chikakumaco
双子でも無いのに、弟のフリをして、高校に潜入する兄、東利。弟の目論見もまぁまぁ謎なんだが、可愛いからまぁ、良しとする。このアホアホな作戦で得をしたのは何と言っても変態エロ教師、北見。アッサリ北見の手に陥落する東利が色っぽくも可愛い。東利の生活が全て、溺愛する弟、南を中心に回っている事を北見は嫉妬していて、大人げ無い余裕の無さ。もっとクールなイケメンかと思ってたのに。弟を卒業しないブラコン兄はBLあ…
せっかく河音家には可愛い弟たちが3人もいるのだから、それぞれのエピソードが欲しかったなぁ、と思う。表題作は、両親の離婚で母を失くし、仕事で不在がちな父の代わりに弟たちの面倒を甲斐甲斐しく見ている長男の歩と、ドイツで幼ない頃によく遊んで貰っていた久堂との再会から始まる。あんなに優しかった九堂が何だかよそよそしい。そう、九堂は淫魔(=インキュバス)と人間のハーフで、夜になると人が変わったように歩に襲い…
心の、柔らかいところ、その奥に小さな引っ掛かりをいつの間にか、残している。そんな物語だと思いました。
引っ込み思案で暗い、春男は会社でもパートのおばさんに凄まれると何も言えない。家に帰れば黙々と集中してドールハウスを作っている。同居していた祖母は入院していて、他に家族は無い。ある日、祖母の道具入れを借りようと探し物をしていたら小さな人形の入った小瓶を見つけて。開けてみると、ランプの精ならぬ妖…
砧先生の作品の中では比較的、エチ度は高めな方かと思います。特に同時収録の「ふつつか者ですが。」はエロい。年上の幼馴染、高臣さんに恋する侑は花婿修行と称して高臣さんから料理を習う事に。どこの安いAVですか⁈ というくらい、エプロン姿の(裸エプロンでは無い。残念!)侑の身体を後ろから弄る高臣さん…。高臣さんは侑が自分の妹と結婚するのだと誤解しているので、嫉妬メラメラで、ドSな感じで迫ります。
まぁ、…
ライバル同士がやがてラブに♡という、リーマン同士の表題作が一番可愛い。全編通して、ヘタレ攻め × 天然煽り受け ってタイプのバリエーションの短編集です。
社内でもイケメンで仕事の出来る遊佐にメラメラとライバル視する相葉。バレンタインのチョコの数、飲み比べ、ことごとく惨敗中の相葉を何故か遊佐は挑発する。「どっちがキスがうまいか勝負しようぜ。」どっちが女を分かってるか?ぐらいの勝負だった筈が、ディー…
アリ地獄的な熊切の愛にまんまとハマる、和智くんがひたすら不憫で可愛い。熊切言うところの「こぼれ落ちそうな瞳」も可愛いし。和智くんは少し前の言い方で言うと、「ハチュ可愛い」んだと思われ。イケメンで引く手数多な筈の熊切の性癖にどハマりしたのか、あの手この手で迫られ、落とされる。婚活を真面目にしていたのに、結果、男と結婚(⁈)しているっていう、スーパーハッピィなラブ・コメディ。こんなイケメンに尽くされる…
その白っぽい絵と細いライン。綺麗な顔なのに時々フッと気を抜いた様な点々目になってしまう。独特の空気感に引き込まれる。
良くも悪くも感情がフラットで、およそ何事にも執着を持たない円谷さんと、彼の勤めるこじんまりとしたレストランに訪れた辰巳。
辰巳は円谷さんの作った物だけが美味いと言い、懐くというか、奇妙な執着を見せる。マナーもわきまえず、周りの人をイライラさせ、傍若無人に振る舞う辰巳に、何となく…
政情が不穏なロラインで、モンタギューや政府の高官に脅迫状をばら撒いている輩がいると言うので、アダムたちは捜査を行う。冒頭では大した収穫は得られないのだが、前国王の弟で王位継承を狙っているだろうサイモンという男が登場して、一気に物語は緊迫した状態になっていく。
アダムは相変わらず、モンタギューに求愛しているが、この堅物のツンデレさんはなかなか手強いまま。アダムも慣れっこになっていて、昼食を共に…
鈴木ツタ先生と言えば、端正なスーツイケメンでしょ♡ と、勝手に決めている。なので、一度読了してから、やっぱりスーツじゃないと、って放って置いたのだが。トピ立てに「貴族の話」を探されている方がいらして、コレがそうじゃなかったかしら? と、思い出して、読み始めたら、止まらなくなって、最後まで読んでしまった。残念ながら、お探しのストーリーはシリアスで、という事だったので、おススメは出来なかったけれど。と…
じわじわと温かい。郊外では割とよくあると思われる、巨大ショッピングモールと地元商店街との共存を目指す、若者たちとそれを取り巻く人々を温かい目線で描いた、BLを越えてハートフルな物語。商店街の酒屋の息子、絢介がワサワサと5人兄弟でいつも騒がしかったり。両親共に息子がゲイであること、その彼氏、美佳を温かく迎え入れていること。そこに葛藤は無い。酒屋の一部を改装した立ち飲み屋に毎日のように、商店街のパン屋…