fandesuさんのレビュー一覧

S社長と愛されすぎな花彼氏 小説

小中大豆  のあ子 

すっごいナルシストだなぁ……(笑)

電子書籍で読了。挿絵なし。

「恋の相手が好きすぎて暴走し変態じみた行動をする攻め」は大好きなのですが、どうもこの社長さんは、あまりにも変化球すぎて、好きというより「?」となってしまいました。
何と言っても勇司くんが中学3年生の時から22(23かも)歳の時まで離れていたのにも関わらず、ずっと自分を好きなままでいると思い込めるその根拠はなんなのよ、と。
ドSぶりよりも、そのとんでもないナルシ…

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隠し神の輿入れ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

長い序章、なのかもしれない

電子書籍で読了。挿絵有り。
笠井画伯のイラストは電子でも美麗。でも絵を楽しむのなら紙の本の方が良いと思います。デジタルはやはり細い線とかが上手く出ていない様に思われます。

「何故だ、沙野先生なのに甘い」
「おかしい。いつもならこんなもんで済まないはずだ。次のページで急に突き放した様な文体に豹変して恐ろしいこと(エロ含む)が起きるのでは」
……などと、ずーっと思いつつ読み続けましたが、慈…

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銀の雫の降る都 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

作り込まれた世界観が極上のSF作品

電子書籍で読了。挿絵なし(葛西画伯の表紙絵はとても美しいのでちょっと残念)

評価はそれほど高くありませんが、お話はとても面白いです。
SFとして世界観もかなり作り込まれていますし、お話の底辺を流れている「悲しみ」が胸にグッと来ます。私にとっては哀切度の方が強くって「萌」評価っていう範疇では測れなかったんだよね。

私はこのお話を「異なる文化を持つ人が慈しみ合う」ものとして読みました。

3

Fly me to the moon 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

餌付けの恋

電子書籍で読了。挿絵なし。(テクノサマタさんの絵、好きなのに……残念)

まず、何と言っても悠くんが可愛らしい。
健気でいじらしいのは勿論なんだけれど、何て言ったら良いのかな?
小動物?
浅羽さんには「こぎつね」呼ばわりされているんだけれども、野生のけものの匂いは全くしません。
どちらかと言えば、飼い主を失ったペットっぽい。
犬猫感はないのだけれど……(フェレット?フェレット飼ったこ…

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玉の輿ご用意しました 小説

栗城偲  高緒拾 

素直な10代に癒されます

電子書籍で読了。挿絵なし。

栗城さんのお話に出てくる『素直な子』って、なんでこんなに可愛いんだろうと思います。青依くんは印南に対してだけではなく、当たり屋仲間に対してもそうなんだよね。人間離れした素直さだよなぁ。なんか子ども、それも群れで暮らす動物の子どもみたい。
印南も最初は『嫌なやつ』として登場するんだけど、不器用なだけだっていうのが読み進めるうちに解ってきます。仕事は出来るけど不器用…

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BreakThrough デンパ男とオトメ野郎ex. 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

愛は、エッジを走り続ける男の必需品

電子書籍で読了。挿絵有り。
小山田画伯の挿絵は紙媒体の方が美しいように思いました。違いが気にならない画伯さんもいるのになー。

あれ?あれ?あれ?
シリーズ1~2作までは人気だったのに、評価している人の総数自体が少ない。何故?
表紙絵はこんなに賑々しいのに、どことなくほの暗いからでしょうか?
でもノアール好きには、たまらんお話だと思うんですがね。ベタベタしていないのに愛は深いし、悲劇の…

3

スーツとストロベリー 小説

高遠琉加  Ciel 

大団円のための一冊

完結編とちょっと長い後日談、って感じでしょうか。
個人的には「紳士と野蛮」のラストで異様に盛り上がってしまったため、スルスルっと読めてしまって、萌え度は落ちちゃいました。でも、あそこで終わりって事はないので……ね?

前巻から誠吾はイイ男なのですが、彼の調べた事が最終的に義己の持っていた疑念を討ち払ってしまうくだりは上手い。
いや、こういうのが冗談抜きの「スパダリ」なんじゃないかなー。最強…

3

びんぼう草の君 小説

小鳥屋りと子  カゼキショウ 

疲れた時に読むと効能がある様な気がします

電子書籍で読了。イラストは小さいサイズでした。
受け攻めとも環境の劇的な変化があってもねじくれもせず真っ直ぐなまま。とてもピュアです。ギラギラした男っぽさは皆無の草食系です。
色々とドラマは起きて、それ自体が平板なわけではないのにも関わらず「せつない」という感じはあまり持ちませんでした。
ストーリーよりも二人が小川のほとりで昼食を食べているという印象風景が強く残っています。
ペリエの様な味…

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目眩 2 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

これって「ラブ」なんでしょうかね?(私的には萌えましたが)

シリアス度が強くなる、のは先に投稿された皆様のお書きになっている通りで、私も「ああ、トンデモ感がパワーダウン」と思いつつ読んでいたのですが、文庫版124pの中頃で大爆笑しました。
こんな危機的状況でなぜ「一人突っ込み」をしなければならないんでしょうか?

そこで感じたのは、ひょっとして光一クンはものすごく自暴自棄になっちゃっているんではないかと思ったんですね。
確かに、個人的特性のせいで、…

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