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中村春菊
ふばば
ネタバレ
14巻になっても、高野と律の間には大きな溝がありますね… 12巻から新たに登場した留学時代の同級生でルームメイトの清宮尚。彼は最強当て馬となるのか? または、灰谷と同様、本当のところは律を好きなわけではない、というオチになるのか?という疑問がぬぐえない。 というのも、尚が律を心配してるのは本当だと思う。だから自分の想いをちゃんと自覚させる為に引っかき回してる?という可能性もなきにしもあらず。…
これまでの巻と違う! 律の過去が出てきましたよ。 と言っても、高野(当時は嵯峨先輩)との間にあったらしい「何か」は直接にはまだ明かされず、傷心の律がどんな留学時代を送っていたのか、という冒頭。 つまり前巻から登場した元ルームメイトの清宮尚との出会い編なわけなんだけど。 そして結局、尚は律が好きだ、というBLあるある。登場人物みんな同性に恋してる状態。 ただこうなると、「律の魅力」というも…
池波正太郎
「真田太平記」「鬼平犯科帳」等、戦後を代表する時代小説家・池波正太郎の一般小説です。 11編収録の短編集で、内3編が男色が主題となっています。 「火消しの殿」 忠臣蔵外伝、と言えるような作品。 というのも、この「殿」はあの「浅野内匠頭」。 内匠頭の、「松の廊下」へ向かう道をこれまでの評伝とは全く異なる視点から描いています。 内匠頭は火消し狂い。火事が起きることを極端に嫌い、月に何度…
basso
basso名義でのBL作品、久々です。 属性としては、リーマンもので、年の差もので、ノンケとゲイもので、エロなしもので、という感じでしょうか。 主人公は若いリーマン・葉山亨(とおる)。 競走馬の写真を撮るのが趣味で、好きな馬を撮るために新幹線で京都に通うような青年。 モヤモヤとゲイ自認があり、そろそろ実家から出て一人暮らししたいけど、趣味にお金がかかって…というところ。 ある日、新幹線で…
歩田川和果
大好きな歩田川先生作品。 何が好きって、まず「絵」が大好きなんですが、本作は「足の細さ」が少し太くなって、よりリアルな人間ぽい感じになってました。線みたいな過去絵も、本作くらいのも好きです! さて本作は、人間界にフツーに悪魔が降り立って、ラーメン屋さんの常連客になり、人々の危険回避などをやり始める、というような不思議なお話。 ラーメン屋バイトの学生・西島圭は、悪魔である十川にゲイをアウティン…
恋煩シビト
「月の裏を越えて〜オメガバース〜」の続編。というより「前日譚」を描いた作品です。 こちらから読んだ方は、ぜひ!「月の裏〜」をあわせて読んでいただきたいです。 しかし…… 「月の裏〜」を読んでいる方に対してこの「月影楼〜」を絶対に読んでね!とは思えない、正直… ここから先、「月の裏〜」ありきで書かせていただきますので、未読の方はすみません。 ↓↓↓ 「月の裏を越えて〜」で、Ωの元…
つゆきゆるこ
大学の同級生同士のごくごく自然な、出会いと心の揺れ、惹かれ始め、不安、勇気 etc… おそらくは元々同性愛的指向の大人しくて物静かな蒔田に心惹かれるノンケの別所が、初めて同性に惹かれて感じる戸惑いや、不安や、周りとの温度差や、何よりもっともっと蒔田と一緒にいたいという事を第一に行動する勇気がいい。 恋人になったあとの「恋愛速度」の違い。待って、という蒔田に待つ別所。 待てるって愛だよね〜とつ…
座裏屋蘭丸
なにしろ「絵」が素晴らしい。 肉体の美しさ、男たちの顔の美しさ、建物の美しさ、風景の美しさ、あと私はタトゥー大好きなんで、フィーのトライバルの美しさ。 「試情夫」っていうコトバが響きがイマイチだけど、そのコンセプトは実にオイシイ! そこにスカウトされてやってきたストレート男性のアポロ。 金が入り用だから、というその訳ありは1巻の途中で明かされますが。 アポロはあくまで給料の高さと現実逃避…
佐々木禎子 麻生ミツ晃
3部構成。 「月の欠片」 このドラマチックな物語の冒頭は、主人公である裕真が病院のベッドで目覚める場面から始まる。 裕真は現在28才。 車の運転中に起こした事故で昏睡状態となり、8年間眠り続けていたのだった… 傍に見たことのない男がひとり。 彼・英俊は、事故の時の同乗者で、当時12才の6年生。裕真は英俊の家庭教師だった。 第1部の本編は、裕真と英俊の出会いと、8年間の間に成長し大…
黒木えぬこ
高校生BLで、舞台は男子寮。 ノンケxノンケなんだけど、片方はBL好きの腐男子で… …という設定。 隠れ腐男子であることが同室の矢澤にバレた仁木。しかし、矢澤はBLを読んだ上で仁木を軽蔑もせず普通に接して……イヤ、それどころか随分仲良しな感じに近づいて… 仁木にしてみれば、矢澤は「少しヘタレなワンコ攻め」属性、だがそれが「いざという時は少し強引な攻め」に段々変化していく面白さが読める。 …