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84/92(合計:911件)
鈴木ツタ
フランク
ネタバレ
レビューのために再読 【僕の知るあなたの話】【僕の知る僕らの話】【あなたの知る僕らの話】 ずっと母親に虐待をされていた美人ホストの波亜人(攻め)とヤクザの渋沢(受け)という組み合わせ。 本を入手した当時は、虐待されて行き場がない高校生とヤクザといういわば底辺に生きる二人の切なさ、行き詰まり感みたいなのを読みたくて入手したのですが、何だか違うなぁと違和感を感じてそのまま放置していました。 …
天禅桃子
ワンコ大好きなのでとても楽しく読めました。 浅田はノンケだけど、通勤途中に思わず目で追ってしまうほどの存在感のある観月のことを毎朝ついついチェックする日々。 そんな観月と仕事で接点を持つようになったところ、彼はカムアウトしているゲイで付き合っている人もいることを知り……。 一言で言えば「年下ワンコが、傷心の男を癒して包み込む」といったワンコ物語としては王道展開です。 ワンコ資質が充…
まさお三月
全部読み終わっての感想を一言で言えば「なんかいい……!」です。じんわりじわじわ来る感じ。 不器用な男たちが相手との距離をあと一歩、あと一息、なんとか縮めようとするお話が多くて、そのじれったさや、判っているようで判っていない近しい人の頭の中を知るにはやはり、あと数歩でも一歩でも踏み出さないとダメだよね、といった事が描かれていてどの話も捨て難くお気に入りになりました。 特に気に入ったのは 【…
塩森恵子
どうにも表紙の絵のタッチが古くていつの発行の作品かと思ったら2016年。つい最近ので驚きました。 (その後調べたら 2011年に同人誌で初のBLとして描かれたようです。) 短編集なのだけど、どれもキャラがしっかりしていて安定感があり、お話をまとめるのがとても上手だなと思いました。どれも面白かったです。 存じませんでしたが、少女漫画を長〜く描いていらっしゃるベテラン作家さんなのですね。物凄…
毬田ユズ
毬田先生にしては、ずいぶん挑発的な表紙だなぁと思ったら、ピアスシリーズなのですね。 あとがきでも「ピアスで描いてるよ」と話すと「ピアス?!なんで?!作風ちがうんじゃ?!」と全員にこう反応されたとありました。 確かに今までの毬田先生ってリーマン&シリアス目を丁寧に描いているってイメージがありましたけど、毬田先生がピアスで描くとこうなるのかぁと思いました。 エロいけどエロ特化すぎず、下品にならな…
松本ノダ
高校生、お付き合い中のカップル、やりたい盛りということで初っ端から盛ってます。 キスしたい!触りたい!!その先もしたい!!!という思春期真っ盛りの性少年の抑えきれない欲望と、だけど場所がない、せっかく留守だと思ったのに家の人が帰ってきちゃった!というそわそわ浮き足立った切実な悩みがにじみ出ていている。 しかし、この作品の良いところは、このままエロ路線で突っ走るのかと思いきや、途中から相手を…
我守丸
優秀な兄と顔が瓜二つな弟の糺。自分に近寄ってくる女は兄目当てか兄の代わりでいつも兄と比較されては失望されて去っていくばかり。家に遊びに来た兄の友人・小宮山とセフレ状態になるんだけど、どうせ自分を通じて兄を見ている、自分は兄の代わりでしかないと思い込んでいる糺。 この二人の5年間(長い!)に渡る関係が描かれています。 小宮山の控えめな雰囲気、品の良さそうなおっとりしたところがとても好きで…
紺色ルナ
付き合うまでの葛藤ではなく、付き合うようになった二人がその後いかに相手と向き合って付き合いを深めていくかという事に重きをおいて描かれた作品です。 だから女性にモテモテで社内に美人の元カノがいるような保坂が、男の嵐谷を好きになった経緯がそんなもん?とか、嵐谷も苦手だと思っていた上司の保坂をこんなにあっさり好きとなっていいのか?とか疑問点はあるんですけど、この作品に関しては目を瞑ります。そこが焦…
つげ雨夜
タイムスリップものです。 大正時代からあるという古い下宿に住む井吹。ある夜、地震の揺れに怯えていると突然、古い着物を来た男が現れます。 彼は大正時代からやってきた男で、萩沼と名乗り、井吹の祖父の友人であるどころか、井吹の祖父にずっと片思いをしていたというのです。 この奇妙な男との同居生活が始まったのですが、10日後、再び彼は元の世界へ戻ってしまった……。 結局彼と過ごしたのは10日間に…
ヤスエイ
表紙のイメージ通り、純情ほのぼの系です。 カウンターの椅子に座って見上げているのが32歳、国語担当の西先生。授業で生徒が音読する走れメロスを聴いて泣いちゃう描写が冒頭にあるのですが、ああ、いいな、と。個人的にツボに入りまして人柄を見込んで読み進めることにしたのですが、最後まで期待を裏切ることはありませんでした。 カウンターの中にいるのが生徒の郁で高校三年生。分厚い前髪が示すように人との接触…