chikakumaco
一種のホラーだとも思うのだ。掴みかけた「何か」はとても不確かで。その不穏さはとても心をざわつかせる。これを深夜読んでいて、その後とても夢見の悪い心地がして。嫌な気分で目が覚めた。ずっと息を詰めていた。
綴はお人好しで、仕事を押し付けられても断れない。それでいて、そんな自分に疲れている。疲弊している。そんな折、母の急逝を受けて、遠く離れた実家に帰る事になる。
母の葬儀を出したり、遺品の整理を…
兄貴系映画を上映する「メルティ劇場」なるハッテン場からお送りするカップルたちのから騒ぎ。中編と短編からなるオムニバス。
◆「奪って❤︎メルティ劇場」
冒頭はいい感じの導入部篇。この後チンタラ続く表題作よりもこっちの方が私は好き。
彼氏にフラれてヤケになったハルちゃんは、「メルティ劇場」で処女を捨てようとしていた。しかも汚ないおじさん相手でいいや。乱交まがいに汚されてもいいや。
ビックリ…
2組の主従カップルが収録されていて、執事繋がりとはいえ、相互スピンオフとはなっていません。
◾️表題作「執事が眼鏡をはずす夜」
ムッツリ執着執事 × 天然健気ご子息
この2人の年齢差がとっても気になる!執事の緋辻(ややこしいなっ!)は、ご主人の幸之助さまがご幼少のみぎりから執事だったみたいなので、相当の歳の差を感じられるんだけど、クラブで目立つ程の美麗さだったりするので、そーんなに離れて無い…
ちるちるの記事で気になって、気になって。だって「巨根」ですってよ‼︎
なんて、興味深々で手に取ってしまいました。はい。そりゃもぅお下劣な下心満載ですよ。
ところが、アレ⁈ そういうお話しでは無い。というか、それがメインでは無い。件の隼人さんもそーんな巨根では無さそうな…。
勿論、煽情的な帯にある様な。隼人さんのゴッドハンド、ゴールドフィンガーにて、お尻覚醒されちゃうんですけども。そこに淫靡さ…
いやーん♡ 甘あま後日談に差し込まれる前日譚、その名も「beginning」‼︎ シリーズものの映画タイトルの様ですね。
「壊れそうで怖かった」頃の小さくて華奢で、そこいらの女の子よりもきゃわいい敬太とイッケメーンでヤンキーだった頃の智史の出逢いが詳しく描かれています。これを機に前作も読み返してしまった。
うーん甘い♡ やっぱり糖度高っつ‼︎
可愛過ぎる敬太は自分の性癖を自覚しながらも、智史…
甘あまエロトロ後日談。
これを読むのにまた最初っから「エロ漫画家とアシくん」を読み返してほっこり。
先生は今、売れる少女漫画を描けている様です。年末。締め切り前だけど、文月くんを帰省させるという大人な対応をした先生ですけど、寂しくてたまらない。文月くんが現れる前の人生をどう過ごしていたのか自問する始末。寂しくてたまらない先生は部屋のそこかしこで文月くんの幻覚を見てしまう。
んもーっ‼︎ 先生…
「ハイドランジアケージ」が本作のスピンオフとは知らずに先に読んでしまったのですが、互いに相互スピンオフといった感じでもあるので、問題無かったです。むしろ時系列的には「ハイドランジアケージ」を先に読んでいた方が良いかも。
何故なら、「ハイドランジアケージ」にて訳あって引きこもりになっていた快晴さまに性別不明の世話係を雇うという経緯が物語中盤に差し込まれているからです。
樹が天宮家に来た時点で、長…
作者もこだわったという、キャラクターの名称がもう既にエモーショナルに掻き立てられる。雨情、そして四葩。快晴と樹。
本作がスピンオフだと知らなくて。これは快晴の兄・雨情の物語。
巨大企業の後継者である雨情は、その責から早く老成していた。何にも夢中になれない、人生なんてこんなものだと。ところが叔父である朝陽の意味深長な台詞から運命に囚われる事となる。という、緊迫感あるミステリーな出だし。事故に遭っ…
甘あまラブを集めた短編集。
表題作が最も可愛いので、丸っと描いて欲しかった。
◆ 「花束みたいに抱いてくれ」
父の後を継いで若くして社長になった紺。一生懸命やっているつもりなのに秘書の矢澤は冷たい。のみならず、毎日枯れかけの花を社長室に飾る。これは「花の命は短い。社長の座に居られるのも今のうちだけ。」というメッセージなのでは?などと口さがない人たちの噂にのぼる。矢澤が花に込めたメッセージ…
Renta!で「スパダリ」というキーワードで出て来たので、読んでみたんだけど!結果的には「これ、スパダリ(攻め)なのか?」という、疑問が残るものの。兄の海世はハイスペックイケメンだったりするのと、何よりも誰よりも義弟である空也を最優先して溺愛すること憚らないので。これはこれでスパダリと認めて良いのかも。
何を置いても弟ラブ‼︎ 会社の同僚にキモがられようと、弟の空也を甘やかしたい‼︎
そし…