total review:287827today:25
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
37/92(合計:911件)
ミブヨシカズ
フランク
ネタバレ
恋人になって10年、同棲生活開始して5年目のゲイカプの甘いほんわりいちゃこら話かと思いきや、いちゃこらしつつも、今まで目を瞑ってきたそれぞれの家族との関係を見つめ直す……というお話でした。 攻めのケイゴはLGBTのパートナーシップに関する番組を見たことから、結婚したいという気持ちが湧き上がり、パートナーのユウにもそれを持ちかけるんだけど、「恋人のままじゃだめなの?」とユウはまったく乗り気では…
夜光花 笠井あゆみ
執着攻めになかなかなびかない強気な美人受けの話が読みたいと思い検索したら「きつねに嫁入り」がヒットしたので、前作のこちらから入りました。 読む前は討魔師?眷族?ややこしくないかな?と心配だったけど、読んでみたらすんなりお話の世界に入ることができたし面白かった。 「会うたびにセックスを誘ってくる」攻めというあらすじから、受けのことが可愛くて可愛くて、隙あらば構いたくて仕方ないのかと思った…
小中大豆 yoco
友人から「内容は攻めザマァ要素ありでとても楽しめたのだけど、受けの子の性格が面倒臭いのでここが甘受出来るかどうかで評価は分かれそう。」と教えていただいたので読んでみたけど、受けの子全然問題なかったです。 なによりも攻めザマァ部分が予想以上でして、大変おいしくて満足です。 出会った時から「自分は冷酷で誠実ではないので、純愛を望むなら必ず期待を裏切られるだろう、そんな最低の男で良ければ恋人にな…
砂原糖子 桜城やや
千野はテニス部の王子様で元生徒会長という文武両道の長身イケメンなんだけど、実は夢見る乙女キャラで……というギャップ萌えが楽しい一冊です。 幼馴染から「男らしいのは見かけだけ」と言われてる千野の思考回路は本当に乙女で、何度読んでて乙女か!と突っ込んだことか。 有坂に一目惚れした日の夜に、ラブレター三枚を書き上げるも結局出せずに机の奥底にしまったままとか、星占いのチェックを欠かさずラッキー…
小中大豆 金ひかる
タイトル通り「本当はネコちゃんで甘えたがりなのに」派手でチャラい外見のせいでネコしか寄ってこず、仕方なくバリタチをやっている……という亮平が主人公のお話。 この子がほんとにいい子でして、かわいかった。 「遊び相手がしつこいから彼氏のフリをしてくれ」と頼み込まれて引き受けたけれど、その「しつこい相手」に一目惚れしてしまった亮平。 でもまんまと彼氏だと信じ込んだ相手(攻めの正治)から殴ら…
野原滋 山田シロ
特にモフモフ好きってわけでもないし、イジワル狐って底意地悪そうで嫌だなぁと敬遠してたけど、全然問題なかった。 それどころか、一番心に残ったのが「モッフリ」という。 仕えのものであるチビ狐たちが、「事態は逼迫しています!一刻の猶予もないのです!」と叫び「モッフリを!」「モッフリを!」と迫るので、何のことやら?と読み進めていったら、「モッフリ」とは狐に変身した攻めの見事な毛並みでモフモフすることら…
加藤スス
二作品収録されています。 表題作は加藤ススさんらしい絶妙なズレたコミカルさが楽しめるお話、同時収録作は不幸続きで死を覚悟した青年がとある修羅場に遭遇して……という巻き込まれ型から始まるお話で、どっちも楽しめました。 【みつる君の貢げない春が来る】 病的な貢ぎ体質である受けが、スパダリ気質の男に惚れられてしまって〜というお話。 「あいつの琴線に引っかかってる時点でダメ男だ」と先輩に言…
月村奎 橋本あおい
ゲイである事を隠すために「クールで皮肉屋な独身主義」を装っている受けの拓海が、本当は過剰なまでに恋と結婚に憧れるロマンチストで、ロマンス小説の愛読者というところが良かったです。 コミックだと「腐男子」とか「少女漫画愛読者」は数人いるけど、ロマンス小説愛読者はお初でした。 しかもオースティンも読んでるとかね。 なんかいいわーってそれだけで好感度大。 拓海おすすめのロマンス小説「フレデリカ…
本編では壁の薄い寮でやっちゃってて大丈夫なのかなぁ、この子たち……と思ってたんだけど、電子書き下ろしSSのテーマはまさにそれ。 桝木の部屋の右隣に住む彼、井上君が壁の向こうから聞こえてきちゃった「女の啜り泣きのような声」についてあれこれ思い巡らせちゃってます。 絶世の美人・折川が、桝木の部屋を出入りするようになった事に気付いた井上くん。 特に共通項のなさそうな二人の友人関係に奇妙なも…
野原滋 白崎小夜
敵対するもの同士が出会うも、やがて惹かれあって心一つにするという着地点は見えているけれど、その道中があれこれ面白くて一気読みしました。 国を巡る争いやうごめく策略プラス包容力のある攻め×不憫受けという「そらのだいじな旦那さま」と同系統のお話だと思いました。 ただ、あちらの受けはただただ健気で大人しい印象だったけど、この作品の受けは美人男前かつ囚われの身でありながらも敵国の王である攻めに向か…