マキヲさんのレビュー一覧

淫花 小説

七宮エリカ  小菅久実 

ズシンと響く小説

答姐トピでご紹介いただきました。いつまでも印象に残るだろうなぁと思う、これまで読んできたBL小説とは一線を画す作品でした。

表題作の他に、閉塞的な村を舞台にした「絶唱」が収録されています。どちらも大正時代~昭和初期のお話です。

自分は中学生の頃にお祭りで実際の見世物小屋を初めて見て、あの独特の雰囲気に圧倒されました。おどろおどろしいというのか、禁忌の香りがすごいんですよね。「怖いもの見…

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グッバイ、マイドッグ 小説

夏乃穂足  上田規代 

まさにワンコ!

既読の「くろねこのなみだ」と細い糸で繋がっている作品でした。前作は人間になった猫、こちらは人間になった犬(イチ)のお話です。それぞれ人間になるプロセスは違いますがファンタジーで、どちらも飼い主を救う存在として描かれてます。

プロローグとエピローグは犬であるイチの一人称、本編は飼い主である璃人の一人称で進みます。評価は前作と同じ「萌x2」ですが、両方の心情が分かるという点で私は今作の方が好きで…

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CROQUIS~クロッキー~ コミック

高永ひなこ 

同級生モノが良かった

表題作「CROQUIS」(美大生×フリーター)が4話+短編「僕の初恋について」(高校の同級生モノ)が2話+短編(幼馴染モノ)が1話…という構成です。

「CROQUIS」
とても平和で可愛いお話でした。個人的には凪がニューハーフ志願というのが良かったです。BL界隈では「オカマ」「ニューハーフ」ってあまりお目にかからないのですが、実際は「女の子になりたい」という願望はあって当然かも…という気が…

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戀のいろは 小説

御堂なな子  テクノサマタ 

ショ、ショタじゃないもん!

面白かったです。面白かったですがテクノサマタさんの絵がショタ感を倍増させていてショタ苦手な身としてはつらい。ほたるは推定16歳だし、18歳まで成長するからショタじゃないもん!宣言しておいて…。

改めて、とても面白かったです。和風ファンタジーかと思って手に取ったら時代劇でした。

舞台は大正七年の東京。日本橋の大店・青戸屋で奉公している少年・ほたるは橋の下で拾われてから十数年、店の者達に虐…

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唇にコルト 小説

佐倉朱里  朝南かつみ 

とある寂しがりな殺し屋のお話

佐倉朱里さんの作品はこれまでファンタジーしか読んだことがありませんでした。ざっくりとした言い方になりますが…上手な人は現代モノも上手なんですね。物語の見せ方が非常に巧みで、プロローグで気になるエピソードをチラ見せしておいて、その後じわじわと事実が明らかになるという展開に惹き込まれました。

主人公の翼(たすく)は殺し屋です。ただし物語自体に血生臭さはなく、ナイスガイな攻×寂しがりな美人という素…

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うそつきとおおかみ コミック

箱石タミィ 

なんで俺、亀甲縛りとかできちゃったの

意外や意外、面白かったです!あ、意外というのは私があまりこういうふんわりした絵が得意ではないというだけの意味です。

表題作は1話(+巻末のオマケ)だけで、他に学生もの(おバカわんこな高校生×まじめな委員長)が3話と、リーマンもの(ヘタレでキモウザなわんこ×美人でツンデレなゲイ)が2話収録されています。

私はこのリーマンものが非常に好きでした。他の2作品とは異なりコメディー色もエロも濃い…

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スタンバイ・キス~俺の専属シークレット××~ 1 コミック

 

第2巻が楽しみ

主人公は、御曹司っぽくない御曹司の大学生・葵。ある日、慣れっこになってしまった拉致騒動の際、中学生時代の同級生・潤葉に助けられる。見違えるほど男らしく成長した潤葉は有能なボディーガードとして葵を警護するようになるが、一方的にイジっていた過去もあり、葵は潤葉を遠ざけようと足掻く。そんな折、葵が思慕する兄の翠に婚約話が持ち上がり、葵は激しく動揺する。弱る葵を見かねた潤葉は――…というお話です。

2

草食むイキモノ 肉喰うケモノ 小説

今城けい  梨とりこ 

キュンキュンしました

25歳と20歳。初々しくて真っ直ぐな二人のお話にキュンキュンしました。攻は分かりやすくカッコ良く、受は分かりやすく可愛いという、自分の萌えの原点に立ち還った気持ちになりました(笑) 若い二人ですが、それぞれ社会人5年目なのでしっかりしていて、ちゃんと自律心があるところも良かったです。

工場でブルーカラーとして働く牧野は、小動物のような容姿と優しくて素直な性格ゆえに妙な上司に執着されて困ってい…

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夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

雨降って地固まる

「萌x2」か「萌」で迷って…色々あったけれど立ち直った一葉へのエールを込めて「萌x2」評価です。

砂原さんの手に掛かるとホストBLもこんな仕上がりになるんだなぁと感心しました。整形して名前を変え、別人として生きようとしたのはどちらかというとネガティブな理由からだった一葉が、過去とも黒石ともちゃんと向き合って、自分を取り戻す物語…だと思います。

朴訥な攻が好きなので、黒石がとても良かった…

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センチメンタル・セクスアリス CD

仙介の優しい口調にうっとり

原作既読。鈴木さんも安元さんも好きなのでワクワクして聴きました。

美形で社交的、ワガママだけど憎めない生活能力ゼロのダメ男・春巳を演じた鈴木さんと、真面目で無口、朴訥だけど静かに怒るタイプの普通の大学院生・仙介を演じた安元さん。それぞれ原作のイメージにぴったりで、さらには、どこか御本人のイメージと重なる部分があるような気がして面白かったです。

仙介への恋心を自覚していない春巳の妙に無邪…

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