chikakumacoさんのレビュー一覧

愛しのモンスター コミック

上川きち 

純粋にブラコンっていう、今時BL界に珍しいピュアっ子兄ちゃんなのだ。

モンスターペアレントならぬ、モンブラ。モンスターブラザー兄、千明は恋人がいながら、常に弟の事しか考えていない。雅史は全て分かった上で 千明と付き合っているものの、面白くは無い。
千明が愛してやまない弟、泰生に過去、千明がビッチだったことをバラすなどと脅して手に入れた恋人の座でもあるので、雅史としても容認せざるを得ない。そして、千明も脅されたとは言え、幼馴染でずっと側に居てくれた雅史を一番信頼して…

4

それを恋と呼ばずになんと言う コミック

壱あらた 

ファインダー越しに「君の瞳に恋してる」

読後、“Can't Take My Eyes Off You” を フランキー・ヴァリ バージョンで、ゆっくり聴いて。
やっぱりボーイズ タウン ギャング バージョンでハッピー感満載で聴く。
ゆっくり、ゆっくり、高まっていく。あのハッピーな感じ。サビに溢れる幸せ。
そんな感じのストーリーなのだ。王道、と言ってしまえばそれまでなんだけど。

近所に住んでいた少し年上のお兄ちゃん、…

4

策士と奥手の攻防戦 小説

海野幸  みずかねりょう 

今日も心臓ぶち抜かれるほど格好いいな!という台詞に打たれたんだよね〜。

序盤の春人のそわそわとした落ち着きの無さと、どうしても社長の三國に惚れ抜いているという、
そのシーンと『今日も心臓ぶち抜かれるほど格好いいな!』という台詞や『一目で心を奪うとかどんだけ男前なんだチクショウ!』なんて浮かれきった台詞に、嫌が応にも期待したんだけどね。
ドッキワクなラブコメか⁈ と心騒いで昂まってたんだけど…。
これがまぁ、読めども読めども遅々として進まない。読み手側としては、焦…

7

臆病者に愛の手を コミック

上川きち 

臆病になるのは君のせい。さて、臆病者はどっちでしょう?

久しぶりに読んだら、教育係の文啓と藤吾がそれぞれお世話していた 航さんと朔弥さんの物語は「その後」として、「それからのウェディング」に編纂されている事に気付く。一緒にしておいて欲しい。何処へ行ったのかと思っちゃったよ。
家同士が敵対しているというので、教育係の文啓と藤吾は ロミオとジュリエットよろしく 引き裂かれていた。幼馴染だったのに。ところがお世話をしているお坊ちゃん同士はどうやら仲良くなっ…

3

グッドモーニング コミック

夏水りつ 

夏水先生の麗しきリーマン劇場。

夏水先生のリーマンBLへの夢。そう、これは夢。
何処かにこんな麗しいリーマンが生きていると信じて。私たちは生きている。(のかも知れない。)

表題作の「グッドモーニング」、これは酷い。
ノンケである林がとにかく酷い。この酷さだけは妙にリアル。夢のようなストーリー展開の中で、
この男の失礼過ぎる反応だけが 妙にリアルなのだ。
「俺はホモじゃない、全然ホモじゃない。」
ホモホモ、ホモホモ…

3

元童貞は何度でも愛を叫びたい! コミック

山田パピコ 

親友で恋人だから分かること。その想い。何度だって愛を叫べよ、元童貞‼︎

うーん。いつも思うんだけど、続編にはどうしても、ああ、どうしても期待せずにいられない‼︎ので、
ハードルは高い。本作も全体に良かったと思うだけに、きっちり回収して頂きたかった! という思いの方が強くなってしまう。もしかしたら、まだ続くのかな。元童貞はさらにさらに愛を叫んで欲しいのだ。
成長して行く和成には、それくらいの期待はしたい。彼はまだ 高校生だけど、脱・童貞したのだから、良い男になって欲…

3

ダンディーウルフ コミック

上川きち 

素直に甘えて。腕の中で溺れたい。朴念仁が辿り着いた幸せは。

何と⁈ 「捨て犬の浪漫須」のスピンオフです。獣医の三日月先生と恋人になる事を渋々許した 南央くんの兄、馨さんのお話。三日月先生と南央くんもちょっとだけ登場します。
なので、「犬の幸せと僕の憂鬱」それ以前の「カモネギ色恋事変」「愛しのモンスター」も合わせて
作品世界は繋がっている‼︎ と上川先生は「あとがき」でも主張なさっているのですが、多分…前作までを読んでいなくても 無問題です〜。マニアの皆…

4

熱砂の契り -秘密のオアシスに囚われて- コミック

阿川好子 

ゴージャスでスパダリなアラビアンナイトを期待してはいけない。

ゴージャスでスパダリみ溢れるアラビアンナイトを期待しがち。
ある程度ハードル上がった上で読む事になるので、厳しくなりがち。
しかも残念過ぎる事に、王は褐色肌ですら無い。そして、囚われの主人公は女の子に見えてしまう。

留学生のリドワーンは、大学で知り合った優斗を気に入り、合意なく攫い 陵辱監禁する。
元々女の子っぽい優斗に踊り子の衣装を着せてご満悦の王子。
一度は逃げ出そうとするものの…

3

K先生の不埒な純愛【通常版】 コミック

夏水りつ 

恋の逃避行。それは必要で必然だったこと。

振り返ってみれば。私は この一つ前の「野蛮な恋愛」が一等好きで。本作でピークを迎え、完結編へと緩やかに下っていく、というイメージを持っている。

とにかくK先生の蛮行が凄まじく、そもそも翠は感じ易いエッチな身体をしているので、ついつい流されてしまっている。翠は面倒くさい乙女思考に陥りがちなので、この関係にクヨクヨクヨクヨしている。
翠は認めたくないのだ。自分がつい流されている事も、K先生を好…

3

ガチイキ挑発ナイト コミック

イクヤス 

いっそスカッと爽快なまでに。ガチムチ組んず解れつ。

イクヤス先生と言えば!のガチムチ筋肉雄っぱい、雄尻。これでもか‼︎とばかりにエロエロ。
どんなに抱き潰しても 頑丈そうなその身体‼︎エッチにズブズブなんだが、どういうわけだか いっそ清々しいまでに、スカッと爽快なのだ。そこに隠微さは無い。肉体派スポーツみたいな。

表題作が特にいい。「受け」の松井がとにかく男前。スパダリか‼︎ その肉体とイケメンさだけで無く、丸ごと全て「受け入れる」。その懐…

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