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日高ショーコ
ふばば
ネタバレ
「嵐のあと」の榊の前カレ・美山のお話。 とは言え、視点は仁科という会社員。 ある日打ち合わせで偶然入ったコーヒー店。 出会ってしまった美山と仁科は…高校時代の恋人だった… ずっと忘れていた仁科。 ずっと忘れられなかった美山。 忘れられなかっただけじゃなくて、恨みにも近いナニカ。 美山はずっと「恋愛に冷めた」男で通してきたけど、実際はものすごく情が濃い人間なんだろうなぁと思う。 …
「シグナル」関連作品。 「シグナル」で村上にヤな感じで絡んでた輸入家具の社長・榊が主人公。 こっちでも…ちょいちょいヤな奴だと思う。 自分の会社ではカミングアウト済みらしいが、女性社員たちの態度もなんか嫌だ。 結局、ゲイですが何か?的な高圧ぶりがあるというか。 周りは周りで、ゲイだからね〜みたいなイジリ。 まあいい。 で、今作で絡むのは、不動産屋の企画部所属リーマン・岡田。ノンケ…
2007年発表作品。 私は2014〜5年頃に読んで、今2023年久々再読でのレビューです。 初読時に「萌x2」評価入れていて最早変更できないのですが、今現在の評価では正直言って中立寄りの「萌」です。 「日高ショーコ先生」作品はとにかく絵柄がきれい。 だから「BL」として読む場合美形イケメン同士のアレコレが萌を生んで評価爆上げって感じ。 だけど、ストーリーの組み立てはどうなんだろう。 …
野萩あき
野萩あき先生のDom/Sub、しかもDom受けSub攻め! これは読まねば!と即買いです。 風俗店で運命的な出会いを果たす「Domを抱きたいSub」の渡瀬と「Domのネコ」トウマ。 性癖や好みが全てマッチして、どんどん距離が近づく2人。 これはトントン拍子のハッピーストーリー!……と思いつつ読んでいたら。 私ははじめトウマが風俗店キャストという事が恋の障害になるのかな?なんて思い…
すた
表題作と短編2作品収録。 「じゃ、ワカラセましょうか。」 バリタチで鳴らした伊織が、ある日ナンパした洋介に逆転されました、というお話。 ケンカップルのバリエーションと言えるのかな? 攻め攻め攻防的展開はありつつも、初めて自分に対して圧倒的「攻め感」で迫り突き放した男に対して、忘れられない…と感じた時点で伊織の「負け」とも言えるけど… ひとつ、物申したい! 受けイコール負け、という決…
やんちゃ
帯通り「底抜けに笑える‼︎」。 メタかどうかはなんとも言えないけど、BLあるあるの攻め設定を笑い飛ばす感覚がとても面白い。 主人公は、大学生のヤス。 池袋の執事喫茶でバイトをしてるんだけど、可愛らしいタイプの同僚を見ると自分の意思とは関係なく壁ドンしたり口説いてしまったり。 店長に相談するとあるクリニックを紹介されて… …と始まります。 そのクリニックには医師ではなく霊を祓う陰陽師…
あめきり
表紙だけでなんとなく敬遠してたんだけど実読。 やりきれなさとカタルシスが上がったり下がったり。心がギュンギュン持ってかれた… 学校/寮というとても閉鎖的で逃げ場のない場所でゲイバレしてしまったスイの、針の筵のような毎日。 からかってくる相手は逆に愛情表現?みたいな気分もあるのかもね。 でも目で笑ってるように見せてるスイは、本当は心ズタズタです。 スイのマスクは心の盾。 そんなスイの同室…
厘てく
タイトルに「1」とあるから今買うのどうしようかな〜と迷ってたけど、試し読みでグッと掴まれてしまいました。 自分に無い何かがある人、って気になりますよね。 勿論反発や嫉妬みたいなマイナス方面に出る場合もあるけど、惹き合う引力になった場合は… 本作は、はっきり人とは違うケイトに惹かれる藤永。違う部分は聴覚障害。 見た目ではすぐにはわからない。でも動き出す手が雄弁に語るよね。 この「一目で…
斎藤屑
思った以上に面白かったしキュンキュンしました! 自分勝手な上司の佐山にこき使われて疲れている新人の侑翔(ゆうと)。 侑翔の隠されたもう一つの顔、それは「ガチオタネカマレイヤー・夕花」! そんな侑翔はカメラマン・サヤとの撮影会を楽しみにしていたのだが、やってきたサヤはなんと佐山だった…! …と始まります。 夕花だとバレたらどうしよう…と汗ダラダラな侑翔。 と同時に、会社での佐山とは違…
桜木紫乃
直木賞作家の桜木紫乃氏による一般文芸作品。 2019年発表の「緋の河」の続編で、桜木氏と同郷の「カルーセル麻紀」氏をモデルにした作品。 「緋の河」は幼少期〜美しいゲイボーイとして口コミで人気が高まって行く時代が描かれ、本作はTVや週刊誌に引っ張りだこ、もっと大きな話題を、と遂にモロッコで性転換手術を受けて毀誉褒貶の中を進む時代が描かれます。 読んでいると限りなく実在の「カルーセル麻紀」そのも…