hepoさんのレビュー一覧

あなたにつけるお薬は コミック

黒木えぬこ 

相手を想うからこそすれ違う

表題作が3話と描き下ろしでたっぷり。
同時収録も3話あって、こちらもしっかり。
どちらも十分なボリュームで読めます。
表題作もいい。だけどやっぱり同時収録に惹かれるわたしです。

【あなたにつけるお薬は】(3話)+【スポーツクラブ大作戦‼︎】 萌2
整体師・ふかみの常連客でエロ漫画家の宮城はセックス依存症で、しないと描けないという変な人。
彼氏と別れたせいで描けないという宮城のとんで…

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こもりのもり コミック

黒木えぬこ 

表題作以外が全部良い

同時収録の方が萌えるというのが、もはや懐かしの「マーフィーの法則」みたいに思えてきました。

【こもりのもり】 萌
ホモバレから引きこもり生活を送る亮のところにやってきたのは、ボタンティアの健。
本編はものすごく駆け足。描き下ろしで萌え補完。
てっきりボランティアが引きこもりになった原因の相手かと思って読み始めたので、ちょっと肩透かしでした。そんなうまい話はないですね。
この話も十分「…

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主人公になんてなれない コミック

黒木えぬこ 

嫉妬は本当に面倒な感情

人と比べるって、どうしてやめられないんでしょう。
「自分は自分」という考えのはずのミニマリストの方々の中にさえ、持っているものの数の少なさで競ったり、自分がいかに持っていないかを発信したりしているひともいらっしゃるわけで、常に比較対象がいて、安心したり不安になったり。
人間とはつくづく面倒なものだなあ。わたしも人間ですが。

【主人公になんてなれない】【きみのためにできる事】
【ぜんぶだ…

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まどかさんは別れたがり コミック

黒木えぬこ 

絶対すぐに読み返したくなる!

黒木さんの描く攻めはなぜ、こんなにもイケメンなのでしょうか。
イケメンだわー。イケメンですわー。
うっとりしていても話は進まないので、レビューをば。

めんどくさがりゆえの黒髪、近視のせいで眼鏡という風貌と愛想笑い。
それらによって勝手に作り上げられたイメージで、今まで女に困ったことがないまどか。
ことごとくストーカー化する元カノに手を焼いた結果…。

後輩に「付き合って(るフリを…

1

かぞくごっこ コミック

菊屋きく子 

ずるい方とずるくない方

ふう…。
再読なのに泣けました。
後半からものすごい勢いで泣かせに来る。

幼馴染みの寿允と斗己(とき)。
性格は全然違うのに、いつも一緒だったけれど…。

寿允の結婚式から始まるこの作品。
最初から切なさで胸が千切れるじゃないですか。
女性と結婚しても、親友なら遊びに行ける。好きな人の子供にプロポーズされて、「そしたら同じ戸籍に入れるなー」なんて妄想してしまう。切ない。

1

恋はしたたかに コミック

菊屋きく子 

恋愛経験=抱いた数じゃないのだよ

遊び人だから恋に慣れているということはなくて。
抱いた女は数知れずと言っても、その一回ずつが真剣な恋だったかは別物で。
いやはや、なかなか興味深い1冊でした。

【恋はしたたかに】(3話+描き下ろし) 萌2
綺麗な顔に人を惹きつける不思議な雰囲気を持っているのに、恋愛経験ゼロの栗崎。
「恋愛は教えられないけど、身体の快楽なら教えられる」
そう言って、関係を持ち始めた先輩社員・北見…

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墨崎くんちの越安さん コミック

菊屋きく子 

流され男子、考える

流されるのって楽ですよね。
自分で考えなくていいし、決めなくていいし、責任も取らなくていい。
その代わりに愛着も執着も湧かないわけで。

付き合うのは相手からの告白か、友人の紹介。
恋愛に関しては常に受け身で、自分から動いたことがなかったリーマンの越安。
そんな越安に告白してきたのは、指導を担当した後輩の墨崎で…。

越安が自分でも言っている通り童顔なので、10才以上の年の差には見…

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人の気もしらないで コミック

菊屋きく子 

男にモテる男とは…

初読のときは萌えなかったのに、読み直すと萌える作品って何が原因なんでしょうね?
この作品も初読ではツッコミまくって、そこまで萌えなかった気がします。
でも読み直すと萌えるのは、単純に既に粗が分かっているからスルーできるせいかもしれません。

【人の気もしらないで】(前後編)+描き下ろし) 萌2
男にモテる男・半原(はんばら)と、女にモテる男・白塚。
お互いの利害関係のために「付き合っ…

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鳥ヶ谷先生は不埒な性癖を飼っている コミック

菊屋きく子 

トラウマとフェチと執着と

自分の気持ちは分かっても、相手の気持ちは分からない。
だから言葉で伝え合うしかないわけですが、相手が無口で無表情なタイプだったら、それも叶わないわけで…。
どうしたら自分が特別だと思えるのか、という悩みを描いた作品でした。

有能な外科医の鳥ヶ谷は、無愛想な態度のせいで患者を不安に陥れてばかり。
唯一鳥ヶ谷を理解している虎塚のサポートで何とか周囲とやっていけている状態。
虎塚がサポート…

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弱虫くんとナイトさま コミック

桃季さえ 

「作画が好き」という前提アリで

2話構成の表題作と短編が2つ収録されています。
表題作はわりとふつうですが、同時収録に関しては両方ともツッコミどころが目につく展開を、「作画が好き!」という気持ちで乗り切れたら、萌える1冊です。

【弱虫くんとナイトさま】(2話) 萌2
街でリーマンの水町が困っているところを助けてくれたのは、同じ会社の星島。
トラウマから人に触れられるのが苦手になっていた水町の手を引いて、外へ連れ出して…

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