玉の輿ご用意しました

tamanokoshi goyouishimashita

玉の輿ご用意しました
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神16
  • 萌×215
  • 萌6
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

14

レビュー数
8
得点
159
評価数
40
平均
4.1 / 5
神率
40%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784199008726

あらすじ

高級車に狙いをつけ、当たり屋を決行!! ところが、それを見破られてしまった!? 初めての大失態に、内心焦る青依。けれど車から降りてきた男・印南は、青依の痛がるそぶりに顔色一つ変えない。それどころか、平然と「通報されたくなければ言うことを聞け」と命令してきた!! 厄介なことになった、と思いつつ拒否権のない青依に、印南はなぜか「9ヶ月間、俺の恋人のフリをしろ」と言い出して!?

表題作玉の輿ご用意しました

印南高嶺、意趣返しで青依を恋人に仕立てるセレブ32
江鳩青依、中卒で仲間と当たり屋をする青年20

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数8

学歴なんてクソクラエ

当たり屋として車に故意にぶつかってきた青依を、警察に届けない代わりに恋人のフリをするよう連れ帰る印南。
こりゃないわーと思った出だしですが、当初の思いとは裏腹に面白くてどんどん読み進めちゃいました。

何と言っても、青依が可愛いです。
恵まれた生活はしてきてなかったけど、素直だしちゃんと物事を考えられる良い子(犯罪行為はこの際置いといて)。
印南は嫌なヤツかと思いきや、単に不器用な人だったという。
青依目線で話が進む中でもうっすら見え隠れする、印南の青依への好意がニヤニヤしました。

想いが通じあった後の、印南のデレも良かった〜。
酒匂さんも大変だ(笑)
2人のあまあまがもっと読みたい!と思ったら来月続編が出るみたいで。
あまあまかな〜それともスピンオフ!?
どちらにしろ、あまり待たなくてすむこのタイミングで今作読めてラッキーでした(〃ω〃)

0

かわいい、これはかわいいですね。

最初いくらなんでも犯罪者が主人公ってどうなんだろうか、と引き気味だったのですが、まー素直な良い子ですねえ。こんな環境の中ここまで素直なままいられるもんかな~、と穿った見方も出来なくはないんですけど、根っこの根っこが上品な子なんでしょうね。それを匂わすエピソードが上手く散りばめられていて、好感が持てて感情移入しやすいです。
あとマイフェアレディ的なビフォーアフター、もともと好きなんだったと改めて認識。それもあって非常に楽しめました。

ところで登場人物がみんな珍しい名前で、よくこんなに揃えたものです。
特に印南の秘書、酒匂(さこう)!。最初名字だと思えずに、熟語かと思ってしまったwそしてこの酒匂さん、最初は出来る大人って感じだったのに、本編最後のエピソードになると何か青依をかいぐり構っている様がオネエみたいに思えてくる不思議w

しかし栗城さんはどうも誤字が多いですよね~。酒匂と青依間違えてたり、「○○として」を「○○ととして」みたいな重なり間違いとか、校正いらずの作家さんもいるのかもしれないですが、栗城さんに於いてはもう一人くらいチェックする人付けた方がいいんじゃないでしょ続きうかwせっかくいいお話なのにねえ。

0

素直な10代に癒されます

電子書籍で読了。挿絵なし。

栗城さんのお話に出てくる『素直な子』って、なんでこんなに可愛いんだろうと思います。青依くんは印南に対してだけではなく、当たり屋仲間に対してもそうなんだよね。人間離れした素直さだよなぁ。なんか子ども、それも群れで暮らす動物の子どもみたい。
印南も最初は『嫌なやつ』として登場するんだけど、不器用なだけだっていうのが読み進めるうちに解ってきます。仕事は出来るけど不器用な大人、なんて可愛いに決まってるじゃないですか!
実人生が厳しいので、とても癒されました。

ちょっとだけひっかかっちゃったのは、ラスト近くで印南の親友兼秘書の酒匂さんから、印南が青依を拾ったのは「顔見て気に入ったから」と言われたこと。
いや、顔は大事な要素ですよ。
でも、『マイ・フェア・レディ』のように「顔から入って、顔以外にももっと良いところがあったっ」ってなってたら、私的にはもっともっと好みでした。

0

ちょっとずつ補い合う

学歴もお金も家族もなく当たり屋をやって生活をしている受の青依と、セレブだけど失恋して元恋人を見返そうと考えている攻の印南。恋人を見返すために、青依に恋人役をさせて様々な教育を受けさせる日々。

2人とも、ちょっとずつ欠けていたり足りなかったり、そういう所を補い合っている所が素敵だなと思いました。攻の印南ですが、包容力がある大人な男ではありません笑。セレブに生まれてセレブに育ち、かつ頭も良いので、そうでない人の気持ちとか、「分からない」が理解できないんですよね。だから、初っ端で青依を泣かせるんですが、それがショックだったのか、不器用ながらも反省して、青依に歩み寄ろうとして。青依は青依で、当たり屋をやっていたんですが実は根っから悪い子というわけではありません。青依は勉強をして、マナーも身につけながら、印南の不器用なところに寄り添っていきます。そういう完璧ではない2人が、読んでいて素敵だなと思いました。

0

お子様ランチにあこがれる気持ち

当たり屋と、元恋人を見返したい社長の同居生活。

不幸属性の受が金持ちに、みたいな話は王道ですけど王道万歳です。
ただこれ、攻が包容力のある攻
ってわけではないのが良かった。不器用。礼儀作法にうるさい割に、おかえりただいまの挨拶はろくに出来ないあたりに育ってきた環境に問題感じます。そんなだから、して欲しいことに出迎え、なんて言っちゃったのかな。
攻が、最初は見下してた相手が予想外に可愛くってぎゅんぎゅん惹かれてる様が、それが無自覚受視点なんだけどわかるのが楽しい。
青依が当たり屋やってた癖に根が良い子。一文無しでおなかすいてても、部屋の時計とか金目のものを売るって発想自体が浮かばないのな。印南の方は真っ先にチェックしてたのに。
年も立場も環境も全く違う2人ですが、お子様ランチを食べたことがないっていう共通点があったりして、ここぞって時に青依の気持ちの方を大切にした印南が良かったです。

電子特典の後日談では青依が職場で飴ちゃんもらいまくって可愛がられてましたが、特殊能力生かしてまわりに認められるような成長してるところがみたかったー。なので続編が読みたい。

1

尊大社長と当たり屋の同居生活

女性のヒモ生活をし、悪い仲間と当たり屋をして生計を立てている受け。ある日、高級そうな車に飛び込んだが失敗。車の持ち主に捕まった。警察に突き出されるところを、とあるアルバイトをするなら、という条件で見逃してもらったが、そのバイトは男の恋人役を務めろというもので…。


どん底気味の境遇の青年20歳が受けです。中学を卒業した途端に一家が離散し、その後働こうとしたけれど中卒で住所不定では雇ってくれるところも見つからず、やむを得ず女性のヒモをしたり、悪い仲間と組んで当たり屋稼業に身を染めていました。
そのターゲットに選ばれたのが攻め。高級車に乗っていたところ、当たり屋の受けが飛び込んできます。受けがわざと飛び込んだことが一目瞭然で、証拠もあるし、一旦は警察に突き出そうとしましたが、思い直して「自分の言うことを聞けば見逃してやる」と取引を持ちかけます。

最初は、何の罪もない人を金ヅルにして日銭を稼ぐ受けにも、一応車ではねてしまった相手に対して嵩にかかった態度を取る攻めにも好意を抱けず、イライラとまではいきませんがうーん…と思いながら読んでいました。攻めの持ちかけた取引が、自分に恥を続きかかせた元恋人を見返すために新たな恋人役になれ、というものなのにも萌えられませんでした。同居が始まって直後の、受けを飢えさせた攻めの考えの足りなさにもドン引きました。
ですが、尊大でエラそうな攻めと、きゃんきゃんうるさい受けが、ともに暮らすうちに少しずつうち解けていく過程にはキュンとしました。最初の印象が最悪だっただけに、受け攻めそれぞれの人間の根っこが見えてくると、どんどん印象も変わっていきました。悪事に手を染めていたくせに、根は善人な受け。そういうところを発見するたび密かに反省する攻め。
そんな2人が距離を詰めていくのがとても萌えて、いろんな事件が起こるのにハラハラしながら、攻めの元恋人にムカつきながら、最後まで楽しく読むことができました。

大まかな流れだけで考えると神つけたいくらい良かったのですが、何点か引っかかった、気になった点もありました。
攻めに対する受けの「お母さんは出迎えてくれなかったの?」という言葉が地雷だった理由。何となくはわかるのですが、きっちり伏線回収されてはいませんでした。
あと、くっつくときの盛り上がり方が大人しめだったのが残念。ラストが駆け足で、ここをじっくりこってり読みたいのに! というストレスがありました。
それから、主要キャラの名前がすべて特殊系だったのがちょっと鼻につきました。印南に江鳩に酒匂。あんまり凝った名前ばかりだとすごく作り物くさいので、もっと普通の名前の人だと良かったな。

6

ゲイの会社社長×ノンケの当たり屋


仲間と当たり屋をやっている青依(受け)は狙いをつけた高級車に当たりに失敗し、仲間にも逃げられて一人捕まってしまいます。
印南(攻め)という尊大な男とその同僚の酒匂に、通報されたくなければ協力しろと言われ、印南の元恋人への意趣返しのために恋人役をすることになります。二人はいがみ合いながらも仕方なく同居しはじめるのですが・・・

印南の最初の印象は最悪でした。携帯電話は取り上げておきながら、お金も渡さず出て行って帰ってきてから、ごはんも作ってないって言うの。そのことを指摘されたら、「だったらコンシェルジュに頼めばいい、そんなこともしらないのか」って、一日何も食べずに待つしかなかった青依に対して酷すぎる態度です。これ、前の恋人にもやってたんならそりゃ振られるよねって思いました。
実際には、名家の出で小さい時から優秀であることを求められ、子供らしいことを一つもさせてもらえず、家の要求にこたえていたのに、大学でゲイばれしてからは決まっていた就職も駄目になり、倒産寸前の系列会社の残務処理のために社長をやらされて、と同情する余地はある人でした。

青依は家が貧乏だったため中卒で就職し続きましたが、仕事でケガをして首になり、その後中卒だと馬鹿にされ就職もできず、当たり屋やヒモをしていましたが、性格はいい子です。一緒に暮らすなら少しでも過ごしやすいように気を使い料理や食事をつくり、取り付く島もない感じの印南にも歩み寄りを図ります。家が厳しくお子様ランチも食べさせてもらえなかったと聞けば、大人様ランチなるものを作って喜ばせてあげようとしたり、恋人役とはいえ健気です。
書類を渡しにいってあげたときは、ビジネスマナーを習っていないため、みんなに見られて恥ずかしい思いをしたにもかかわらず、自分のせいで印南が恥をかいたんじゃないかって心配するあたり人が良すぎます。この自分ではなく相手を思って泣く姿は切ないです。
青依の歩み寄りのおかげか、印南もだんだん歩み寄ってきてくれるようになります。
少しづつ近づいていくところは2人とも幸せそうで読んでいて幸せな気分になります。
クリスマスがXデーだと言われていたのに、図らずも元恋人にあってしまい、元恋人のプライドを少しは傷つけることができ、職務は全うできます。
その後2人で一緒に入るために、もだもだしますが2人が素直になって良かったです。

前の恋人もびっくりするくらい酷い人だった。いくら色気があって学があって身体の相性が良くても人間として最低の人でした。振られて良かったよ。

中卒を散々バカにされて生きた来たようですが、作品の中で人間として一番まともなのが青依でした。酒匂はましでしたが、青依を見捨た上再会したら謝るでもなく裏切ったと言い始める自分勝手な馬鹿な仲間、元恋人とその恋人は言うに及ばず、印南にしても自分が知っていることは知ってて同然、できて当たり前、できててもできないところをあげつらう、という人としてどうかと思う人ばかりで、人間、生まれが良くて教育もちゃんと受けていていても人間としてちゃんとしてるかどうかは違うんだなと考えさせられました。

きっと学歴のこととか家柄のこととかまた頭をもたげると思うけど、幸せになったほしいと思います。

4

栗城流、マイフェアレディ

傲慢セレブ社長×当たり屋青年の、年の差同居ものです。
「栗城流、マイフェアレディ」て、どこかで目にしたのですが…。
元々大好きな作家さんなのですが今回は特にツボにハマり、ニマニマしたり、切なくなったり、キュンキュン来たりと大変楽しく読めました!

中卒で当たり屋をしている20歳の青年・青依(受け)がターゲットにした高級車に乗っていたのは、32才セレブ社長の印南(攻め)。アッサリ当たり屋である事を見破られ、更に通報されたくなければ恋人のフリをするように脅され…というあらすじです。受け視点です。

受けの青依は親が破産して一家離散。当たり屋で生計を立てています。生意気でやんちゃながらも、人懐っこく根はスレた所の無い青年。世間の冷たい風当たりに、やや学歴コンプレックスを抱えています。

攻めの印南は傲慢なオレ様。恥をかかされた元恋人を見返す為に、若くて見映えのいい青依を恋人に仕立て上げようとします。

青依をどこに出しても恥ずかしくない完璧な恋人に仕上げる為に、豪華なマンションに住まわせ、テーブルマナーや英会話を叩き込み、高価な洋服を着させて…という、まさに「マイフェアレ続きディ」な展開。

チンピラのような荒れた生活を送っていた青依が、マトモな住環境や教養を与えられ…というシンデレラストーリーも素敵なのですが、なんと言っても二人のほのぼの&甘々な同居生活に萌えるのです!
口が悪いながらも根が素直で感情の豊かな受けが、まるで新妻のように攻めの世話を焼き、攻めがそんな受けに惹かれていくのが分かります。
そして最初は傲慢で鼻持ちならない感じだった攻めが、話が進むにつれ、不器用ながらも受けに好意を示し、気を許していくのがよく分かります。もうこの、どんどん甘さを増していく同居生活がキュンキュンくるのです…!

その後は無事、元恋人を見返す事が出来、青依が同居する必要が無くなる…という展開。まぁ、どう見ても両片想いの二人なので、多少ヤキモキしながらも見守れる感じでしょうか。

絡みは1回。あっさり目です。はすっぱな口をききながらも、初々しく健気な受けに萌えます。もうちょっと濃厚だと、もっと嬉しかった…。

ただ単に甘いだけのシンデレラストーリーでは無く、それぞれの住む世界の違いや、社会の底辺に居た自分が、無知なばかりに相手に恥をかかせてしまう…という受けの切ない心情等がしっかり書き込まれていて、読み応えがありました。
王道のシンデレラストーリーがお好きな方にお勧めします!

10

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