銀次郎さんのレビュー一覧

何でもいいから消えてくれ 3 コミック

ひなこ 

お願いだから陸に救いを...!

ずっと読むのが怖かったので、ある程度話が進んでいるだろうこのタイミングで一気読みしました。
1~3巻まで通して読んだので、身構えていたほどの恐怖は感じませんでしたが...

終始思うのは、洋二の話が通じないところが怖すぎる。
そして陸があまりに可哀想。

3巻にしてようやく、洋二がなぜ今のような性格になったのか片鱗が見えてくるようになりました。
ここまでくると、彼にも事情があったのだ…

4

『行方不明。』 コミック

kanipan 

良すぎて言葉をなくす

最高です。この一言につきます。
kanipan先生の執着ものは健康に良い。

殺人犯×殺人犯というインパクトある関係性に、ハッピーエンドなのかわからずどきどきしていました。逃避行はあまり明るい未来が想像できなかったもので...
けれどハッピーエンドだったので、そこは本当に良かったと思います。

1話からぐっと引き込まれたのは、明らかに不穏な空気が漂う中、受けの名前をほんとうに幸せそうに…

2

君の夜に触れる CD

聴いて良かった

原作既読でずっと買うのを悩んでいたのですが、思い切って購入。
ほんと聴いて良かったと思います。

もりもより先生の繊細な絵が、そのまま音になって表現されていました。
1回目は目を閉じってじっくりと浸り、2回目は原作をお供に。
原作のセリフ外の部分もしっかりと表現されていて、より物語に深みが出ていました。

役者さんって本当にすごいですね。
登場人物の声が、想像していたそのもののトー…

1

インターネット・ラヴ! コミック

売野機子 

BLを描き続けていただきたい

一般誌で実績があり、初BLレーベルな作者さんと聞いて納得です。
普通の日常の中に組み込まれた、感情の機微を描くのがうますぎる。

あまりに普通すぎて、普段BLを読みなれている人間からすると物足りなく感じてしまうくらいには。
これは否定的な意味ではなく、特別なことがなくても恋愛は描けるものだなと感じたからです。

扱われている題材は今どきで、海外の人とSNSで簡単に繋がれる時代だからこそ…

1

オオカミくんはゆずらない コミック

佐倉リコ 

お子達のお話をずっと待っていた!!

「サラブレッドはゆるがない」に収録されていた、after story。
ここに4人のお子達が初登場していました。

もうその可愛さにやられていまして...
いつここをピックアップしたお話が読めるのだろうかと、そわそわしていたんです。
やっと読めた~~!!!本当に嬉しいです。

子どもの描写があまりに可愛くて。
その見た目の愛くるしさだけで、疲れが吹き飛ばされました。
起きている時…

2

滅法矢鱈と弱気にキス 2 コミック

腰乃 

静香ちゃん良かったねぇ~!

ああもうほんと、腰乃先生最高です。
1巻からのこの展開!

地道にこつこつと、ゴミでも集めて巣材にしていた静香ちゃん。
そんな彼に、恋治から大きな♥が返ってくるなんて!
静香ちゃんを応援していた私としては、彼が嬉しそうにしている様子に大満足でした。

今回の見どころは、恋治の行動の変化。
βからαに変わった恋治なので、αΩに対する知識が欠けていたのも納得ですね。
そこを理解してか…

13

キャント・ヘルプ・フォーリンラブ コミック

kanipan 

良質な依存BL

表紙から受けた可愛い印象とは違い、しっかりと感情を描いていて濃厚なBLでした。

攻め受けどちらも自分自身の感情だけではなく、相手のことを想いやっている部分が良い。
互いに依存し執着していますが、暴走しない点と思いやりがある点が良質なBLだと感じました。

攻めの依存執着レベルはなかなかですが、ちゃんと受けのことを考えられている。
もちろん自分自身の欲望にも忠実ですが、絶対に受けを傷つ…

2

イキガミとドナー 二人のイキガミ 上 コミック

山中ヒコ 

わかってるから辛い

前作上下を読んでいるので、春人がどうなってしまうのかはわかってはいました。
わかっていましたが、上巻の過程を経た結末は終わりであることが辛く悲しい。

柴田と春人の絶妙な掛け違いが、苦しくてたまりませんでした。
もっと素直に感情をぶつけて!と外野は思ってしまいますが、当事者はそうもいかないものですよね。
どちらも相手のことを想った最善だったのでしょうが、最悪の結末になってしまいました。

13

イキガミとドナー 二人のイキガミ 下 コミック

山中ヒコ 

全てが詰まっている

ついに終わってしまったか...と寂しい気持ちでいっぱいです。

常にハッピーというわけにはいかず、柴田の過去と現在からしてどこか悲しく静かに進んできた上巻。
柴田の周りは陽だったけれど、彼自身は鬱々とした陰の雰囲気をまとっていて、真意を読み取ることが難しかったです。

下巻では柴田の気持ちはどこにあるのだろうか、と読み進めていった最後。
こういう展開にするのか!と驚いたのは事実ですが、…

12

悪癖 4 コミック

イイモ 

良い感じに騙された...

1~4巻まで一気読み。1巻から引き込まれ、読み進める手がとまりませんでした。
1巻を読んだときは、性癖中心のエロティックなお話なのかと思っていましたが、あっという間に裏切られます。
こんなにも面白い物語は久しぶりに読みました。

予想を裏切る展開の連続で、攻めも読者も騙す受けの行動は、何がしたいんだ!とちょっとイラッとしたりもしてしまいましたが...
拒絶しつつも、攻めがたどり着くかもし…

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