ふばばさんのレビュー一覧

永遠のボーイフレンド コミック

吉池マスコ 

みちるさ〜ん!

ずっと前から知ってた本なのに、表紙に惹かれず読んでなかった…でも思いたって読んでみて……感動。中年以降の方に大おすすめです!
これは、「オカマの深情け」のお話し。
本物の女なんてモノは「情け」なんて持ち合わせてない。現実的でもっと即物的な生き物。オカマはもっとロマンを求めてるのよね。言ってみれば「愛」を。オカマの方が女よりもずっとずっと情け深い。
天国に入れるのはこういうみちるさんみたいな人…

4

つたや家 コミック

吉池マスコ 

一馬兄ちゃん!お幸せに。

まず、表紙が個性的ですね。今まであまりない、でも素敵な色使い。
内容は、つたや家4兄弟の恋物語。
一番萌えたのはやはり大人組、長男一馬の恋。表紙の黄色いお兄さんです。
お相手は高校の先輩(元ヤン。えっ?)
弟達にはヒミツの関係ってのも萌えるし、一馬がメロメロなのも萌えるし、高校の時からの関係ってのがまた!
高校の時の一馬は、両親が亡くなって叔父さんの世話になって、年の離れた小さな弟達の面…

5

会社は踊る 小説

鳩村衣杏  小椋ムク 

一味違うお仕事BL

鳩村衣杏さんお得意の、お仕事BL系のお話です。
新鮮なのは、仕事そのものよりも、仕事に対して(また人生に対しても)誰よりも積極的に、徹底的に、楽しみ味わう男の存在感を描いている所かな、と感じました。
主人公は、真面目で融通が利かない事で体調不良となり、前の職場を辞めた直。
社風が正反対の今の職場で、今まで接したこともないポジティブな男性渡会と出会う。渡会との会話や食事を通してあっという間に感…

5

エンジェルヒート 小説

西野花   

どのページにも喘ぎ声

ってくらいHのシーンが多いです。
しかも、衆人環視の中での媚薬陵辱、軟禁、3P、再び陵辱、尿道責め、調教、性奴隷、とこう書くと物凄い世界ですね。
でも、読後感がなぜかどことなく爽やかとも言えるくらい暗さが感じられなくて、それは多分受けの潔さと攻めの甘い優しさが全編に漂っているからでしょうか。
媚薬エンジェルヒートを使われて極限の快感に狂いながら、病気の母親に累が及ばないように、と正気を保ち、…

3

最後のドアを閉めろ!(2)(新装版) コミック

山田ユギ 

読み応えたっぷり!

1・2巻合わせてのレビューです。

好きな後輩(男)の結婚式で荒れた永井が出会ったのは、新婦の元カレ本田。
こんな奇妙な出会いが運命の?出会いになるとは…
お互いノンケなのにどーしても気になる!曰く『年下の男ふたりの間でよろめき流され押し倒されて…』
意外と嫉妬深い本田と負けず嫌いな永井は、なにかっつーとケンカ。
でも、フラれ癖のついてる永井の気持ちは、今度は失いたくない、とはっきりし…

2

生まれ星 三村家の息子シリーズ コミック

明治カナ子 

好きな人と触れ合えるのは奇跡、なのだ

「三村家」最終巻。
絵の雰囲気が少し違ってきていて、弓は激しさが抜けちゃって、敏夫はタレ目顔のモブ男みたい?
ストーリーは動いていきます。2巻ラストでキスしてから恋愛的に敏夫を想う弓。逆に友達でいなきゃと諦めてる敏夫。
途中スミの暗い過去(多分森の中で車に連れ込まれてレイプされたっぽい)が仄めかされて、初恋と、汚された自分とビッチに転落した生活と。そして初恋の相手があっけなく結婚した事ではっ…

3

三村家の息子 コミック

明治カナ子 

「三村家」の始まり、他3つの短編

「三村家の息子」シリーズの1巻目。
主人公の二人は幼馴染で今は高校生。
攻め敏夫はちょっとおっさんぽくて、受けの弓は、この巻では甘さや幼さよりももっと尖った部分も持ち合わせていて、目つきなんかも随分きつい。
噂話や他人の家の事情も全て筒抜けの田舎の雰囲気、死体が埋まっていると言われている裏山、群がるカラス。
弓が好きなのに、代わりにゲイの遊び人、弓の兄スミと寝る敏夫。
心とは裏腹に肉欲に…

4

破廉恥なランプ 小説

中原一也  立石涼 

思わずウルっと泣いてしまった

笑いあり、涙あり。
エロあり、人情?あり。
その上活劇もあり、のテンコ盛り。さすがBL界のエンタメ王?中原一也先生だ!
冒頭、いつものキファーフのどーしょもない下ネタや、ランプの精の皆様の長〜いフルネームなど、お笑いっぽいのが苦手な方は本を閉じてしまいそうです。
今作は新キャラ、美しい女王様的なイシュタルが登場します。高慢ですぐキファーフを誘うイシュタルですが、心に秘めた何かがありそう。

4

人はなぜ働かなければならないのか コミック

山田ユギ 

スーツだらけの恋模様

ユギ祭りにはまっている今日この頃、満を持して「人はなぜ〜」です。
バツ1で仕事イマイチ、ルックスもイマイチ、さえない40男の先輩社員中津になぜかメロメロの門倉。自分はイケメンなのにね。
執着してるけど、コメディタッチで楽しく読めます。

「closed」
みみそうじ、のお話し。俺だけが知っているこいつの耳の中のちっちゃいほくろ…キスもHも無いけど雰囲気エロ。

「僕らはただ走るだけ」…

2

寄越す犬、めくる夜 (2) コミック

のばらあいこ 

掃き溜めにクズ

暴力とか、脅迫とか、レイプとか。
苦手要素なんですよねー。でもソレははじめから分かってて読むんで。「こういうのダメです〜」じゃ話にならんからフラットな気持ちで読みました。
第一印象は、少年誌青年誌の筋、ですよね。今BLでもDVとかボコり愛とか増えてて、バイオレンスもフツーにひとつのジャンルになった感がある。
で、この作品。
ガチヤクザが経営するカジノで族あがりの半グレがカネをちょろまかし、…

4
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