ワンダーフォーゲル

wander vogel

ワンダーフォーゲル
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神20
  • 萌×211
  • 萌8
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

43

レビュー数
11
得点
171
評価数
45
平均
3.9 / 5
神率
44.4%
著者
 
媒体
コミック
出版社
徳間書店
シリーズ
Charaコミックス(キャラコミックス・徳間書店)
発売日
価格
¥629(税抜)  ¥680(税込)
ISBN
9784199607196

あらすじ

「僕は君の頭の中の物語だって、小説にすることができるよ?」放浪先の沖縄で野宿を続けていた沖津。台風で身を寄せたのは、小説家・伊武の家だ。本人曰く「他人の心の中が読める」という伊武は、過去のトラウマから閉所恐怖症の沖津に、初対面から興味を示してきて…!?
妄想狂か、嘘つきか。不思議な力を持つ男と過ごす、鮮烈な嵐の一夜──!!

表題作ワンダーフォーゲル

沖津 稜,閉所恐怖症の青年
伊武,人の心が読める小説家

同時収録作品みえない友達

その他の収録作品

  • 夏休みの友
  • 南の島ミッション!(カバー下)

評価・レビューする

レビュー投稿数11

「固定観念から自由でありたい」人たち

先だってレビューして下さっている皆様の、わからない、難解、のお言葉を噛み締めつつの「読書感想文」をば。
本作は、2つの物語で構成されています。前半の「みえない友達」と後半の「ワンダーフォーゲル」。両者はリンクしています。

「みえない友達」
小さな子供の時の仲良しだった友達、ゆうちゃんの思い出。
公園で会うだけで本当の名前も家もわからない。いざ別れの時と後日のおばけ屋敷、病院の先生の手に残る噛み跡。
え、ゆうちゃんて?じゃあ「沖津先輩」てのは?
ここの混乱具合は、まだ一冊の前半なので後半で明らかになるだろうとの希望的観測で読み流しています。

「ワンダーフォーゲル」
こちらは、本物の「沖津稜」の日常が語られます。こっちの話は稜と人の心が読める小説家の伊武のお話。
稜は閉所恐怖症で、建物の中では寝られず野営しています。
稜とゆうちゃんの関係が「みえない友達」との関連になっているんだけど、私個人的感想では「院長先生・じいちゃん」と「小説家の神井先生」が似ていてわかりづらかった。
別人の時は明確に違うビジュアルにして欲しいですね。
結果、「みえない友達」との整合性続きが一読ではわからず、戻って読み直したりしました。そういう読書体験も好きだから私はいいけど……
読む人の多くが「わからない」という第一印象でいいのですか?それを狙っているのですか?
狙っていたのなら、それは大成功です。
でもそうでないのなら…
BLとしては、『相手の気分に当てられやすい」から男でもOKの伊武と、伊武の色気に当てられた?沖津のHな戯れがいい感じです。伊武の方も沖津が好きなのがいいですね!

2

一歩進んで、二歩下がるみたいな…(笑)

みな様レビューで書かれているように、とにかく難解(笑)設定も状況も人物の名前さえも分かりにくい〰‼

さりげなく名前とか年齢など冒頭には置かれているものですが、全くそんな優しさなどなく「えっ、これってもしかして何かの続編なのかな…」っと『ちるちる』で確認してしまいました(笑)

さらには『みえない友達』と『ワンダーフォーゲル』の二部構成なのですが、あんた誰?って人がいきなり出てきて明らかにされることもなく前半終了とか、とにかく行って帰ってちょっとわかって、また行って帰ってちょっとわかるというのを繰り返し、最後まできてなんとなくわかったようなわかんないような…で、再度冒頭から読む。と、いうことを繰り返していくうちになんでだろう…すごくよくなってくる!恐るべし、草間マジック(笑)

萌えシーンとか熱い想いをいっぱい書きたいのですが、あまり情報を入れてしまうとせっかくの謎解きの面白さが半減してしまうので、難解なところしか書けませんでしたが、わかりづらくて、行って帰ってするのもこの作品のよさだと思いますので、ぜひ一読されることをオススメします。
私は大人のイブさんにたまらない萌え続きを感じました(うっとり)後半の『ワンダーフォーゲル』にはご褒美シーンもありますので、途中で投げずに最終ページまで到達して下さい!

2

安心して下さい。ページを何度も戻ったのは、貴方だけではないですから!

元々草間さんのお話は難解な雰囲気があったのですが、これは特にミステリアス!
皆さん思っているように、最初の「みえない友達」は初っ端からややこしく、
ページが進んでも、キャラクターの言動、感情が理解できなくて、
どうして今こうなっているのかが分かりづらい。

私も理解しきれないまま最初の作品を読んで、?マークを飛ばしつつ次へ。
最後まで読み終えて、
なるほど、もしかしたらこういうことだった……のかもしれない
……と、色々ぼんやりと理解。

しかし、不思議とまた読み返したくなる。
理解したい欲求、謎解きしたい欲求なのかな。
そう思ってしまう、草間作品の不思議と魅力。

何度も読み返して、自分の中で消化できたら、多分神評価になりそう。
でも、まだ不完全なので、「萌×2」!

3

電子版の特典「イブ先生のなんでも相談室」が面白い

発売初日に読んだきりで放置してました。

まず初っ端からつまずきました。いきなりお話が始まった感じでこれ、何かの続きものだったっけ??と思ったほど。会話の中の誰が誰で、何のことを言ってるのか判らない。頭の中が?マークでいっぱいになりながら読み進めないといけない。
とりあえず最初のあたりは、誰でも混乱すると思いますので細かいことにこだわらずに読み進めましょう!
久しぶりに読んだ二度目ですら、冒頭部分はあれ、何だったっけ?となったので。(私だけ?)

挫折しそうになりながら忍耐強く読み進めていくと、一冊読み終わった時にあぁ、あれはそういうことだったのかと判るようにはなってますけど、それでも隅々まで明確に判るというものではなく、読み手の想像の任せる部分もあり、一度目では到底把握しきれないでしょう。だから何度も何度も読んだほうが面白い類の作品で草間さんらしいなと思います。
でもその何度も読みたい!という意欲を起こさせるか、もういいや…と思ってしまうかという点で人を選ぶかと。

私は三度目くらいで面白いと思い始めました。

最初のお話 【みえない友達】
しろうは小学一年生続きの頃、遊び友達のゆうちゃんがある日、誘拐されるのを見てしまう。
警察や親に訴えるも、そんな子はいないと言われ…その子がイマジナリーフレンドだったのか実在したのかというところから始まります。謎解きのようなお話です。

しろうが最後、友人にだけ打ち明けた「…昔キスしたって〜」のくだりがぞっとします。
そんな幼い子供がそういう行為を知っていて友達に行ったという事実の裏には、とんでもない背景が隠されていたのではないか?
当時を知ってる人たちは死んでしまっている。本人も当時の記憶を消されている。(祖父が催眠療法に長けた精神科だった)消したほうがいいと判断された過去は何だったのか、は読み手の推測に任されていますが私の予想通りなら無理に思い出さないほうがいい気がする。

【ワンダーフォーゲル】
人の心が読めると自分で言っている小説家とみえない友達にも登場していた重度の閉所恐怖症の男という組み合わせ。この小説家のまとっている雰囲気が好きです。魔性です。
沖縄のざわざわとした木々やら風やらの自然の中で重度の閉所恐怖症と妄想症持ちのいわば心の病持ちの二人が少しずつ開放的になっていくところが良かったな。海の匂いを含んだ風や草いきれが感じられる。

電子版の特典 「イブ先生のなんでも相談室」
イブさんが先生に扮してゆうちゃん、南くん、しろうくん、沖津がそれぞれの悩みを相談するというやつです。全部で4ページあります。
これが作品の中で一番ほのぼのとしていて、それぞれのキャラが際立って描かれていて面白かった。
これが一番素直に面白い!と言えるかもしれない。

1

難解

最初ボケーっとしながら読んでいたら、全く分からなくて、???となりました。
まず冒頭でキャラの名前や関係性がよく分からない。
その後もう一度落ち着いて読んだら、なんとなく分かってあーそーいうことか、となりましたが、それでも何を示唆していたのか読み取れない部分も。
多分私の理解力が薄いせいだと思います。
ヒヤッとするような感覚や独特の世界観の描き方は凄いと思いますが、心の方にばかり目がいってしまい、個人的にBL的な萌えをあまり感じられなかったので。

2

誰を主人公に据えて何を読むか、で面白さが変わる

読者の読み取る力に委ねられているのでピンとこなければスッキリしないまま終わりますが、ピンときた時には「面白い!」と手放しで絶賛したくなるような1冊です。
そして、登場人物達の色気に当てられてBLとしてもしっかり満足度◎でした^^
草間さん惚れ惚れするなぁ。

「見えない友達」と「ワンダーフォーゲル」という2つのお話が入っています。
これらは相互に絡み合っていて、「ワンダーフォーゲル」を読むと「見えない友達」の側面が見えるようになっていて、一方で「見えない友達」は「ワンダーフォーゲル」を読むための布石のような位置付けになっています。
誰をメインの主人公に据えて読むかで印象がカメレオンのように変わる1冊かもしれません。

ここから先少しネタバレし過ぎかもなので、未読の方は読み飛ばしてもらう方がいいかもです。



「見えない友達」は、子供の頃に遊んだ「友達」が実在していたのかイマジナリーフレンドだったのかよく分からない、という体裁で始まります。
話が見えない最初のうちは「得体の知れないぞわぞわ感」が付いて回る不思議なお話という印象なのですが、解ってしまうと実はもっ続きと直接的に背筋がゾワっとするような事実が隠されている(かもしれない)…というあんばい。
隠されている(かもしれない)ものは「ワンダーフォーゲル」の番外編まで読み切ってもう一度本作を読み返すことでぶわっと浮き上がってくる。
「ワンダーフォーゲル」内のセリフをそのまま引用するなら、
「父親は彼を連れて逃げた/おじいさんは閉じ込めて/君がやっと外に放した」そんなお姫様救出劇。
本編では巧妙にヒントだけばら撒いて真実は何も明かされないのですが、
「しろう君は(中略)ずっと俺のヒーローだもん」
このセリフの意味が解った時に襲いかかってくる、背筋を凍らせるような破壊力ったらありません。

(かもしれない)としつこく括弧書きするのは、推理小説のようにラストに何もかもが明らかになるわけではないから。
読んだ者の頭に浮かんだであろう「真実」は、あくまでも作者によって誘導された読者の推察にしか過ぎないのです。

と、そんなレビューを書くに至らせるのが、次のお話。

「ワンダーフォーゲル」は、他人の頭の中が読めるという小説家のお話。
これがさてうまくレビューを書けるだろうか…という感じのお話なのですが・・・
あらすじなどはさておいて、ここは自分の感じた「面白味」を書き残しておこうと思います。
冒頭で“「見えない友達」は「ワンダーフォーゲル」を読むための布石”と書いたのは、「見えない友達」が「ワンダーフォーゲル」で描かれていることを理解するために用意された解り易い事例の役割を担っていると思うから。
ある側面を見聞きして何かを知ろうとする時、そこにはたいていの場合多くの思い込みや推察といったものが加わるんだけど、そのことに本人はなかなか気付けないもの。
そんな教訓めいたものを面白く肉付けして「物語」に昇華させたのがこのお話なんじゃないかなと自分なりに着地しています。

ここに出てくる小説家の〔伊武〕は、人の頭の中にある物語を読んで代わりに自分が文章に起こしているだけ、だからこれらは自分の生み出した物語ではないという。
読者はそれまでの話の流れで伊武が人の心を読むシーンを見せられているから「ああ、そういう話か」と伊武の主張をすんなり受け入れて読んでいく。
それを沖津が「目を覚ませ!」と言わんばかりに真っ向から否定する。
「あんたの書いた本はあんたの頭から出た話だ」
最初よく分からなかったんですよ。結局どっちなの?って混乱するんです。
そこでもう一度読み直してみると「ああ、そういう話だったんだ…!」って気付くことがある。
〔沖津〕という俯瞰的な視点が、作者の意図的なリードによって一方に寄せられてしまっていた読者の視点の偏りを矯正してくれるんです。
沖津の「閉所恐怖症」という設定は、「広い視点から見る」というのを暗喩しているのかな?なんて思いました。

で、ん?待てよ?それじゃあ…とまた「見えない友達」に戻って読み直していくと、先に書いたような感想に最終的に行き着くわけです。
いかに「それ」が事実っぽくても推察は推察でしかない。本当に本当の真実は当事者にしか分からない。
そしてその当事者達はすでに亡くなっているか記憶を失っている。
真実はもう誰にも分からない。
全部がハッキリと明かされないのはきっと“敢えて”なんだなと。
軽く鳥肌が立つような仕掛けのある、読み甲斐も読み応えも十二分な1冊でした。

…という私のこのレビュー自体がそもそも私の勝手な思い込みの加わった考察かもしれませんよね。

やー面白かった!
そして「ワンダーフォーゲル」のおねショタみあるカップリング、萌えでした♡

【電子】ebj版:修正○、カバー下○(1p)、裏表紙×、電子限定特典(4p)付き

7

何度でも読み返したい

大好きな草間さんの最新作!
読み手の理解力が試されるような、伏線などはちょっと難しいですが、
読み返しに堪え得る良作だと思います。
(「分かりやすい」のが好きな方にはお勧めできませんが。。)

伊武さんの能力が本当なのか思い込みなのかはっきり書かれていません。
でも、稜が「妄想でもあんたにとっちゃ真実なんだろ」と
自分は信じてなくても相手がそう思うならそれでいい、と許容するところに
大きな愛を感じました。
登場人物の4人とも皆かわいくてニヤニヤ。

最近はエロ濃度が高い作品には胸やけ気味なので(定期的にこういう時期がある)、
そういう意味でも今の気分にぴったり。
上半期一押しです。

6

表題作が好きでした

表題作である『ワンダーフォーゲル』、そしてそのスピンオフである『みえない友達』から成る1冊です。
でもスピンオフというよりは、その2作でひとつの作品というほうが正しいかも。

時系列で古いほうの『みえない友達』が先に収録されていました。
一読しただけでは意味がわからない出だしです。最後まで読んで、その後『ワンダーフォーゲル』まで読んでようやく理解できるような、でも完全には理解できないような感じです。
わからないなりにパーっと読み流してしまえる人ならいいのですが、意味がわからないと何度もページを戻って確認するタイプの読者が読むとキツイかも、と思いました。個人的に私がそうで、えっマルチの勧誘って何? とか、どのキャラが何て名前? とか、冒頭の10ページくらいを何度行きつ戻りつしながら読んだことか…。
わざとそういう謎解きを仕込んでおられるのでしょうが、ちょっと不親切な印象を持ってしまいました。意地の悪いミスリードは、伏線とはまた違うと思うので。

謎解きタイプのお話なので、ストーリー展開などのネタバレは避け、簡単なあらすじの紹介のみに留めます。

『みえない友達』
続き人公には小さい頃、女の子のように可愛らしく、懐っこい同年代の友達がいた。ある日主人公は、その友達が誘拐されるのを目撃してしまう。親や警察に訴えたが、誰もその友達のことを知らず、そんな男の子は存在しないとされた。
しかし大学に入ったのち、事態は進展を見せ…。

ソワッとするようなストーリーが、読んでいるうちに謎が解けていき、でも最後に主人公が脇役の友人のみに告げるセリフにまたソワッとします。
終わったあとにもう一度、そしてスピンオフの『ワンダーフォーゲル』を読んだあとにもう一度読むのが必須な作品。


『ワンダーフォーゲル』
奄美大島が舞台の、閉所恐怖症の攻めと、人の心が読めるという小説家受けの話です。
年齢表記はありませんが、攻めが年下だそうです。

背筋がそわそわする『みえない友達』と比べると、サスペンス調ではあるけれど、可愛らしくほのぼのしたお話でした。受けは謎が多いけれど天然、攻めはあまり深く物事を考えないスカッとタイプ。閉所恐怖症で、屋内で眠ることさえできないのに、必要以上に卑屈にならず男前でサッパリした攻めがかっこよかったです。

4

伏線の回収の仕方が素晴らしい

草間さんの新刊という事で楽しみに待っていました。

『みえない友達』と『ワンダーフォーゲル』の2つの話が収録されていますが、それぞれ独立した短編かと思いきや草間さんらしい、というのか、絶妙にリンクした関係の2組の恋人たちのお話。






草間ワールド満載。です。

序盤、まったく意味が分からない。

前半は『みえない友達』。
自分しか知らない、ほかの誰も存在を知らない「みえない友達」と探しているという一人の大学生・平坂くんが主人公。

平坂くんが子どもだった頃に一緒に遊んだゆうとくん。
ゆうちゃんが見知らぬおじさんに連れていかれるところを目撃した平坂くん。
けれど、そのことを大人に話してもだれも「ゆうとくん」を知らない。
「ゆうとくん」は実在した男の子だったのかー。

後半(というか表題作)の『ワンダーフォーゲル』では、人の考えることが読めてしまうという不思議な能力を持つ作家さんが登場。

ホラー要素はバリバリあるのですが、おどろおどろしさはほぼなく、「ゆうとくん」は本当にいるのか、いるのなら今どこにいるのか、を軸にストーリーは展開して続きいきます。

「ゆうとくん」の存在のために今現在もトラウマに悩む青年たち。
一体だれが「誰」で、人間関係がどうなっているのか、というのが非常にわかりづらい。

分かりづらいのだけれど、そこかしこに撒かれた伏線が少しずつつながっていき、パズルのピースがぴたりとはまるように答えが分かる。読んでいるときは意味が分からなかったところが、後々「あれはそういう意味だったのかな?」と分かる。伏線の張り方、そして回収の仕方。そういったストーリー展開に仕方はさすが草間さんといったところか。

けれど、本当はどうなのか、というのは読者にゆだねられているのかも。読んだ人それぞれが、好きなように、感性のままに「こうなんだろう」と思ったのが、その人なりの正解なんじゃないかな、と。

草間さんの絵柄って、綺麗なのですがちょっとレトロっていうのかな。
なので不可思議なストーリーですが、和の雰囲気に満ち溢れていて、ホラーというよりも「夏の夜の怪談」といった雰囲気のお話でした。

なかなかわかりづらいお話ではあるのですが、個人的にはとっても面白かった。草間さんらしい、複雑で、でも優しい想いに満ち溢れた神作品でした。

5

真夏の夜の御伽噺を読む気分で。

表紙が文学小説のようで素敵ですね。
どんな不思議な物語が待ってるんだろうとワクワクさせられます。

が!うーん…難しい!!!( ̄▽ ̄;)
謎かけでストーリーを展開させる草間さんらしい1冊ではあります。
でも今作はとりわけ難しかったような。

2つのお話が収録されてて、まとめて1つのストーリーとなってます。
前半のお話が「?」マークいっぱいで読み進めて、
後半のお話でなるほどな…?こういうことか…?と感じ、
最初から読み直して確認作業する状態なりました。

萌えを感じるのは何度も読み返しながらジワジワゆっくりになりそうです(;´Д`A

理解できてるかイマイチ自信がない部分もありますが。。。
帯に【真夏の夜の御伽噺】とあるので肩の力を抜いて
夢うつつの不思議な世界観を楽しむ感覚ぐらいがちょうど良いのかも(^^)


◆見えない友達

子供の頃に出会った少年を探してる子と探されてる子のお話。
(難しくてあらすじ説明出来ないのでざっくりでスミマセン;;)

いろんなカラクリが仕込まれて巧妙に物語が進みます。
よくわからない不思議さが良いのかも続き
匂わせてる部分を読むからに、事細かな説明書きがあったらヘビーだったと思う…。

探してる子の方が明るくてあっけらかんとしてるのが良かったです(^^)
子供時代の回想がチョコチョコ入ってて、子供が動き回るのがとっても可愛かった〜!
草間さんの描くショタかわいい。泣き顔可愛い。好き!

◆ワンダーフォーゲル

閉所恐怖症の青年(攻め)と人の心が読める小説家(受け)のお話。

受けはとても不思議な雰囲気を纏う小説家さんです。
ゆるふわでノホホンとしたお兄さんといった感じ?

攻めは閉所恐怖症で室内が苦手で野宿してる人。
目つきも口調も荒い割に、中身は意外とウブだったりでギャップが可愛かった!

攻めはちゃんとした成人なのに、なぜかショタオニ見えるから不思議w
童貞攻めの初々しさGJ!(・∀・)b+゚。*
受けは人の心と同調しやすいらしく『つられ勃起』とさらっと受け止めてたの笑いましたw

こちらは「見えない友達」よりわかりやすく、恋愛過程も気負わず楽しめました♪
不思議な小説家に振り回されながら理解を深めてくのが良かったです。
そして誘い受けのショタオニ非常に美味しかったー!!+゚。*(*´∀`*)*。゚+
(※見た目はショタじゃないので個人的な見解です)

2

2回は読まないと

神評価が多いなかですがあくまで個人の感想ということで。

とても難解でした。

読み始めて暫くして、
「もしかしたら小さく2巻って書いてあったかな?」と表紙を確かめにいったくらい。

というのも帯や裏表紙に書いてある人物ではない人たちからお話が始まるものの、会話内での人物名が誰を指すのか汲み取るのにとても苦労するのです。


もちろんそれが後々効いてきて「あーなるほど!」とスッキリはするのですが、後々もいいほどというか。
もう少し読み手を信じて情報をくれてもいいんじゃないかなと思いました。
じゃないと考えるのに労力を使って物語に入り込みづらい、かな。

二組のリンクしたカップルのお話なのですが、上下巻くらいにして1カプずつ丁寧に読みたかったです。


ただ、やはりそれぞれ人物の魅力は素晴らしいし、草間さんらしいといえばらしいお話なので、萌はあります!

4

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