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天瀬いつか ビリー・バリバリー
fandesu
ネタバレ
こちらの『あらすじ』を読んだらどうも気になり始めて、仕事帰りの書店で『完璧な幸せに似ているこの日々がいつまでも続きますように。』という帯を見た瞬間に「あ、この本、買うしかないな」と家に連れて帰り一気に読了。このお話の評価は『萌』を付けましたが、実は「今後とても期待したい作家さんを見つけちゃったかもしれない」と打ち震えております。 鹿島聡は会社帰りに、雨の中、泥だらけで血を流して倒れている金髪…
榎田尤利 ライトグラフII
電子書籍で読了。挿絵なし。あとがきなし。 BLにはとんとご無沙汰になってしまった榎田さん。文句を言うつもりはないのですよ。「カブキブ!」も面白かったし。でも昔っからのファンとしては「もうBLは書かない、なんてことではありませんように」と心の底で思う昨今。未読の数冊を読んでしまおうと購入しました。 すごくお伽話テイストなお話なんですけれど、文章は間違いなく榎田さんでちょっとばかり不思議な違和…
久我有加 カワイチハル
電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきあり。 無声映画からトーキーに移る頃のことは、合衆国のものをいくつか読んだり観たりしたことがあるのですが、日本でこの時代について書かれたお話はあまり読んだことがなかったのでとても興味深かったです(主役の二人よりも『活動写真のスター』竹蔵さんにえらく興味をそそられてしまったりして……)。 才能があり、真面目に取り組もうとしている若い受けさんと、年上のゆと…
松雪奈々 カワイチハル
電子書籍で読了。挿絵なし、あとがきあり。 異世界トリップものです。 『アレ』があるばかりに王子の嫁として召還されてしまい『アレ」はなくともあっちの方はある王子との子作りを強制されるという理不尽な出だしなのです。王子は素っ気ないし、佳里也くんは怒っているし(まあ、当然ですよね)結構読み進めてもロマンチックの欠片すらない。 「これをどうやったらLOVEに持って行けるのか?」と心配に……(笑)…
宮緒葵 緒田涼歌
電子書籍で読了。挿絵とあとがきあり。 宮尾さんのお話の中では『軽い』シリーズ。 前作『ハネムーンクルーズは絶体絶命』でくっついた美華と伊吹は男性用下着メーカー社長(その正体は中華マフィアだけどね)と秘書という関係になり、公私とも(なにせ美華にとっては『伊吹のぱんつをデザインする』という趣味も満足させられる仕事です)充実している毎日です。美華はロシアの複合企業の総帥で大学の同級生、ヴァルラム…
小中大豆 CJ Michalski
電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきなし。 この表紙ですもの。軽いお色気コメディ(死語だな)だと思いますよね。 確かに分類したらコメディなんでしょう。そういう要素と思われる設定もあちらこちらにちりばめられています。でも、読後感は『真面目ないい話』でした。 主人公のモモ(桃木)は、勤める下着メーカーで新設された男性下着部門に所属するカムアウト済みのゲイ。ガタイの良さとは異なり、弄られ役の…
愁堂れな 麻々原絵里依
電子書籍で読了。挿絵なし。あとがき有り。 お話は主人公、義堂真の失恋から始まります。高校・大学、そして警察官採用試験も一緒だった全てに於いて優れている親友に、酔った弾みで告白してしまったのです。SPとして勤務中に要人を庇い殉職した父への尊敬と憧れから真もSPを目指しています。多分、真も親友も受かっているだろうと思われる試験の結果発表を直前にして最悪の状態でした。そんな時、真に「諜報員の教育を…
鈴木あみ 六芦かえで
電子書籍。挿絵有り、あとがきなし。小説b-Boy2016年春号初出。 猫科獣人のノラは、百獣王国のであるホワイトライオンと虎風王国の貴族の間に生まれたホワイトライガーの王子ブランシェールの愛人兼従者。ブランシェールは自分とおそろいの尻尾を持ったノラをとても可愛がっています。でも、ノラはこっそりブランシェールの花嫁捜しをしているのです。早くに母を亡くしてしまったブランシェールに暖かい家族を築い…
井上ハルヲ(オハル) 小山田あみ
電子書籍で読了。挿絵とあとがき有り。特別版のss付き。 ハルヲさんのお話の男臭さが大好きです。 よく言われる『痛さ』ですが、今回はご本人があとがきで書かれているようにいつもよりは控えめだと思いました(酷い目にはあっているのです。でも、その描写がさらりとしている感じ。あくまでも私の中の基準ですが)。 主人公の湊はヤミ金屋。「金がすべて」と言い切ります。結構酷い金貸しです。返せない人たち…
野原滋 鈴倉温
電子書籍で読了。挿絵なし。 結構、あちこちにサプライズが置いてあるお話なのでネタバレは少しだけ。 魚屋の二代目、直樹は自他共に認めるお馬鹿でお調子者。でも、耳が良く、声が良く、ダンスも上手い。高校時代、絶大な人気を誇るトップアイドル一姫の大ファンだった友人、貞夫のプロデュースで物まねライブを行ったらそれが大評判を呼び、一姫が引退した後も町内の盆踊り大会では直樹の『一姫ライブ』がメインイベン…