衛は、ある日、ねこまたのついた人を見る。 それは浪人でねこまたは彼の旅笠についてい…