Sakura0904
静真はずっと変わらず忙しい獣医の業務についてもほとんど愚痴らず、湊と会えた時には彼と一緒に過ごせることを常に全身で喜んでいる感じですが、湊はせっかく久々に会えてもツンがデレを上回ったり、嫉妬心に囚われすぎたりして、なかなか素直に甘えられないのがもどかしく思えてきました。人はそんなに簡単には変われないのは当然ですが、5巻も続いてきたのに恋愛面であまり成長がないなと。同棲を楽しみにしていた静馬に突然…
ファンタジーや異国の物語に合う可愛らしいタッチはとても素敵でしたが、ブルチャートの回想を読むまでは、突拍子もない展開が続き、なぜトーマはここまですんなり彼を受け入れられるのだろう……と一歩引いたところからしか2人を見れませんでした。ブルチャートにあまり魅力を感じられなかったのも原因の1つかも。人間の世界にはそれなりに精通しているようだけど、ネコなのにトーマと一刻も離れたがらず、過去を知るまでトー…
うーん、彼女と長続きしないノンケとなんだかんだ毎回彼を家に上げてあげる面倒見の良いゲイ、タチ専からネコに目覚めそうなゲイという美味しい設定が転がっている作品だったのですが、途中まで2人をくっつけるために結構リアルさ無視の、無理矢理言わせているような台詞や展開が目立つなぁと思ってしまいました。作者の創作物に無理矢理も何もないのですが、どうも流れが不自然というか。そうはならんだろ、と突っ込んでしまう…
えっ、今まであれだけ濃厚な時間を紡いできてお互いを理解し合う経験を積み上げてきたのに、メッセージ1つで関係を終わりにしてしまう展開を見せられる羽目になるとは……というのが正直な感想でした。これまでの5巻は何だったのか。魂のステージだとか、金銭感覚や年収や育った環境、生活環境の違いなんてものは、2人の間の愛にはなんら関係ない、と2人とも分かったんだと思っていました。最初は直純に圧倒されてばかりだっ…
北山の主体性のなさと全方向に向く嫉妬心がちょっと心配になってきました。就活に不安を抱える大学生、どんな職業に就きたいかが分からない大学生なんていうのはざらにいると思いますが、弱音を吐いてばかり、南谷の気持ちが自分から離れていかないか心配してばかりで、一度真面目に就活に向き合ってみようという考えにならない北山、これから大丈夫かな……と。受けへの愛情が重たい攻めは好きなのですが、そこに他の物事が上手…
高評価のシリーズでずっと気になっていました。読んでみて正直に感じたところとしては、南谷の思考が理解できない……ということ。フラットな性格で恋愛にも誠実な北山には好感が持てたのですが。南谷の方は、まずすべての発端となったエロへの好奇心から人のエロい顔を想像するようになったところまでは分かるものの、北山のそれが想像できないからといって、それだけのことで好きでもないのにここまで強引に迫るという行動が幼…
弟妹たちのために自分を犠牲にしてきた兄姉が早めのセカンドライフを謳歌するストーリーはこちらも嬉しくなりますし、読んでいて楽しいのですが。この作品では27歳の鴇があまりにも善良で擦れたところがなく、一人称も僕というくらい可愛らしく描かれていて、現実味のなさにちょっと萎えました。暮田先生の絵もまた可愛らしいのも相まって、尭良との距離の縮まり方は少女漫画みたいに感じてしまい。疲れたところを見せたり、弟…
大学の助教と学生という関係性、学生運動が盛んだった頃という時代設定など、美味しい要素、新鮮な要素はいろいろあって、吾瀬先生の筋肉美と汁気を楽しめる濡れ場も素晴らしかったです。ただ、受けの鵜飼の受け身な性格に最後まであまり好感が持てず、人にものを教える立場でこんなに弱々しいのはどうなのか……と萌えられない要因となってしまいました。土岐を受け入れておきながら、途中でやっぱり相手のためには身を引くべき…
ファンタジーな世界観の描き方は最後まで見事でしたが、肝心のレイとグアンの2人が心を交わす時間が、あまりにも短かったなと感じてしまいました。3、4巻は真実の解明と壮大な物語を終結させることにほとんどが割かれていて、レイとグアンはお互い強く想い合っているのだから、どれだけの距離や時間で隔たれようともとにかく大丈夫なのだ、と強引に押し切られているような感じがしました。一般漫画なら十分だけど、BL漫画と…
うーん、こういうたわいない日常を淡々と切り取って描くような作品は好きな方ではあるのですが、そこまでメイン2人の絡みに萌えられませんでした。高校時代に藤が升麻を恋愛対象として好きになった経緯の薄さや、怖くなって逃げた升麻の復縁した時の態度があっさりすぎないかなどの点が気になったり。今の2人のやりとりもなんだか掴みどころのないというか、熱をそこまで感じないような気がして、ガツンと響くところがなかった…