chikakumaco
なんと言っても、表題作の続きを知りたい。
それは、いつも一緒で、恋愛未満の愛情と執着を感じていた双子の、初めての個としての成長。
しかし、兄妹であるという事は、死ぬまで切れない強い結びつきなので。
彼等はやはり何者にも敵わない絆があるのだと思う。今池は、いつまで彼に新しい絆を築いてあげられるのか。恋は、介在可能なのか。それを知りたいと思う。
いつか。双子の妹にも、彼女の世界を広げてくれるよ…
子供の頃、シェパードを飼っていて。とても大きくて怖かったので、自分の家なのに、裏口から入ったり。気を反らせて、その間に脇をすり抜けたり。とにかくビビり倒していました。
大人しいコだったのに。
そう言えば、最近シェパードを連れて歩いている人を見かけませんね。
犬養先輩が、キリリと強面なので、シェパードにしたんだろうとは思うけど。
シェパードはもふもふでは無かったと思う。
柴くんがもふも…
この煽情的なタイトルにそぐわず、意外にいいお話し。
高山はるな先生の既刊では、「弟は兄2人のオモチャ。」という、トンデモ3Pを既読でして。
そんなしっちゃかなドタバタなんだろうな、なんて先入観で読んでたものですから、ちょっとびっくり。
意外にしっとりしたトーンで以って、自分の性癖に悩みながら、それをひた隠しにして来た主人公の恋と成長の物語であります。
自他共に認める「つまらない人間」だ…
子役からずっと。いわゆる優等生的な役者として、常にトップを走って来た高人さんにとって。
自惚れる事なく、自分を「器用貧乏なタイプ」だと自己評価する、そのクレバーさに痺れます‼︎
自分の殻を破ろうと単身スペインへ飛ぶ高人さん。
ここに来て、何故スペイン遠征?とも思ったんだけど、高人さんが自分よりもチュン太の才能を認めていて。彼とこれからも肩を並べて生きて行く為に。
彼の細い華奢な身体とは裏腹…
ミモザが好きなんです。
春といっても肌寒いこの季節に、ふわふわのポンポンとした柔らかな花をつける。
その愛らしい黄色の暖かさ。春の訪れを告げる、妖精の様な。
笠井あゆみ先生の美しい表紙にミモザを見つけて、その作品が温かなものに違いないという確信と、
タイトルに抗えない魅力を感じて。
わくわくとページをめくる。
笠井先生の描く絵、そのままに。美しい美少年、光春は、三銃士を自称するいず…
まず、「獣属」という、特殊設定による、ケモ耳+しっぽ。
宗吾と晶のイケメン+美人さんカップルにめでたく可愛いベビちゃんが生まれ、
そのルックスの愛らしさゆえに、それを見ているだけで、もぅ‼︎癒されます。
ああ、なんて可愛いの‼︎
ちょっとした子育てBLでもありますが、そうね、甘あま後日談という感じ。
「獣属」の特性らしく、一度出産を経験すると、「出産可能な身体」というので、誘うようなフ…
後野オカピ先生の作品は、「幼馴染のフラグには期待できない!」が既読でして、
それに比べて、画のタッチがだいぶ ふわっとしてるというか、フニャっとしてるというか。
特に、エッチなお兄さんたちのそのフニャっとした表情、トロ顔のエロさが全体を通して、印象的。
全編通してエッチくさーい作品集となっています。
◆表題作「開発部長のヒミツのお仕事」
カフェで働く女の子から「王子」とあだ名されるキ…
BLに限らず、バッドエンドやメリバに見られる、比較的ベーシックな小ネタを集めた短編集。
表紙もそうですが、描き込みの少ない、白と黒のコントラストのキツさが、底知れない恐怖を煽ります。
◆「何も言わない」
非常によくある話。好きな相手に近づく女子の目を逸らして、自分に向くように仕向け、そうしておいて、振る。女子の顔は最後まで見えない。徹底してモブとして扱われる。
◆「何も知らない」
…
そうなんです! 伏線? の様なもの、が散りばめられているのに関わらず、それぞれ回収されないままに、あっという間に終わってしまう。
色気がダダ漏れで、襲って下さいと言わんばかりのアパートの管理人、悠人。
その色気に惑わされる、ホストの立夏。
悠人のお色気にはトラウマがある。両親に先立たれ、預けられた親戚の家で、叔母に関係を迫られたという。それ故に、人に近付かれる事が苦手。
アパートの管理…
絵がとにかく色っぽくて綺麗。目つきもその表情もエロいのに。
本編では、エチまでは行かなくて。逆にビックリ⁈ (描き下ろしにて巻末にアリ。)
人目を惹くほど美しい千尋は、生徒会長の壮介に何かと構われる。
千尋が気にしていないだけで、クラスでも千尋は何かと構われているのだが、本人は全く気にしていない。それもその筈。千尋は、料理人になりたいという、子供の頃からの夢があるけれど、とにかく勉強して、進…