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21/30(合計:299件)
淡路水 加東鉄瓶
fandesu
ネタバレ
電子書籍で読了。挿絵、あとがきあり。 『スケスケ☆ヒーロー』が私のツボを突いていたので、淡路さんの同じ様な匂いのするこちらも読ませていただきました。スーツアクターに対するオタク愛が溢れた部分がとても面白かったです。 大池慈円は宝龍寺の跡取りで寺が経営する幼稚園の副園長。園では数少ない男性としてお母様方に愛想良く振る舞っているけれど、実は人付き合いの苦手な筋金入りの特撮オタク。今はスーツ…
鳥谷しず みずかねりょう
電子書籍で読了。美麗な挿絵もあとがきもありました。電子版特別ショートストーリー付き。 角川ルビーだからなのか知りませんが、このお話には『変態紳士』は出て来ません。母方の血筋から先祖返りで雪豹の獣人としてお生まれになったため、帝のおぼえがめでたく東宮に推挙されながらも、人との深い関わりをせずに、羅刹との戦いに身をついやす高貴な方がおわします。 平安朝の文章が「いとおかし」なお話でございました…
四ノ宮慶 小山田あみ
電子書籍で読了。挿絵、あとがきあり(小山田画伯のカラーイラストが「目の毒!」と叫ぶほど美しい)。あと、カバー裏の『作者・イラストレーター近況』もありました。 途中まで「このまま行って大丈夫か?」と、お話の筋とは関係ない所でハラハラしたのですが、中頃からちゃんとLOVE要素が入ってきて良かった、良かった。 大学進学のために東京へ旅立つ当日、乾凌平は母から自分の家系が悪魔の末裔だと聞かされ…
夢乃咲実 へらへら
電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきなし。 BLですから、本来なら『男性同士の恋物語』の部分に萌えるのが本筋なんですよね?ここの所「どうも私はちょっと違う様だ」と思う様になりまして……このお話もLOVEより別な部分がいたく気に入ってしまうという結果に。 私基準では「うっわ、おもしれー」なんですけれども…… 阿久津は算数が苦手な教室を受け持つ塾講師。フェチとも行って良いほど三角形が好きで…
水原とほる yoco
電子書籍で読了。挿絵とあとがきもあります。 水原さんと言えば『痛い』が代名詞(最近はそうでもないけど)。 このお話は全然痛くありません。むしろさわやか(怪我する所はあるけど、そこもあまり痛くない)。 ここ最近、あらすじのさわりをご紹介するスタイルで書いていたのですが、この作品はレビューがたいへん多いので、今回は割愛します。 「受けが主人公がドカに乗っている。攻めはトライアンフだ…
鳥谷しず 緒笠原くえん
電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきなし。 純愛です。 放尿、馬上、野外、いたしている最中のヴァイオリン演奏等々、変態プレイのオンパレードで、おまけに麗しの涼白宮星華さまは悪漢に捕まって媚薬を盛られ、尿道責めやら獣姦未遂やら……悪ノリと言っても良いほどのてんこ盛り。 舞踏会で麗しの涼白宮星華さまがダンスのお相手を誘ったご令嬢は、星華さまのあまりの美しさに次々と気絶されるシーンなどは「コント…
野原滋 山田シロ
電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきあり。 お話の主人公、猫又のつむぎは「可愛がってくれた老夫婦の家が取り壊されない様に守る」という約束を貫き、彼らが亡くなったあともその家で暮らしているのですが、尾房清綱という男が宅地開発の調査のためにやってきます。一緒に来た役所の人間は調査を急かしていますが、尾房は急ぐ様子もなく家に滞在し、つむぎを見つけて自分を覚えていないか聞いてきます。おまけに、壊れてい…
久我有加 今野さとみ
電子書籍で読了。挿絵なし。あとがきなし。フルールのウェブ掲載だったのかな、と思います。 漫画家の優人と建設会社に勤める健太は恋人同士。セクマイが集まる定食屋さんで優人が健太に一目惚れして告白したのが始まりです。男らしくて真面目な健太に優人はメロメロなのですが、でもちょっとだけ不満があります。26歳の若さで現場監督になった健太は仕事ばかりで、会うどころかメールすらほとんどありません。自分は締切…
手嶋サカリ Ciel
昨年の9月、前作『プライベートバンカー』を読み終えてから、待ちに待っていた手嶋さんの新刊。すごく期待していた所為もあって、点数が辛いです(ごめんなさい)。 いや、面白いんですよ。 でも「なんかもったいない感」が、どうしても拭いきれないのです。 蟻人が支配する世界(コロニー)。ごく稀に蟻人から人間も生まれてきますが、体が弱こともあって大変少数です。この世界では『人間は蟻人の祖先』とされてい…
玉木ゆら 古藤嗣己
『小説オメガバースアンソロジー』(2017年10月発行)の一遍。 タイトルを読んで「え?レオナルドが主人公なの?」という驚きで購入してしまいました。天才のくせに(私は「天才って何でも出来るので、出来ないことのある一般人の気持ちが解らない人」と思っている節あり。偏見でしょうか?)ジャコモの気持ちが汲めるという、なかなか『良いレオナルド』でした。 Ωのジャコモは、やはりΩだった父(この場合母な…