クレタコさんのレビュー一覧

明日が世界の終わりでも 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

切なくて温かい

表題作は玲[攻]と望[受]との切ない話、「約束」はその6年後で玲の友人の城上[攻]と悠一[受]との話、最後の「集い」はその4人が出会うエピソードで締めくくられています。

心にずしんと来るのは表題作。
玲と望は恋人同士なのですが、玲自身は決して望を抱かずに城上を始め他の男に抱かせそれを見ているだけ。
SMプレイのそれではなく玲は過去のトラウマからそうやってしか愛せない人間。
望は次第にそ…

1

六本木心中 2 小説

ひちわゆか  新田祐克 

おもろいー

カリスマアーティストとして頂点に居続けた高見が少しずつ崩れて行く所から始まります。
酒浸りになり自暴自棄になって行く様子がイイよイイよーー。
のっけから面白そうな予感がぐわっと来ます。
1巻からの切り返しが凄く良い感じで、おーもーしーろーー!!って感じでページめくる手が止まりません。
ラストまで一気に読ませます。
この辺はネタバレ自重で、とりあえず読んでみるといいと思う。
ドロドロ系の…

3

六本木心中 1 小説

ひちわゆか  新田祐克 

ドロドロ業界モノ

90年代に書かれた作品を加筆修整との事、読み比べてないので違いは分かりませんが、確かに90年代の香りはします。
一時期の野村ドラマ的ドロドロ展開とでもいうんでしょうか、こういうの大好きなので楽しく読みました。
挿絵の新田さんのクドさと濃さも良い意味で合ってて、ドロドロ系エンターティメント、刹那的なところもちょいJUNEっぽくていいなー。

どこにでもいるミュージシャン志望のバンドのボーカル…

3

セロ・メロウ コミック

田倉トヲル 

天然水みたいな短編集

帯『田倉トヲル、待望の初コミックス!!表題作40P描き下ろし!!』

↑帯コピー的には物足りないですが一応データ的な物として書いときました~。

田倉さんは透明感ある綺麗な挿絵を描く方だなあと思ってたんですが漫画も良かったー!
絵柄の雰囲気に似た透明感で青春で自転車2人乗りとかしちゃってきゅん!!って感じ。
自転車は作中で何度か登場しますよ、ザ・青春アイテム!!
デジタル系一辺倒の処…

2

物の怪小町 小説

綺月陣  羽根田実 

優しいニューハーフ達

帯『『スケベは男の本能だ。』

タイトルでへ??ってなるかもですが、妖怪物ではなく「物の怪小町」というオカマバーで繰り広げられる恋愛話です。
この話の何が良いって出てくるオカマさん達が凄く優しくて凄く良い人達ばかりな所。
そこがねーー凄く良いんですよ。途中でちょっと泣きそうになった位に彼(彼女?)達が素敵でした。

オカマといっても樹里の様に美女と見まごうばかりの美形から、まさに物の怪…

2

エンドゲーム 1 コミック

山中ヒコ 

1巻は神で

帯『好きになったのは、世界でいちばん優しくて残酷な人。』

2巻読んだ時点で書いてます。
萌か神かちょっと考えたんですが1巻は「神」評価にします、ちなみに2巻は「萌」

克哉は柔道で大学推薦出来る程の腕前の高校生、義父の透は30歳。
2人の間に血の繋がりは無く、母子家庭で母がひき逃げで死亡した為施設で育った克哉を透が養子にしたという関係。
透は画家でそそっかしいぽやぽやっとした柔らか…

7

昼となく夜となく 小説

ひちわゆか  高永ひなこ 

宝石を食べる

表題作と「11月の花嫁」との2作入ってます、この2作は全く別作品でカラーも全く違います。
どちらも面白いけど表題作がやっぱり良いですね。面白い~。

昔、クレオパトラが真珠を酢に溶かして飲むという話を本で読んでこうシュワシュワーッと一気に溶けて美味しそうな飲み物なんだろうなーって子供の頃はうっとりしてました。
カズナは宝石を食べて生きる不老不死の青年なんですが、ふっとそれを思い出しましたで…

3

コンプレックス(3)(文庫版) コミック

まんだ林檎 

これは泣くーー!!

推薦文で栗本さんが「ラストは絶対泣きます」と書いてましたが大袈裟じゃないです。
これは泣くよーーー!!
読ませた&読んだ友達は全員撃沈してます、泣けるーー。
もう読んでーーいいからいいから読んでーーー!!じたばたしちゃうのがこのシリーズ。

自分的にはその前にオッサン2人で温泉に行く回の段階で泣いちゃってる訳ですが。
泣けます。
それも感動の押しつけじゃなくて、こう読んでる内側から溢…

2

顔のない男 小説

剛しいら  北畠あけ乃 

これは良いしいらさん!

しいらさんは作品にホント、ムラがあっておそらく編集側の意向や作品カラーを使い分けてはいるんだと思うんですがなまじ筆力があるだけに何を書かれてもとりあえず中立にはなるというある意味まいっちんぐな作家さんです。

まあその色々なカラーが人によってツボったりツボと外れたりすると思うんですが自分的に言えばこれは「良いしいらさん」で当りです。
シリーズ物ですがこの巻だけ読んでも問題は無いので、これを読…

8

生まれ星 三村家の息子シリーズ コミック

明治カナ子 

大満足

1~3巻まで並べてみるとそれぞれの表紙が実に内容をよく表してるなあ~ってのが分かります。3巻はもう表紙からしてなんかラブの香りが漂ってますよー。

この巻のカラー口絵もいいなー、川の水面を筆ペンみたいなのでガシガシ塗ってある効果と、橋の上の2人の真上の月が水面に映ってるとことか良い味。
マンガ内でも2巻のレビュー内で書いた粗めのトーン削りや、例えばお母さんの髪をペンの斜線で色入れるとかって最…

2
PAGE TOP