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44/55(合計:541件)
伊東七つ生
フランク
ネタバレ
一冊に【すずろ古書譚】と【ピロートーク】という二作品が収録されていて、書き下ろしでそれぞれの登場人物が絶妙に絡んでいます。 【すずろ古書譚】 古書店で働く店員の青年と店にやってくる少年とのお話です。 101巻全巻揃うことが稀な古書を欠けなく一揃い入手したオーナーとそれが誰の手に渡っていくのか見守る青年店員。そしてその一巻目を祖母にプレゼントされた少年。 当初、全く本に興味を持てない少年…
ARUKU
何と言ったらいいのか…。 ARUKUさんの作品を読むと、心の持っていきようをどうしたらいいのか判らなくなる時があるのですが、【画家と音楽家】そして【何処無市ラブストーリー】は私にとってまさにそういう作品でした。 【画家と音楽家】 音楽への情熱を失っていた音楽家と、その日のパンにも事欠くような赤貧の画家が街角で出会う。 音楽家は、画家を通じて自分が知らなかった世界の輝きを知り始める事によ…
中村かなこ
短編がいっぱい入っています。 そのほとんどがファンタジーというよりもおとぎ話のような作品が多くて、雪女の末裔を描いた【雪息子】 道端に咲いていたタンポポとの行く末【花の恩返し】などなど読んでいると、目の奥がジンとするものばかり。 一番好きなのは 【カレーの家】の描き下ろしである【カレーの家…その後】です。両親からも捨てられ恋人にも去られ孤独な男。首をくくろうとした時に天使が現れ一緒に…
語シスコ
表題作【超天国(ドヘブン)】【バケラッチョ】の順で掲載されてますが、【バケラッチョ】からレビュー! 【バケラッチョ】切なさに泣きながら絵面の酷さに大爆笑。 この作品で切なさにうるうる泣きながらも、同時に大爆笑するという技を会得する事ができました。 高校生の霊媒師と異常に怖がりなのに霊感体質高校生とのお話。霊退治と称して霊感体質高校生を欲望の赴くままベロベロ触りまくって、性春爆発!って…
鴨川てるち
幼馴染もの。 大好きな幼馴染・大和が彼女を連れて地元へ帰省してきたところからお話はスタートします。 楓はそれを見てへそを曲げて拗ねるし、彼女を敵対視するし、大和に遠慮なく甘えるし、ねぇ、好きなんだよ、とも言う。恋愛感情をものすごく判りやすくベタに伝えているんです。 今まで読んできた幼馴染ものは「好き」を伝えるタイミングやら、そもそも「好き」でいていいのか?といった葛藤を描く作品が多くて、…
紺野けい子
大学時代の親友同士の再会もの。 ゲイバーで再会する二人。片方には年下の可愛い恋人がいて三人で家飲みすることになります。 お互いゲイだと気付いたのは社会人になってからだと言い合うものの、本当はそうではなかった。 とにかく切ないです。真実が、その気持ちが突き刺さって、ぽろぽろ泣いちゃいました。 15ページ程度の短編でこんな深いところまで気持ちを持ってこさせるなんて凄い、お見事すぎる。 …
もろづみすみとも
どの作品も心のどこかにとどまるお話ばかりで、気に入った順にいくつか…と思ったけど、全部紹介したくなってしまったので掲載順に紹介します。 【悪い人の夢】前編・後編 高校教師と売りをしている高校生。一夜を共にした相手はまさかの教え子だった…。これだけならよくある設定ですが、恋の過程や成就だけではなく、ここに教師の亡き母や生徒の父親との関係、カムアウトといった事を絡めて描いていて、特に墓前での亡…
鳥人ヒロミ
バブル弾けた後の就職氷河期という事もあり就職活動に苦戦する佐伯。そもそもその時が楽しければという理由で、お気軽にドラッグをやっていたような人物で特にやりたい職業がある訳でもなく、今まで真剣に考えてこなかったツケが回ってきている様子です。 一方、喜瀬川は写真家への道を目指す事になり、一緒にいると佐伯の劣等感はますます刺激されてしまう。 そして同性と付き合っている事の親バレ(佐伯はノンケ)などの覚…
2巻全部読み終わっての率直な感想は「読むのにパワーがいる」という事です。元気な時に読んだほうがいいというアドバイスを事前に頂いてましたけど、これは本当でした。 気が弱っているときは読んではいけない。 何故ならカップルの一人、喜多川の背景がめちゃくちゃヘビーなんです。(この作品は普通にリバしてますので、攻め受け固定なしです。) ネタバレします。 自分でも読んでいてごちゃごちゃになった…
深井結己
一つのカップルについて280ページほど割いて描いているので物凄く読み応えがあります。 高校の映画研究会に所属していた二人の馴れ初めから、卒業して遠距離恋愛で離れ離れになりながらも愛を深めていく様子が描かれています。 攻めの滝野は、幼い頃に両親の離婚で母親に引き取られるも再婚後の家庭に馴染めず、ずっと祖父母に預けられて育ちました。 「いいこにしてたら会いに行く」という母親の言葉を信じて…