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剛しいら 葛西リカコ
ふばば
ネタバレ
新しい年の1冊目の小説なんにしよ?積み本さぐってコレ! 剛しいら先生の2009年作品。時代ものです。 押し込み強盗の引き込み役として育てられた美貌の少年・環。 はじめは大きな寺へ渡される予定だったが、急遽江戸で羽振りのいい材木商の深川の元に潜り込まされる。 可愛らしく無垢な環は深川に気に入られ、念弟として片時も離れず身の回りの世話をするようになる… …という事で、本当に深川を慕ってし…
未散ソノオ
「タイラとアリ 夢の中」に続く「『タイラント』のセルフ二次創作同人誌」。 こちらは…ほのぼの系の「夢の中」と違って不穏であり危険であり。つまりコレを待ってた! 危険を顧みずエクストリームを追求するアリは、ついにフリーダイビングで事故を起こす。 死に瀕するアリ。 周囲のスタッフは皆慌て、心配し、恐怖し。 しかしタイラは。 アリみたいに死スレスレのスリルを求める人っていうのは、現実…
斑月
非常に面白かったお江戸BL「密書でござる!」の続編。 続いているので前作から続けて読む事をお勧めします。 電子で3話分が発表されています。この先3〜4話続いて一冊のコミックスになるかも。 とりあえず3話までのレビューで…。 前作での、セックスの伝聞、という設定がなんとも斬新で面白かった訳だけれど、そのため前作以上にそういうシーンがより激しく描写されている。 沼助は表紙では顔を隠し…
水上シン
2009年発表の水上シン先生による濃厚ハードBLの傑作。 「虜囚麗人」 時は20XX年、連合国軍と極東のヤマト帝国との交戦中…という設定。 そして、連合国軍の捕虜になったヤマトの若き指揮官・ヤマモトは、無惨に性的拷問を受ける…! 軍服、陵辱、敵に何もかも見られ奪われる屈辱とそれでも保ち続ける尊厳。 敵国の残酷な大佐・アービングは、死も屈辱も恐れぬ神秘の黒い瞳に魅入られて。 ヤマモト…
思えば、この作品が私の初・水上シン。 なんでこんなに濃いのから読んでしまったのだろう? しかしながら、この表紙! 猟奇というか、倒錯というか…なんともおどろおどろしい。 江戸川乱歩、猟奇、怪奇、幻想、エロ/グロ、奇譚、カストリ、横溝正史…そんな世界観。 そして…そういうの大好きなんですよね‼︎もう一気にのめり込みました。 時は終戦後、なのでしょうか。 ある村の少年・清次。父親がア…
水上シン先生の2005年発表の中華ものBL。 「経穴」ってナニ?ツボですよツボ! そう、鍼とか指圧とかでいうアレ。さて、恋に効くツボなんてあるのかしら? …なんて軽い気持ちで読み始めるとヤケドしますよ! ストーリーは3Pあり無理やりあり、絵柄は衣装も背景もガッツリのディープで濃ゆい水上シンワールドのはじまりはじまり〜…! 物語としては、鍼医師の明秋(めいしゅう)を取り巻く友人や知…
トジツキハジメ
2005年発表の短編集。 受けがとっても可愛い話が多い印象。 そして…ほんわかしてるのに急にHまで行ってしまうのはこの頃の作品だからでしょうか。 「白猫」 終電で眠りこけていて、少年の介抱ドロに遭ってしまった人のいい獣医さん。 しかし、後日ケガをした白い野良猫を連れてその子がやってくる。 まるでその子も猫のように近寄ったり逃げたり。でも好きって言ってくっついてきた…こんな風にこられ…
重い実
すごく可愛くて面白かったですよ。萌x2ですよ。 しかし。 こんな事書いていいのかな。営業妨害になるのかな。やばいのかな。 でも書く。 巨根の話と同じじゃん?表紙からして。 だから重い実先生の絵が大好きっていう方には大おすすめ。 巨根の話が好きな方にも絶対面白いはず。 私はさ、絵も可愛くて好きですし、巨根の話も好きでしたよ。でもこんな事でいいの?と思う。 巨根の話はその後続々と番外編…
高橋秀武
ちょっとホラーちっくな香りもある刑事モノ、非BL。 こういうのは非常に好みなので、とっても面白かったです。 舞台は警視庁特命捜査対策室第6係。 警視と巡査と女性署員の3名で、捜査方法は朝子巡査の特殊能力を使っての心霊捜査。 朝子(←苗字)の能力、それは殺害現場に残る被害者の残留思念に感応し、殺害の被害を追体験して内側から被害者そのものとして被害者の記憶する犯人を見る、というもの。 つ…
松本花
うわー! 「がっこう」のみんなにまた会えるなんて思ってなかった…! 本編「がっこうのせんせい」の最終巻(8巻)が2013年、後日談の「日々是好日」が2015年。 私は雑誌とか読んでないので本作の存在知らなかったから、もうこれはサプライズでした! ちるちるのインタビュー記事では、シリーズ未読でも、とありましたが、やっぱり「がっこうのせんせい」1巻だけは読んだ方がいいかな〜…。 さて、本作。…